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タッチタイピングをマスターするには?
「藤本さん、どうやってタッチタイピング(ブラインドタッチ)を身につけたんですか?」
先日、20代の方からこういうご質問をいただきました。
キーボードを見ないで文字を打つタッチタイピング(ブラインドタッチ)というスキル。
ふだんから私は無意識的にキーボードを動かしているのでタッチタイピングを実践しています。
こういう質問を頂いて「そういえば自分はどうやってタッチタイピングをマスターしたんだろう…?」と改めて考え直す機会となりました。
たしかに私はキーボードを見ずに文章を打ち込んでいますけど、最初からできたわけではありません。
今回は、私が大学時代に身につけたタッチタイピング習得方法と、タッチタイピングがもたらすキャリアアップにおける意義をお伝えします。

タッチタイピングのスキルはいまも必要!
キーボードを見ずに文字を入力するタッチタイピング。
いちいちキーボードをみて入力するよりも文字入力が早くなりますので仕事や学習の成果が向上するという良さがあります。
ちょっと前まではふだんコンピューターを使う際みんなノートパソコンやデスクトップパソコンを使っていました。
その関係でキーボードを使う機会は多くありました。
ですが、いまはスマホのほうがよく使われています。
スマホではフリック入力などスマホ画面からの入力方法が発展している反面、キーボードでの入力に慣れていない人もいま若手世代で増えているようです。
特にいまは音声入力も発展しているため、キーボードを使わなくても良い機会が増えました。
ですが、音声入力を直す際、スマホでいちいち打ち込むよりもキーボードを使ったほうが早いです。
職場においても、音声入力だけで原稿を作っていると周りが引いてしまうかもしれません。
そのため、今の時代においてもキーボードを見ないで入力するタッチタイピングのスキルは求められていると言えるのです。
いまでは「ふだん仕事以外ではタブレットやスマホしか使わない」というケースも多いです。
そうすると、キーボードでのタッチタイピングを練習する機会も減ってきているかも知れません。
このように、タッチタイピングのスキルは必要とされている反面、練習機会が減ってきているという問題点があるのです。
タッチタイピングができるとPCの作業スピードが一気に加速!
タッチタイピングができるかどうかで、パソコンでの作業は大幅に変わります。
特に、パソコンはタッチタイピングの「応用」であるキーボード上のショートカットキーをどれだけ覚えられるかで業務スピードは大幅に向上するという特徴があります。
Windowsパソコンで言う「コントロールキー+S」でデータの保存、「コントロールキー+C」でコピーなど、キーボード上からのショートカットキー操作は業務効率化につながります。
(Macの場合はコントロールキーではなく「コマンドキー」を使うことになります)
下手に英語や資格を取るよりも「タッチタイピングを習得する」ほうが普段の業務効率化に直結する分有益だと言えるのです。
特に、大学院での学習や研究、また将来のキャリアアップにおいては、このスキルがあるかどうかで大きな差が生まれます。

私が実践したタッチタイピング習得法!
では、どうやってタッチタイピングを身につければいいのでしょうか?
世の中には「タッチタイピング習得ソフト」があれこれありますが、そういうものをわざわざ使わなくても学習ができます。
タッチタイピングソフトにもよりますが、ふだん使わない文章を打ち込んだところであまり入力スピードがあがりません。
たとえば以前 ポケモンの名前を入力するタッチタイピングゲームソフトがありましたが、ポケモンの名前って仕事で入力することはほぼないので「本当に意味があるのかな…」と思ってしまいます。
私が実践しおすすめするのは「キーボードの画像をモニタに貼る」という方法です。
名付けて「キーボード画像貼るだけ練習法」。
これを実践すると、数週間くらいで慣れが発生しますし、数カ月もすればタッチタイピングが自然にできるようになります。
以下の手順でタッチタイピングを学習しましょう!

タッチタイピング直結!「キーボード画像貼るだけ練習法」!
① キーボード画像を印刷する
まず、キーボード画像を印刷します(一般的なものはQWERTY配列となっています)。
(こちらの画像でも構いません)

できれば、各キーをどの指で打つかが色分けされているタイプのものが理想です。
(下のものはフリー素材で探したものですので、ネットで探してもっと良いものを使われるのもいいですね!)。

これを小さく切って、PCディスプレイの端や壁など、視界に入る場所に貼ります。

あまり気にならなければそのままA4サイズで印刷して壁に貼り付けるのもありです!
② ホームポジションを徹底する!
キーボードには「F」と「J」のキーに小さな突起がついています。
ここに左右の人差し指を置き、その横に中指・薬指・小指を揃えて置きます。
これが「ホームポジション」と呼ばれる指の基本位置の目印です。

文字入力後、すぐに左右の人差し指をFとJに置き、他の指を自然に並べる。
この位置を毎回意識して戻すことがタッチタイピングの第一歩です。
③ 指の動きを体で覚える!
ここからが本番となります。
文字を実際に打つ際にはホームポジションを基点に「どのキーをどの指で打つか」を身体で覚えていきます。
どの指をどの方向に動かすと文字が入力できるかを紙に貼ったキーボードを見ながらその都度確認していくのです。
たとえば、「か」と打つには、ホームポジション上の右手中指をそのまま押してkを入力し、ホームポジション上の左小指をそのまま押してaを入力すると打てます。
「た」と打つにはホームポジション上の左手人差し指を右斜上に動かしてtを入力し、ホームポジション上の左手小指をそのまま押してaを入力します。
これらの入力を、自分が貼り付けたキーボード画像だけをみながら動かしていくのがおすすめです。
この練習の良いところは打ち間違えるとその瞬間に「あ、入力ミスだ」と気づけるので、嫌でも正しい指使いを認識できるところ。
よく使う文字、特に母音(a・i・u・e・o)についてはその日のうちに嫌でも場所を覚えることができます。
しばらく使っているとだんだん紙を見なくても「あの文字はここにあるな」と覚えてきます。
気づけば「勝手に指が動く」状態まで行き着けるはずですよ!
「キーボード画像貼るだけ練習法」の注意事項!
さあ、ここまで「キーボード画像貼るだけ練習法」を見てきました。
この方法、ただキーボード画像を毎回見るだけなので手間もお金もかかりません。
いい方法なのですが、慣れるまでついつい実際のキーボードを見てしまいがち。
なので注意事項は「キーボード画像だけをみて、実際のキーボードはゼッタイ見ない!」こと。
特に人差し指だけで毎回キーボードを打ち込んでいる人の場合、「キーボードを見ないで打つなんてムリ」と拒否反応が強く出るケースがあります。
ですが、タッチタイピングを練習するためキーボードを見たい思いをグッと我慢し、人差し指だけでなく左右10本の指全部を使って入力する「決意」を持って取り組んでいただければと思います。
最初のうちは「キーボードを見ながらじゃないと打てない…」と思われるかも知れませんが、キーボード画像を見ながらでも意外と指が動かせるのを実感できればだんだん入力スピードが早くなるはずです。
「キーボード画像貼るだけ練習法」のメリット
「キーボード画像貼るだけ練習法」には以下のようなメリットがあります。
- 視線を動かす必要がないため集中が途切れにくい!
- 体で覚えることで自然にスピードが上がる!
- 暗記型でないので感覚的に定着しやすい!
- コストゼロ!
- 導入が簡単!
一見アナログに見える方法ですが、実は非常に合理的な方法なのです。
タッチタイピングは学びのスピードを加速させる!
大学院の授業や研究では、レポートや論文を大量に書くことになります。
最近では、講義中にノートパソコンでメモを取るのが当たり前になっています。

ここでタッチタイピングができると、以下のような効果が得られます。
- 講義中に要点を逃さず記録できる
- レポートの作成時間が圧倒的に短縮される
- 論文執筆時のストレスが軽減される
私自身、大学時代にこのスキルを身につけたおかげで、課題や論文の作成が非常にスムーズに進みました。
書く作業が苦にならなくなったという意味で、学習のハードルが一気に下がったことを実感しています。
タッチタイピングはキャリアアップの第一歩!
私の経験から言っても、タッチタイピングができると業務効率・学習効率が大幅に向上します。
しかも、身につけるのにお金はかかりません。
紙のキーボードを印刷してディスプレイに貼るだけ。
あとは、毎日少しずつ意識して指を動かすだけです。
タッチタイピングをマスターすることで、仕事もキャリアアップもすべてが大きく進みます。
キャリアアップ直結のスキルである「タッチタイピング」、この機会に学んでいきませんか?

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キーボードを見ないで文字を打つタッチタイピングのスキル。これ、下手に英語や資格勉強をするより圧倒的に役立つスキルです。学習方法のオススメは、キーボード画像をモニタの隅や壁に貼り、それを見ながら指を動かすだけ(ホームポジションに必ず戻すのを習慣化してください)。それだけでだんだん指が動くようになってきますのでおすすめです!