大学院の合格発表はいつ出るのか?〜併願受験の悲劇を防ぐためにスケジュール管理を!〜

summary

「大学院の合格発表はいつ出るのか?」大学院の合格発表は大学院ごとに異なり、3日後〜1か月後と幅があります。ただ、大学院ごとに違うからこそ併願をする場合、ある大学院の「入学金納入期限」のあとに「合格発表日」が来るケースもあります。併願時こそ合格発表日と入学金納入期限の確認を万全に!

ご質問「大学院の合格発表ってどれくらいで出るのですか?」

私の経営する1対1大学院合格塾において時折伺うご質問があります。

それは、

「大学院の合格発表って、どれくらいで出るんですか?」

というご質問です。

がんばって対策して受験した大学院入試、結果が出るまでドキドキですよね。

可能ならば早く出てほしいこの合格発表について今回お伝えします!

合格発表の仕方、昔は掲示板。今はWeb。

大学院受験の合格発表(試験結果)の発表ってドキドキしますよね。

一昔前は大学院の掲示板に掲示されていました。

いまも受験ドラマなどでは掲示板を指さし「あ、受験番号があった!」というシーンが時折放映されています。

もちろん、現在でも大学院によっては合格者の受験番号が学校の掲示板に貼り出されています。

ですが、ほとんどの人はWebで合格発表を確認しています。

いまや大体の大学院の合格発表は「合格者の受験番号をオンライン上にPDFで表示」しているのです。

実際、私が北海道大学の公共政策大学院を受験した際の合格発表もオンライン上のPDF表示でした。

こちらの画像です↓

合格発表日、結果が表示される午前10:00にドキドキしながら北大大学院のサイトをクリックしたのが懐かしいです。

ドキドキしたからこそ合格の喜びはひとしおでした。

ただ、オンライン上での発表よりも実際に大学院の掲示板の前まで行き、「あ、受験番号があった!」と指差しながら確認できたほうがもっと嬉しかったかも、とも思っています。

…人によってはオンラインで合格を知った後、わざわざ大学院まで行き「受験番号を指差して喜んでいる写真」を撮りに行く人もいるようです。

私もそれをやりたかったのですが、当時はコロナ禍&真冬のため面倒で断念してしまいました…(やっていればよかったかも)。

気になる合格発表のタイミングは?

ここまで合格発表の仕方について見てきました。

いよいよ本題の「合格発表のタイミング」について見ていきます。

これ、結論から言うと【大学院によって違う】が正解です(苦笑)。

早いところでは試験の3日後に結果が出るところもありますが、1週間後から1か月後までと時期はバラバラです。

しかも、同じ大学であっても研究科ごとに合格発表のタイミングが異なるケースがあります。

大学院によっては受験の合否判定に関わる人や手順が多く、合格発表までに時間がかかるケースも有ることでしょう。

事務手続きの都合なども絡むため、一概に「〇日後に発表される」とは言い切れないのが実情です。

ですが、この「合格発表までの時間差」が、受験生にとって大きな落とし穴となることがあります。

この落とし穴について見ていきましょう。

併願受験の落とし穴、それが「合格発表日」と「入学金の納入期限(入学手続き締切日)」のズレ。

合格発表日の落とし穴に関わるのは大学院の併願をする場合です。

私の運営する1対1大学院合格塾では「可能であれば複数の大学院を受験しましょう!」と併願作戦をオススメしています。

それは大学院を複数受験することで合格率が上がるだけでなく、試験本番に対する慣れを作ることもできるからです。

特に大学院受験の面接では同じようなことを質問されることが多いため、併願していたほうが面接本番にも焦らずに受験ができるのです。

ですが、併願作戦には1つだけ気をつけるべき「落とし穴」があるのです。

それが「合格発表日」と「入学金の納入期限(入学手続き締切日)」のズレです。

併願時に問題となるのが、合格発表日と入学手続き締切日のズレです。

なかでも「入学金の納入期限」がいつまでか

たとえば、次のようなケースを想像してみてください。

  • A大学大学院の試験日は9月1日、合格発表は9月5日、入学金納入期限は9月27日
  • B大学大学院の試験日は9月3日、合格発表は9月28日、入学金納入期限は10月28日。

A大学大学院もB大学大学院も受験日は2日しかズレていません。

ですが、合格発表のタイミングが大きく異なります。

A大学大学院が「滑り止め」、B大学大学院が「本命」だった場合、A大学大学院の結果だけでなくB大学大学院の結果を見たうえでどちらに入学手続きをするか決めたいはずです

ただ、この状態だとA大学大学院の入学金納入期限はB大学大学院の前に締め切られてしまいます。

9月27日の時点でA大学大学院に入学金を振り込んでいなければ合格が無効となってしまいます。

9月28日にB大学大学院に合格していた場合はいいのですが、B大学大学院に不合格だった場合、A大学大学院の合格が無効となってしまう以上、再度受験しなければなりません。

大学院の入学金は約30万円。

「滑り止め」で受けた合格の権利を保つ金額としてはかなりな額となります。

そのため、併願作戦をした場合「合格発表」の時期と「入学金の納入期限」の時期のズレが大きな問題となってしまうのです。

入学金は戻ってこない現実。

実はこの「入学手続き」に関する問題って、昔から言われています。

大学院受験よりむしろ大学受験の併願時によく問題となるのです。

大学受験の場合、入学金と同時に前期の授業料を納入する必要があるケースもあります。

以前であれば、「振り込んだ後なら一切戻ってこない」という状態でしたが、裁判事例などもあって「前期の授業料は戻って来る」形になりました。

ですが、やっぱり「入学金」は戻ってこないのは同じです。

このあたり、「なんとか対応してもらえないかな…」といつも思っているところです。

(大学院にとっては貴重な収入源なんでしょうけど…)

解決策は「スケジュールの見える化」

こうしたトラブルを避けるために重要なのがスケジュール管理です。

「1対1大学院合格塾」では、受講生の方との講義内で受験する大学院ごとに出願期間・試験日・合格発表日・入学手続き日(入学金納入期限)を表にまとめています。

すべて1つの表にまとめることで合格発表日と入学手続き期限のズレ問題をなるべく避けられる併願先を考えられるようにしています。

また、1つの表にするからこそ「出願しようと思っていたけどうっかり出願期間を過ぎてしまった…」というミスも防ぐことができます。

「頭の中」だけではミスが起きる

社会人が大学院受験をする場合、ただでさえ仕事や家事で忙しい中で進めるのは非常に困難です。

そんな中、スケジュールを「頭の中」で把握しておくだけでは必ず抜けや漏れが出てきます

「出願期間を1日間違えていた」
「入学金の振込を忘れてしまった」
「本命の結果が出る前に、併願校の支払い期限が過ぎていた」

これらは実際に起こる“受験の悲劇”です。

綿密な準備でチャンスを活かす!

大学院受験は、「学力勝負」だけではありません。

スケジュールや出願書類の準備など、事務的なミスをしないための管理力も合否に関わってきます。

また、併願時のトラブルをなるべく減らすために表にまとめるのが大事です。

ぜひ今回の記事をあなたの受験対策に役立ててくださいね!

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なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。



体験授業を随時実施していますのでまずはお気軽にご相談ください。

(出願書類の書き方や面接対策のやり方のほか、どの大学院を選べばいいのかというご相談にも対応しています!)

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