京都ブランドの裏側。価値がないものに価値を見出す姿勢を!

今回のポイント

価値がないもの・本来捨てるもののなかに
別の価値が隠れている!

年末年始で帰省中。

年末年始の時期ですね!


お仕事のある方もお休みの方も
有意義に過ごしていきたいですね!



私は12/29に仕事納めをしたのち、
実家のある関西の方面に戻ってきています。


いまこの原稿を書いているのが
大阪駅の屋上のガーデンエリア。

大阪駅から長いエスカレーターを
登るだけで来れる場所。

札幌と違い
コートがなくても過ごせるのが
ありがたいところです。

(感覚でいうと、
 10月半ばの札幌のような感じです)

雪がないというだけで
日本の広さを感じます。

京都ブランドの裏側トーク。


さて、関西への帰省中、
友人(ブログ仲間)から
「京都のブランド力の裏側」について
教えてもらう機会がありました。


ここからの話は
その方からの「受け売り」なので
割り引いて読んでいただければと思います。

地域がブランドになっている中でも
「京都」ブランドへの重みは
非常に大きいです。

私は兵庫出身なので
神戸や大阪を歩いても何も感じませんが
京都に来るとなぜか
少し緊張します(笑)

京都駅前と京都タワー


背筋が伸びる思いでいっぱいになります。


京都というだけで
底知れない深みがあるような感じを
思っています。

三条大橋

(1000年を超える歴史があるのは
 伊達ではありません)

価値がないと思われているものに価値を見出す姿勢。

ただ、この京都ブランドには

「価値がないと思われているものに
 価値を見い出していく」

という側面もあるようです。

たとえば京都名物の「湯葉」がそうです。

湯葉って豆腐をつくるときに
「ついで」にできるようなものです。


本来はそれだけでは
食べるものではないですし、

豆腐のほうが
本来価値が高いものです。


でも京都では
「高級湯葉」のような形で
ブランドにして販売をしています。

(湯葉の会食を食べると
 4,000円くらいします)

鍋料理にはお麩(ふ)を入れることがありますが
京都はお麩の種類が豊富です。

で、このお麩も
本来はそんなに高いものではないですが
京都ブランドが付くだけで
一気に値段が上がります(笑)


京都といえば「にしんそば」も有名ですが、
これもある意味不思議な話です。

なぜかと言うと
にしんそばの原材料である
にしんは江戸時代から北海道産のものが
使われてきましたし、

だしに使う昆布も
これまた北海道産です。


実は京都要素がほとんどない食べ物なのですが、
京都で食べると
にしんそばが2,000~3,000円します(笑)

これをセコいと言ってしまう事もできますが、
みんなが価値を見いださなかったことに着目し、

「これにはこういう価値がある!」

と提示しているのが
京都ブランドのすごいところなのですね。

ホルモン焼きにも通じる!

よく考えると
大阪名物のホルモン焼きにも
該当する発想です。

豚や牛の内臓って
もともと捨てるものでした。

捨てるを関西弁で「放る(ほうる)」といいます。
(地域によっては「ほかす」ともいいます)

ものを「もん」ということもあります。

なので
放るもの、
つまり「ほうるもん」だったから
ホルモン焼きというわけです。

これが正当な
京都や大阪文化の評論とは言えないことは
百も承知ですが、

みんなが価値を見いださなかったものに
価値を見いだし
ブランドにしていく発想って
学ぶことが多いと思うのです。


今回のポイント


価値がないもの・本来捨てるもののなかに
別の価値が隠れている!

勝手に「価値がない」って思っていませんか?

実はこの発想って、
自分自身のキャリア形成にも繋がります。


今後の自分の生き方や働き方を考えるとき、
自分の中で

「これ、あまり意味がなかったな」

「価値がないな」

と思っているような経験に
自分の今後のキャリア展望のヒントが有るケースも
あるのです。

たとえば私はもともと高校教員をしていたとき
かつて大学院に通っていた経験について
それほど役立ったようには感じていませんでした。

ですが
いま自分で塾を経営したり
受講生の方のアドバイスをしたりする際に
大学院時代の経験が
大いに役立っています。

かつてはあまり価値を感じていなかった経験に
大きな価値を見出すようになったのです。


また私は以前 週1回
知り合いのバーで
バーテンダーを
やっていたことがあります。



当時は全く売上にもならず
休みもなくなるので
あまりプラスになるところがありませんでした。


ところが今になると
この経験を通して経営を勉強したことが
受講生の方に経営学について講義する際に
役立っているのです。



あまり価値を感じていないこと・
意味がないなと思っていること、

もっというと
「これ捨ててしまったほうがいいな」と
思う経験の中に、

実は今後のヒントがあることも
あるのです。

「価値がない」と思っているのは
自分の単なる思い込みかもしれないのです。

ちょうど年末年始の時期は
イヤでも今年の振り返りをする他
「来年はどういう1年にしようか」と
考える機会もあることと思います。


今年の手帳やカレンダーを見返して
今年の経験を振り返り
「今後に役立てられるものはないか」
考えてみるのもいいですね!


あるいはこれまでの自分の経験を振り返るという
自分の棚卸しをしてみるのもオススメしますよ!

さて、今年1年本当にお世話になり
ありがとうございます。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

 

ではまた!


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