毎年同じことをやっていませんか?
現状維持は2%の衰退、と心がける!
「忙しすぎて何もできない…!」
「朝から晩までひたすら忙しく、
何もできない…!」
いまでこそ自分で塾を作り、
自分の塾で仕事ができるようになりましたが、
高校教員時代の私はひたすら仕事に追われていました。
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担任としての取組や担当する業務の準備、
各種打ち合わせに追われてしまい、
ある日、ほんらい最も力を入れるべき
講義準備が全くできなかった時がありました。
冬の、特に冷え込みが激しい日のことでした。
多忙すぎるからの開き直り。
講義準備は全くできていませんでしが、
あまりに多忙で頭がボーッとしており
「できないものはできないから、
何を言われてもどうしようもできない」
と開き直っていた日があります。
あと数時間で授業が始まるのに、
なにも用意ができていない中、
そういう思いが胸にありました。
朝からそういう開き直りをしていたところ、
まさかの「大雪警報」発令で
休校が決まりました。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/09/snow-683x1024.jpg)
たいへん不謹慎ながら
そのとき「助かった」気持ちになった記憶が
私にはあります。
高校教員1年目、
ひたすら業務におわれていた頃の1コマです。
あまり思い出したくない
記憶となっています。
教員でもっとも大変なのは1年目!
私の例に限らず、
教員っていちばん大変なのは
【教員1年目】だと言われています。
業務に慣れていないということもありますが、
学校で授業をするのがはじめてということもあり
【授業準備】に多大な時間が必要だからです。
1時間の授業をするには
だいたい4〜5時間の予習が必要、
と大学時代に教わっていました。
教員1年目の場合、
毎回新しい内容の授業をする関係上、
多大な予習時間が必要となります。
配布資料を作ったり、
教材を印刷したりするのも
それなりに時間がかかるからです。
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2年目以降はラクになる!
ただ。
この1年目さえ乗り越えられれば、
だんだん授業の負担は減っていきます。
なぜなら、
学校の授業って毎年内容は
ほとんど変わらないからです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/09/school-683x1024.jpg)
(別に円周率はこの先変わることはありませんし、
歴史用語もだいたいは毎年同じですし)
学校教員の場合、
授業準備を1度してしまえば
基本的には翌年以降も使い回せるのです。
だからこそ、
授業準備自体は
年々ラクになっていくといえるのです。
(かわりに、他の分掌(教員内でのいろんな業務分担)の
業務負担が高まっていくこともあるのですが…)
このままずっとここにいても、成長はない?
実は、
私が4年勤めた高校教員をやめた理由も
そこにあります。
この先あと何年も教員をしていたら
毎年が同じことの繰り返しになってしまいそうで
「このまま教員をつづけていても、
新しい学びがないのではないか」
と思ってしまったからでもあります。
(純粋に、
「あと10年・20年後も同じことをしていたくないな」
と思ったからでもあります)
そんなわけで塾を開業することになりました。
開業以来、
おかげさまでいろんな受講生の方に
お越しいただけるようになりました。
CNS(専門看護師)や
MBA(経営学修士)の対策講義をする関係上、
あれこれ資料を読んで
勉強する機会も増えました。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/02/read_book-1024x512.jpg)
受講生の方が読んでいる書籍を
私も入手して読むことで
知識の幅も少しずつ広まっているように思います。
いまの職場、キャリア形成につながっていますか?
今回は私の前職の話を書きました。
キャリア形成において重要なのは
どの職場で仕事をするか、ということも
極めて重要です。
同じことだけ
毎年やっていても問題ない職場だと
働くのはラクですが
だんだん自分のスキルが下がっていってしまいます。
だからといって転職したりやめたりしなくても、
大学院などで学びを深めていけば
別の視点を深めていくこともできるのですね。
なので一度
「昨年と同じことを繰り返していないか」
を問い直してみるのがおすすめですよ!
今回のポイント
毎年同じことをやっていませんか?
現状維持は2%の衰退、と心がける!
現状維持は2%の衰退である。
以前、「現状維持は2%の衰退である」
ということを教わりました。
人間誰しも学習能力があります。
以前にやったことなら
通常それと同じか
それ以上のことをできるのが
人間の学習能力の偉大さです。
もしやっていることが去年とほとんど同じなら、
ほっておいても
処理速度や作業をするためのスキルは
昨年より2%くらいは高まっているはずなのです。
そんななかで昨年と同じことしかやっていないなら
周りが毎年成長している以上、
2%衰退しているのと同じなのです。
だからこそ、
日々学んでいくこと・
成長していくことが重要なのですね。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/01/pen_study-1024x683.jpg)
まもなく本年度も後半戦!
もうすぐ9月も終わります。
4月からの本年度も
まもなく後半に入ります。
大学・大学院などでも、
そろそろ後期の授業が始まるタイミングです。
年度が半分終わるタイミングだからこそ
「去年と同じことを繰り返していないか」を
手帳を読み返して確認してみるのも良いかも知れませんね!
ではまた!
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