社会人が勉強するには「自分ひとりの部屋」が必要だ!

今回のポイント

社会人が勉強するには
「自分ひとりの部屋」が必要だ!
できれば自宅外に「自分ひとりの部屋」を見つけよう!

社会人が進学のために勉強するのに必要なこと。

「仕事をしながら勉強するのって
 なかなか大変…」

社会人の方が大学院を目指すとき
勉強時間を捻出するのが課題となります。

仕事をしたり
家事をしたり。



いつもバタバタしていると
なかなか学習をすすめるのが
困難になります。

ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』をヒントに。

そんなとき、
参考になる本があります。

それが作家
ヴァージニア・ウルフの
『自分ひとりの部屋』という本です。


ヴァージニア・ウルフは
「自分ひとりの部屋」を持つ大事さを
強調します。

もともと、
男性ばかりの作家業界の中で
女性として作品を作り続けた
ヴァージニア・ウルフ。

そのための思いは
次の言葉に集約されています。

「女性が小説を書こうと思うなら、
 お金と自分ひとりの部屋を持たねばならない」

『自分ひとりの部屋』Kindle版No.64-71

 

時代背景で言いますと
ヴァージニア・ウルフの頃(1900年代初頭)は
男尊女卑が甚だしかった時代です。

 
「女性が小説を書くなんて」という偏見と戦い、
名作を生み出すためには

周囲からのやっかみが届かない
「自分ひとりの部屋」が物理的にも精神的にも
必要だったわけです。

雑事・雑音が入らない空間を持とう!

このことは仕事をしながら大学院を目指す
社会人の方にとっても
必要不可欠な視点でしょう。

作品を作ったり
勉強をしたりするには
仕事や家事など日々の「やるべきこと」から
離れられる空間を持つことが
精神の自立につながると
ヴァージニア・ウルフは指摘します。

実際、
やるべき雑事が大量にある中で
本を執筆したり
勉強したり論文を書いたりするのは
気持ち的に難しいのです。

仕事も家事も忙しい中で
勉強をするには
雑事にとらわれない空間が必要とされます。


自分と向き合い
作業をするための「自分ひとりの部屋」を
用意するのが不可欠なのですね。

精神面でも「自分ひとりの部屋」は役立つ!

「自分ひとりの部屋」を持つことは
精神面でも重要です。

仕事をしながら大学院を目指すのは
時として「やっかみ」をもたれるものです。


「大学院を目指すなんて
 何様のつもり?」

「自分だけ出世しようとしている」



時としてそんなやっかみを
言われることもあるかもしれません。


そういった雑音に負けないために
「自分ひとりの部屋」は有効に機能するのです。

カフェや図書館を「自分ひとりの部屋」にしよう!

ただ、この「自分ひとりの部屋」は
自宅内に持つ必要はない、と思います。

自宅に帰ると
あれこれやるべき家事などが気になり
何もできなくなってしまうからです。

なので仕事帰りのカフェや図書館を
「自分ひとりの部屋」に

変えていくといいでしょう。

「テキストを30ページ読むまで帰らない」

「コーヒーを飲みながら問題集を10問解く」

こういう目標を毎回立てて
取り組んでいきますと
雑事に悩まされることなく
大学院進学の対策をすすめることが

できるのですね。

今回のポイント


社会人が勉強するには
「自分ひとりの部屋」が必要だ!
できれば自宅外に「自分ひとりの部屋」を見つけよう!


今の時代、「自分ひとりの部屋」は
自宅に作る必要はありません。

仕事帰りのカフェや図書館のほか
電車内が「自分ひとりの部屋」になる人も
多いことでしょう。

「きょうは●●の分野の学習を終えるまでは
 帰らない」

「自分ひとりの部屋」を使う度に目標を決めると
ダラダラすることなく
勉強に集中できるはずです。

…私も北大大学院の
院生自習室の自分の席には
なるべく毎日行くようにしています。


家や事務所だと
なかなか勉強に集中できないので
行って作業に取り組んでいるわけです。

ぜひ勉強する際は
「自分ひとりの部屋」を見つける努力、
してみてくださいね!

ではまた!


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