先行き不透明な時代、社会人こそ大学院進学という選択肢を。

summary

海外では世界的な不況を見越し、大学を出た後すぐ就職するのではなく大学院進学を検討する若者が増えています。先行き不透明な時代、社会人こそ大学院進学で新たな知識や人脈を得て、キャリアの幅を広げることが大切です。ぜひ学び直しの一歩を踏み出しませんか?

「大卒は無意味だから大学院に行く」風潮が広まっています

「大学卒業後はとりあえず就職する」。

こういう価値観が世の中に広まっていましたが、いまこの価値観に揺らが出ているようです。

先日、こういう記事を読みました。

「若者は大学院を目指す、経済不確実性で就職氷河期に-学士号は無意味」という記事です。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-04-14/SUN823DWRGG000

この2025年4月14日付のこのBloombergの記事では世界的な景気後退が予想される現在、現役大学生が現時点での就職を避け、あえて大学院進学を選ぶ動きが目立ってきていることが紹介されています。

就職を避けて大学院進学。

これは不況時で採用数が減少する時期の典型的な動きです。

かくいう私自身が現役学生時代に早稲田大学からそのまま早稲田大学大学院に進学したのも、2008年のリーマン・ショック後の世界的不況が要因となっています。

大学院進学を目指すのは単に就職時期をずらすだけでなく、大卒の状態から大学院卒の状態にレベルアップすることでさらによい就職先を目指す、という思いの現れでもあります。

この考え方、非常に重要だと思います。

学生だけではなく社会人にとっても重要な視点でもあるからです。

将来が見えにくい今だからこそ、大学院で学び直す」という選択肢は、社会人にこそ必要とされているものではないでしょうか?

今回は「先行き不透明な時代、社会人こそ大学院進学を!」というテーマでお送りします。

VUCA時代の到来と、求められる「新たな学び」

近年、「VUCA(ブーカ)」という言葉を耳にする機会が増えました。

VUCAとは、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取ったもの。

要するに「将来の予測が非常に難しい時代である」ということを示しています。

たとえば、次のような意見を聞くことはないでしょうか?

  • AIの進化で、仕事がなくなるかもしれない…
  • 為替変動や物価上昇で、業界の構造が変わるかもしれない…
  • 働き方改革や副業解禁で、ひとつの職場にとどまる時代が終わりつつあるのでは…

これらの意見はいずれもVUCAな時代を示す特徴だといえます。

世の中がVUCAで予測できない時代、今自分が持っているスキルや能力だけで「逃げ切れる」かというとそうとは言えません。

このような時代においては、今持っているスキルや能力、さらに言えば肩書きだけに依存するのではなく、新たな知識・視点・専門性を身につけていくことが不可欠になります。

その手段として、いま改めて注目されているのが「大学院進学」なのです。

社会人こそ大学院で「キャリアの幅」を広げよう!

大学院進学と聞くと、つい次のようなイメージを抱いてしまう方も多いかもしれません。

  • 「大学院って理系の研究者が行くところじゃないの?」
  • 「自分の年齢で進学なんて、周囲から浮くのでは?」
  • 「忙しい社会人が通うのはムリ…」

ですが、今では社会人を対象とした大学院や、夜間・週末・オンライン中心のカリキュラムも整備されています。

毎年7,000-8,000人の社会人の方が新たに大学院修士課程に入っていることを考えると、「働きながら学ぶ」ことも現実的になっています。

社会人の方が大学院進学をする意義は次の3点に集約されます。

①新たな専門知識を獲得できる!

現場での経験を土台に、理論を学ぶ。

これにより、職場でやっている「実践知」と理論的な「学術知」とを統合できるようになります。

両方の視点があるからこそ、大学からそのまま進学した大学院生よりもより深い視点から学ぶことができます。

これは、実務にすぐに活かすことができます。

また、それだけでなく、管理職(マネジメント)側になる際にも事業の戦略立案をする際にも大いに役立つのです。

②人的ネットワークが拡大する!

大学院には、異業種・異職種の社会人が集います。

そうした仲間と一緒に学びディスカッションなどをしたりする中で多様な人脈形成をすることができます。

それが新規事業を作るきっかけにもなるのです。

③キャリアの「再構築」とキャリアチェンジにも役立つ!

たとえ今の仕事に不満がなかったとしても、10年後・20年後の自分にとって最適とは限りません。

また、いまのスキルだけで「逃げ切れる」わけではありません。

こういった大学院進学をきっかけに新たなキャリアを作っていくことができます

具体的には転職・昇進・独立・起業など、新たな選択肢が開けていくのです。

「変化から逃げる」のではなく「変化に備える」

これからの時代に必要なのは、「変化を恐れること」ではなく、「変化に対応する力」です。

VUCAな状況においてはどんな状況になったとしてもその変化に対応していくことが求められるのです。

大学院進学は、そのための有効な「武器」となります。

もちろん、学費や時間的制約など、簡単に決断できない面もあるでしょう。

ですが「社会人になったら学びは終わり」ではなく、「社会人こそ学び直しのステージに立てる」時代が到来していることは間違いありません。

前述の記事に登場する大学生たちが、将来への不安を逆手にとって「学び直し」を選んでいるように、私たち社会人も「VUCAの時代だからこそ学ぶ」という姿勢が求められているのです。

あなたも「次の一歩」を踏み出しませんか?

今回お伝えしてきたように、大学院進学は何も現役学生だけに限定されたものではありません。

また、「キャリアに行き詰まった人」のものではありません。

そうではなく、VUCAな状況においても楽しく生きていく・仕事をしていくために大学院進学は役立つのです。

「今の仕事にやりがいはあるが、もっと広い視点を得たい」

「将来に備えてスキルを再構築したい」

「自分の可能性を広げたい」

そんな前向きな社会人のあなたにこそふさわしいチャレンジが大学院進学なのです。

VUCAな状況だからこそ、自分の足で未来を切り開く意味で大学院進学の意義も高まってきています。

いまこそ、大学院という選択肢を「自分の未来の武器」として手にしてみませんか?

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