自分の可能性をあと1メートルだけ掘ってみる!ゴールドラッシュ期の失敗から学ぶ、勉強の極意!

藤本研一

Digest!
ゴールドラッシュ期のアメリカ。

意気揚々と掘ったものの、挫折した人も多いです。

なかには「あと1メートル掘っていれば金脈が見つかった
ケースもあります。


勉強をするのは自分の可能性を信じ
日々鉱脈を掘る作業に似ています。

「どうせ自分にはムリ」と、
あと1メートルのところで諦めていることも
多いかもしれないのです。

あと1メートルの努力、大事です!

ゴールドラッシュ!夢を追って金を掘った人々。

時はゴールドラッシュの頃。

夢を追った多くの人々が
アメリカにやって来ていました。

目的は金鉱を見つけるためです。


『新・完訳 成功哲学』という本には
こういう話が出てきます。


金脈は見つかるか?

ダービーという人物が借金をして
叔父とともに金脈探しにやってきました。

土地の権利を買い、
情熱を持った上で
来る日も来る日も金鉱を掘り続けます。




その努力が実り、
あるとき貨車一杯分の金鉱石が見つかりました。


調査してみると嬉しいことに
この場所はコロラド州で最も儲かる金鉱石のひとつであると
証明されました。

あとは金鉱石を
貨車何杯か出荷するだけで
借金を完済することができます。

それ以降は大金持ちへの道が見えてきます。


ダービーとその叔父は意気揚々と掘り続けました。




来る日も来る日も掘り続けます。


…ところが、それ以降、
いっこうに金鉱石が見つかりません。


何をやっても空回り。

だんだん、資金も底をついてきます。

2人の表情にも
「これはムリではないか」という色が
浮かんできます。

「ついに、彼らはあきらめることにした。

 その機械設備をある廃品回収業者に数百ドルで売り払うと、
 汽車に乗って故郷に帰った。


 廃品回収業者の中には頭のよくない業者もいる。

 ところが、この廃品回収業者はそうではなかった。
 鉱山技師を呼び寄せると、
 この採掘坑と簡単な評価計算作業をさせてみた。

 この技師の話によれば、
 ダービーの仕事が失敗した原因は、
 ”断層”のことをよく知らなかったためだった。

 この技師の計算が正しければ、
 鉱脈は、ダービーが掘削をやめたところまで
 あとわずか1メートルのところで
 見つかるはずだという。

 そして実際にそこで金脈が見つかったのだった」

(『新・完訳 成功哲学』37-38ページ/543ページ)


なんと、あと1メートル掘っていれば
金脈にたどり着いていたのです!

あと1メートルだけ掘れるか?


これまでずっと掘り続けてきたことを思えば
1メートル掘るなんてほんのわずかの労力。

あと少しで
夢を叶えられていたにも関わらず、
たいへんもったいなかったのです。

ここから学べるのは
諦めず「もうあと1メートル掘ること」と
「専門家に聞いてみる」ことの大事さです。



この話、大学院受験などにも言えます。



あと少し、努力していたら
合格していた。

そういう人は実際にいるのです。

自分の可能性という鉱脈を掘れ!



自分の才能や能力を信じ勉強することは
鉱山を掘るのに似ています。

勉強するということは
自分の内面にある可能性を信じ、
日々その可能性を掘り当てていくことと同じだからです。



どれだけ普段から学習をしていても、
なかなか結果が出ない。

そんなとき、
「自分には才能がない」

「どうせうまくいかない」

と諦めてしまっているケースも多くあります。


ですが、
「あと1メートル」掘れば
結果につながることも多くあるのです。



諦める前に専門家に聞いてみる!


であれば、やるべきことは
一度専門家に

「このやり方で努力してきたけれど、
 このあとどうすればいいのでしょうか」

と聞いてみることが必要でしょう。

ダービーが放棄した場所を廃品回収業者が
専門家に調べてもらったように、
必要な助言も得られるはずです。


 なお、『新・完訳 成功哲学』では
 このダービーさんが金脈での失敗を胸に
 保険業の分野で成功した話が出てきます。

 決して「かわいそうな人」で終わったわけではないのです。

 

今回のポイント


自分の可能性を信じられなくなっても、
あと1メートルだけ掘ってみる!
専門家からの助言もお忘れなく!

夢を叶えるまであと1メートルのことも。

努力しても、
まったく成果が出ない。


勉強しても、結果につながる感じが
まったくしない。


そんなとき、
「どうせ自分にはムリだ」と思いたくなります。

諦めたくなります。


ですが、そこで「あと1メートル」だけ
自分の可能性を掘る努力が
道を開くことも多いのです。



その努力がつらい場合は
一度専門家に聞いてみることで
適切な助言も得られることも多いでしょう。

私も大学院受験をはじめ
社会人のキャリアアップ支援の専門家として
お役に立てるよう、
今後も努力していきたいと思います!


ではまた!


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