大学院の指導教員候補がいなくなることが判明!その際の対応法をお伝えします!

summary

「指導教員が来年異動する…」大学院受験時に判明したとしても悲観せず、「一人でも研究ができる」ようなレベルまで研究計画を作り込めばチャンスを掴むことができます。誰に学ぶかも大事ですが、「何を学びたいか」を明確にし、自分にできる努力を積み重ねていきましょう!

「指導教員候補が来年異動する」ことがわかったらどうすればいい?

「大学院で指導してもらいたい先生が、来年で大学院を移られるそうです……」

このような声を大学院進学を目指す受講生の方から時折伺います。

「この先生に教わりたい!」と考え研究計画を練って研究室訪問に行ったのに、その際「来年から学校を移るんです」と言われる――。

これ、意外とよくあるケースです。

特にある程度若手の研究者の場合、研究上のキャリア形成のために大学院や研究機関を移ったり海外留学に行ったりするのはよくある話です。

はたまた来年度からその先生が退職することやサバティカル(研究休暇)に入ることも多くあります。

これ、大学院受験を考える側にとっては、大きな不安要素になりますよね。

今回は指導教員がいなくなることが研究室訪問でわかった際、どう考えればいいかを解説していきます!

大学院の教員も「職業人」である以上、異動や不在はあり得る

まず前提として、大学教員も一人の職業人なので「異動があることは当然」と考えることが重要です。

定年退職や他の大学院への異動、サバティカルによる長期休暇などがあるのは自然なことです。

サバティカルとは研究休暇のこと。
大学・大学院では7年程度働いたあと1年のサバティカルが与えられるケースがあります。
その期間、授業を離れて自身の研究に専念し業績をあげることが期待されています。

より研究しやすい環境を求めて教員が別の大学・大学院に移籍する、一定期間海外の研究機関に在籍するといったケースは珍しくありません。

ですが、大学院受験生にとっては「自分の研究計画を見てくれるはずの教員がいなくなる」というのは非常に大きな問題です。

とくに、志望校選定の基準として「この先生に指導を受けたい」と考えていた場合、その先生の不在は、受験の根幹を揺るがすことになってしまいます…。

指導教員が不在=必ずしも不利ではない!

とはいえ、「指導教員がいない=受験には不利」と単純に考える必要はありません。

むしろ、発想の転換によってチャンスに変えることも可能です。

たとえば、実際に私が支援した方のケースでは、希望していた先生が現在サバティカル中で海外に滞在しており、戻ってくるのは翌年の夏とのことでした。

そのため、進学後の修士課程1年の前期期間はその先生の指導が受けられない状況にありました。

ほかにも今年で大学院を移ることが決まっていても後任の選定が決まっていないケースもあります。

このような場合、大学院側も「特定の教員との相性」を重視せず、書類や研究計画の完成度、面接での意欲などを総合的に評価して合否を判断する傾向があります

裏を返せば、研究室の体制が流動的なときほど、書類や口頭試問の準備に力を入れることで、合格を勝ち取るチャンスが広がるともいえるのです

通常であればその先生と個人的につながりが深くなければ合格できなかったとしても、指導教員が変更するタイミングなら純粋に「研究計画書」や「小論文試験」「面接試験」の出来具合だけで合否が決まることになります。

捉えようによっては合格可能性が大きく高まるチャンスタイムとも言えるのです。

特に、次に着任する教員がまだ未定のケースでは大学院側が細かな研究内容の専門性に踏み込まずに合否を決めることもあります。

大学院の試験では指導教員との相性などが判断されることもありますが、その場合は研究計画や筆記試験の成績だけで合否が決まることになるのです。

だからこそ「一人でも進められる研究計画」が重要!

指導教員が変わるタイミングで受験をするとき、大事なのは「一人でも研究を進められる」レベルまで研究計画を作り込んでおくことです。

たとえどの先生が指導教員になっても、究極的には自分ひとりでも修士論文を仕上げられる。

そういうレベルの研究計画を作り込んでいたら不利になることはありません。

指導教員になってほしい先生が異動してしまうのはたしかにショックです。

ですが、たとえどの先生に習うことになっても問題ないことを研究計画で示せればむしろ合格可能性を高めることになるのです。

大事なのは指導教員が誰になるかよりも「自分が一人でも研究できるかどうか」なのです。

指導教員が変わるときこそ研究計画を作り込もう!

研究計画書の作成にあたっては、以下のような視点を持っておくと良いでしょう。

  • 研究の目的・意義が明確であるか
  • 調査・分析方法が実現可能であるか
  • 先行研究を十分に踏まえているか
  • 「前期で何をし、後期で何をする」など計画が明確であるか

このように、指導教員が誰になるかわからないという状況をカバーできるくらいまで研究計画を作り込んでおくのがポイントです。

知っておきたいこと!大学院にいる間に指導教員が変わることもある!

ちなみに、ここでお伝えした内容は大学院受験時だけに限りません。

大学院修士課程に進学しても、修士2年になるタイミングで指導教員が急に異動することは実際にあります。

また、博士後期課程まで進学を考えていても、その間に指導教員が異動してしまうこともあります。

私自身の見聞きした話ですが、私が在籍していた早稲田大学大学院教育学研究科の先輩には私が教わった先生の「前の前の先生のゼミ生」という方がいました。

大学院博士後期課程に長く在籍する間、指導教員が2回変わったわけです。

こういうふうに指導教員が途中で変わることはよくあることだと考えておきましょう…!

(そのたびに教員との間で研究方針が変わってしまいなかなか学位が取れないというケースも時折ありますので注意が必要です…)

指導教員の不在を「学びのチャンス」に変える視点を持とう!

指導教員候補の先生が異動してしまう…。

「あの先生に学びたかったのに…」という思いが強い場合、ショックも大きいことでしょう。

ですが、指導教員の移動や不在という事実は、あなたの学びを止める理由にはなりません。

むしろ、大学院での研究は本来 自分自身で深めていくものでもあります。

理想的な指導教員が不在でも、自らテーマを掘り下げ、必要な知識を収集し、仮説を検証していくという姿勢が求められます。

そして、それこそが大学院教育の本質ともいえるのです。

まとめ!大切なのは「誰に学ぶか」より「何を学びたいか」

指導教員が移動する、退職する、不在になる――。

確かにそれは進学を考えるうえで大きな事態です。

ですが、それによって自分の研究テーマや自信まで揺らがせる必要はありません。

大事なことは「誰に学ぶか」ではなく「何を学びたいか」を軸に据えることです

その上で、「この人に学べたら最高!」という理想を持つのが重要です。

教員の動向はコントロールできませんが、自分の研究テーマや姿勢は自分次第で磨けます。

不測の事態にも動じず、研究への意欲を持ち続ける姿勢こそ、合格への最短ルートといえるでしょう。

「先生がいなくなるから無理だ」ではなく、「究極1人でも研究できるように準備する!」。

その前向きな姿勢が、道を切り開く鍵になりますよ!

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