ゴールドラッシュ!夢を追って金を掘った人々。
時はゴールドラッシュの頃。
夢を追った多くの人々が
アメリカにやって来ていました。
目的は金鉱を見つけるためです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/09/gold.jpg)
『新・完訳 成功哲学』という本には
こういう話が出てきます。
金脈は見つかるか?
ダービーという人物が借金をして
叔父とともに金脈探しにやってきました。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/09/f892feeb7080987f7a2790b1ef59804b.png)
土地の権利を買い、
情熱を持った上で
来る日も来る日も金鉱を掘り続けます。
その努力が実り、
あるとき貨車一杯分の金鉱石が見つかりました。
調査してみると嬉しいことに
この場所はコロラド州で最も儲かる金鉱石のひとつであると
証明されました。
あとは金鉱石を
貨車何杯か出荷するだけで
借金を完済することができます。
それ以降は大金持ちへの道が見えてきます。
ダービーとその叔父は意気揚々と掘り続けました。
来る日も来る日も掘り続けます。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/09/turuhasi-768x1024.jpg)
…ところが、それ以降、
いっこうに金鉱石が見つかりません。
何をやっても空回り。
だんだん、資金も底をついてきます。
2人の表情にも
「これはムリではないか」という色が
浮かんできます。
「ついに、彼らはあきらめることにした。
その機械設備をある廃品回収業者に数百ドルで売り払うと、
汽車に乗って故郷に帰った。
廃品回収業者の中には頭のよくない業者もいる。ところが、この廃品回収業者はそうではなかった。
鉱山技師を呼び寄せると、
この採掘坑と簡単な評価計算作業をさせてみた。この技師の話によれば、
ダービーの仕事が失敗した原因は、
”断層”のことをよく知らなかったためだった。この技師の計算が正しければ、
鉱脈は、ダービーが掘削をやめたところまで
あとわずか1メートルのところで
見つかるはずだという。そして実際にそこで金脈が見つかったのだった」
(『新・完訳 成功哲学』37-38ページ/543ページ)
なんと、あと1メートル掘っていれば
金脈にたどり着いていたのです!
あと1メートルだけ掘れるか?
これまでずっと掘り続けてきたことを思えば
1メートル掘るなんてほんのわずかの労力。
あと少しで
夢を叶えられていたにも関わらず、
たいへんもったいなかったのです。
ここから学べるのは
諦めず「もうあと1メートル掘ること」と
「専門家に聞いてみる」ことの大事さです。
この話、大学院受験などにも言えます。
あと少し、努力していたら
合格していた。
そういう人は実際にいるのです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2019/11/zasetsu.jpg)
自分の可能性という鉱脈を掘れ!
自分の才能や能力を信じ勉強することは
鉱山を掘るのに似ています。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/09/f44bc3053c9244bf0e6257e0783db4d0.png)
勉強するということは
自分の内面にある可能性を信じ、
日々その可能性を掘り当てていくことと同じだからです。
どれだけ普段から学習をしていても、
なかなか結果が出ない。
そんなとき、
「自分には才能がない」
「どうせうまくいかない」
と諦めてしまっているケースも多くあります。
ですが、
「あと1メートル」掘れば
結果につながることも多くあるのです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/09/686b35d1da9d8bae7a4830f2a8ad5a1a.png)
諦める前に専門家に聞いてみる!
であれば、やるべきことは
一度専門家に
「このやり方で努力してきたけれど、
このあとどうすればいいのでしょうか」
と聞いてみることが必要でしょう。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2021/09/talk-1024x684.jpg)
ダービーが放棄した場所を廃品回収業者が
専門家に調べてもらったように、
必要な助言も得られるはずです。
なお、『新・完訳 成功哲学』では
このダービーさんが金脈での失敗を胸に
保険業の分野で成功した話が出てきます。
決して「かわいそうな人」で終わったわけではないのです。
今回のポイント
自分の可能性を信じられなくなっても、
あと1メートルだけ掘ってみる!
専門家からの助言もお忘れなく!
夢を叶えるまであと1メートルのことも。
努力しても、
まったく成果が出ない。
勉強しても、結果につながる感じが
まったくしない。
そんなとき、
「どうせ自分にはムリだ」と思いたくなります。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/09/koukai_turai.jpg)
諦めたくなります。
ですが、そこで「あと1メートル」だけ
自分の可能性を掘る努力が
道を開くことも多いのです。
その努力がつらい場合は
一度専門家に聞いてみることで
適切な助言も得られることも多いでしょう。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/07/kougi2-1024x768.jpg)
私も大学院受験をはじめ
社会人のキャリアアップ支援の専門家として
お役に立てるよう、
今後も努力していきたいと思います!
ではまた!
Digest!
ゴールドラッシュ期のアメリカ。
意気揚々と掘ったものの、挫折した人も多いです。
なかには「あと1メートル掘っていれば金脈が見つかった」
ケースもあります。
勉強をするのは自分の可能性を信じ
日々鉱脈を掘る作業に似ています。
「どうせ自分にはムリ」と、
あと1メートルのところで諦めていることも
多いかもしれないのです。
あと1メートルの努力、大事です!