札幌農学校出身の偉人・新渡戸稲造
私の塾「1対1大学院合格塾」のすぐそばにあるのが北海道大学。
都市中心部からのアクセスがめちゃくちゃいい国立大学です。

都市中心部からのアクセスが良いのは、北大の土地をある意味譲り渡す形で札幌市が発展していったことと関わりがあります。
北大と札幌市とはともに対応する形で発展していきました。
北大の前身は札幌農学校。
ここから近代日本を代表する人物が多数輩出されました。
なかでも、旧制一高校長や戦前の国際連盟 事務次長を務めた新渡戸稲造は戦前を代表する知識人の1人です(以前は5,000円札の顔でしたね)。

研究者であり教育者であり、さらには政治・行政の分野でも活動した彼は、まさに「万能の知識人」と呼ぶにふさわしい人物です。
新渡戸稲造は『武士道』の著者として世界的に知られていますが、それ以外にも数々の著作を残しています。
私は最近 新渡戸の『修養』という本を読んでいます。
これは新渡戸が若い世代に向けて執筆した記事をまとめたもので、人生論・勉強法・人間のあり方などについて語られており、現代にも通じる内容が多いのです。

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「ここだな」の精神とは?
『修養』では「ここだな」の精神について説明があります。
これは「自分をもっと高めよう」・「自分の性格のこういう部分に気をつけていこう」と考えたなら、なにか起きた際も「ここだな」「今こそこの点に気をつけていこう」と決意するという考え方です。
あまりに新渡戸が「ここだな」の大事さを強調するからこそ、札幌の学生の間でこの考え方が流行語のように広まった事が書かれています。
これは一見すると単純ですが、非常に奥深い考え方です。
「ここだな」とは、困難や誘惑に直面したときに「ああ、今こそ自分が試されているときだ」と腹を決める姿勢を指します。
例えば、「毎日勉強しよう!」と決意していても、その30分後には勉強に飽きてしまい、「もう今日は辞めてしまおうかな」と考えることがあります。
そういった時、「ここだな」とつぶやくのです。
つまり、「よし、ここが正念場だ、ここを越えなければ自分の成長はない」と覚悟を決めるという発想です。
これから頑張るのではなく、「ここだな」と捉えいま頑張る。
その発想が「ここだな」の精神に込められています。
これは一見すると単純ですが、非常に奥深い考え方です。
「善事を行なおうとするときには、ああ、平生期しているのは「ここだな」と力を入れて行なう。
懶惰(らんだ)に流れそうになったら、平生自分がいましめているのは「ここだな」と省みて、勉強心にたち返るようにする。どんなに世細なことでもよいから、平生発心したことに接したとき、「ここだな」という観念を持ちさえすれば、発心は継続され、目的に達し得ることと信じる。」
(新渡戸稲造『修養 自分を磨く小さな習慣』三笠書房, Kindle版No.627-639/2854)

勉強もダイエットも、「ここだな」の精神を!
私たちの日常には多くの「誘惑」があります。
勉強しようと思ったらスマホのSNSやYouTubeが「ぜひアプリを見て」という誘惑をしてきます。
ダイエットしようと思ったらコンビニスイーツが誘惑をしてきます。
こういう誘惑にいちいち流されていたらいつまで経っても成長がありません。
一度勉強やダイエットを決意したら誘惑を感じた時に「ここだな、いま正に自分が試されているんだな」と考え取り組んでいくことが重要なのです。
こうやって、決意したことを確実に実行していくことが自分の成長や目標達成と不可欠なのです。
社会が発展し、スマホやコンビニという誘惑が広まった今の時代こそ重要な考え方であると言えるでしょう。

日常の中の「ここだな」
人間の心は常に揺れ動きます。
「今日はもういいや」と思う瞬間は誰にでもあるでしょう。
ですが、本当に成長する人はその瞬間に「ここだな」と思える人です。
たとえば、大学院を目指す社会人にとって、仕事と勉強の両立は大きな挑戦です。疲
れて帰宅したときに机に向かえるかどうか。
休日に遊びに行くか勉強に充てるかを選べるかどうか。
その判断の積み重ねこそが合否を分けます。
そのとき、「ここだな」と思えるかどうかが大切なのです。
私自身もこの言葉を意識するようになってから、日常の小さな選択をより前向きにとらえることができるようになりました。
「明日やろう」ではなく「今ここでやろう」。
「ここだな」の精神を学ぶと、結果は確実に変わっていくのです。

キャリアアップと「ここだな」
この「ここだな」の精神は、キャリアアップや仕事の場面にも応用できます。
たとえば、新しい業務を任されたとき、最初は「自分にできるだろうか」と不安になるかもしれません。
でも、その瞬間こそ「ここだな」です。
逃げずに挑戦した人だけが、新たなスキルや信頼を手に入れることができます。
また、人間関係においても同じです。
たとえば「今日は部下にきつく当たってしまいそうだ」と思ったとき、ぐっとこらえて「今日は冷静に話そう」と決めること。
それも「ここだな」の実践でしょう。
つまり、この言葉は努力や勉強だけでなく、人としての在り方全体に生きる指針になるのです。

まとめ
新渡戸稲造の残した「ここだな」という言葉は、一見すると学生時代の合言葉のようですが、人間の普遍的な生き方に関わる深い哲学です。
勉強でも仕事でも、人生の分岐点でも、私たちは常に選択を迫られます。
そのとき「ここだな」と覚悟を決められるかどうかが、未来を大きく左右するのです。
今日の一歩を先延ばしにするか、今すぐ踏み出すか。
もし迷う瞬間があれば、新渡戸の「ここだな」の精神を思い出してみてください。
きっとその一言が、あなたを前に進めてくれるはずですよ!

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札幌農学校(北大の前身)出身の偉人・新渡戸稲造は著作『修養』で「ここだな」の精神を説いています。困難や誘惑に直面した瞬間こそ「ここだな、いまここで挑戦することが大事なんだな」と前向きに受け止める姿勢を勧めているのです。勉強やダイエット、キャリアの挑戦においても「今この瞬間」に踏み出す覚悟があなたの将来に直結していきます!