勉強の最大の弊害は学習性無力感!「もっと勉強しないと…」が卑下に繋がっていませんか?

藤本研一
Digest!
勉強って謙虚さを学ぶいい機会ですが、
行き過ぎると「自分は全然ダメ…」と
自己卑下につながることがあります。
 
学習性無力感ともいえるこの状況、
私は勉強の最大の弊害だと考えています。
 
実際、大学院でもこういう方は時折います。
 
せっかく勉強する以上、
新しい挑戦とセットで行い
学習性無力感に注意が必要ですね!

☆本日の内容は動画でもお伝えしています。
 動画にしかない内容もありますので
 気軽に聞き流してみてください。

学習性無力感に陥っていませんか?

私は今年4月から大学院に入り
勉強を開始しています。

勉強自体は楽しいことですが、
ふと最近あることに気づきました。

それは「学習性無力感」のようなものに
陥っているのではないか、
という点です。



学習性無力感とは心理学の用語です。

自分の行動が結果につながらない状況を
何度も経験するなかで
次第に自分から行動を起こさなくなる
ことをいいます。


例えば勉強をしている中で
難しい内容が続いていると

「頑張ってもどうせ自分はわからない…」

と自分に諦めを感じることがあります。

しだいに
何もやる気がしなくなっていきます。

こういうのが学習性無力感なのです。


ある意味、
「努力してもムダ」
「頑張っても意味がない」
と悟ってしまうことと言えるかもしれません。

社会人も学習性無力感に。

この学習性無力感のような状態って、
社会人にもしばしば見られます。

職場で求められる水準が高く
日々怒られてばっかりいるとき、

「自分は何をやってもできない」
「頑張ってもムダだ」

気持ちが下がってしまうことがあるのです。

この学習性無力感、
大学院やセミナーなどで勉強していても
感じることがあります。


勉強していて新しい知識が出てくるなかで、

「自分はまだまだ勉強が足りない…」

「もっと学ばないといけない…」

と思うことって時折あるかもしれません。



これが自分のやる気に繋がっている間はいいのですが、
「もっと学ばなきゃ」と思うあまり
新しい実践ができなくなることがあります。

「自分はまだまだ勉強が足りないから
 自分でなにかするなんておこがましい…」

だんだん、自分の自信が下がってくることもあるのです。


これ、勉強の最大の弊害だと
私は感じています。

勉強の最大の弊害。

勉強するのってたしかに大事です。

新しい知識・スキルを身に着けるため
謙虚に勉強するのは自分の実力向上に
つながります。


ですがその反面、
「自分はまだまだ不十分…」
「全然、いまの自分ではダメだ…」
「学習性無力感」のような状態に
なってしまうケースもしばしばあるのです。


実際、大学院で「学習性無力感」に陥っている人は
たくさんいます。


「もっと勉強しないと論文は書けない…」

「これくらいの調査量だと
 まわりに馬鹿にされるかも…」


そう思って何も論文を書いたり
発表したりしないまま
ズルズル何年も経ってしまうことが
よくあるのです。


かくいう私も、今年から大学院に通い始めていて
「学習性無力感」のようなものに
陥っているのではないか、
と感じることがありました。


学ぶべき項目がたくさんあって
それを日々読書などで学んでいるうちに、

「自分はもっと勉強しないといけない…」

「だから自分が新しいことを始めるなんて
 おこがましい…」

と感じてしまうことがあるのです。



実際、今年の塾の運営においても
大学院の学習に追われ
昨年と同じことをただこなしているだけ、
になってしまった側面がありました。


大いに反省しているところです。


自分を卑下するなら本末転倒。


勉強するのは大事なことですが、それが
「自分なんて全然ダメ…」
「もっと勉強しないと何もできない…」
などと自分を卑下する状態になるなら
本末転倒です。

学習性無力感のような状態にならないよう
注意が必要ですね!


今回のポイント


勉強は大事。
でも、自分を卑下していないか注意が必要!

勉強が自己卑下に通じていませんか?

勉強は自分に謙虚さを教えてくれます。

ですが、それが行き過ぎると
自分への無力感にも
つながってしまうことがあります。

かくいう私自身も
こういう状態に陥りかけていたことが
今年何度もありました。

勉強するなら新しい挑戦とセットで!


せっかく大学院で勉強するのであれば、

「勉強もするけど、
 学んだことを活かして新しいことを
 やってみる!」

「学んだことを伝える機会を作る!」

などと新たな挑戦もセットでやってみるのを
おすすめします。

そうでないと肝心の本業の方が
おろそかになってしまうこともあるからです。

学ぶことが自分の卑下につながっていないか
注意した上で、
大学院生活を実り多いものにしてくださいね!


ではまた!


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