「ですます調」で書くと落ちる!大学志望理由書や研究計画書は「である調」で書くべき理由〜敬体ではなく常体で書く!〜

Summary

志望理由書や研究計画書を「ですます調」で書く人が多いですが、これは間違いです。そうではなく、論文同様に「である調」で書くべきです。大学院受験では学術研究の作法やルールを知っているかも見られているため、受かりたいなら「である調」で書くようにしましょう!

大学志望理由書や研究計画書は「である調」で書くべき理由!

大学や大学院の志望理由書や研究計画書を書く際、多くの人が「です・ます調(敬体)」を使用します。

実際、うちの塾の体験授業や講義で受講生の方の書かれた志望理由書・研究計画書を見ると「ですます調」で書いてあることがほとんどです。

でも、本当はこういう書類、「である調(常体)」で書くのがルールとなっています。

これを知らずに書くと、評価者に適切な文章の書き方を理解していないと見なされる可能性があります。

本記事では、志望理由書や研究計画書を「である調」で書くべき理由とその書き方について解説します!

「ですます調」と「である調」の違い

「ですます調」は、文章を丁寧に表現するための文体です。

日常会話やビジネス文書では広く使われます。

この記事も「ですます調」で書かれていますね。

一方で「である調」は客観性を保ち、論理的な文章を構成するのに適しています。

このため、学術論文や新聞・行政文書・法令文書などでは「である調」が標準となっています。

(法律が「ですます調」だと違和感がありますよね…)

この「ですます調」ですが、文体が丁寧な反面、読者をある意味で「初心者扱い」「子ども扱い」する側面があります。

なので、学術的な議論を深めるには不向きとされます。

論文や研究計画書においては、読者の批判的思考を促し、論理的な整合性を持たせる必要があります。

そのため、「である調」を用いるのが適切なのです。

大学院受験では、こういう学術研究の作法やルールを知っているかどうかも見られています。

そのため、大学院受験の出願書類である志望理由書や研究計画書を「ですます調」で書くと、「この人はわかっていないな…」と思われる可能性があるのです。

大学・大学院の志望理由書に「である調」を使うべき理由

大学や大学院の志望理由書は、単なる願書ではなく、自分の研究意欲や学問への適性を示す文書です。

そのため、論理的に整合性の取れた文章が求められます。学術論文が「である調」で書かれるのと同様に、志望理由書も「である調」で書くことで、学術的な姿勢を示すことができます。

また「である調」は、主観的な感情表現を抑え、客観的な視点で論じるのに適しています。

例えば、「私は○○大学で研究したいと思います」という表現よりも、「筆者は〜〜の理由から貴学の○○研究科で大学で研究することを志望する」とした方が、明確で論理的な印象を与えます。

志望理由書・研究計画書や論文では「私は」を使わず「筆者は」を主語に使います。

もっといえば、学術的な文章においてこういう「筆者は」などと主語すら使わず客観的に書くほうがよい印象を読み手に与えられます。

大学側が求めるのは、単なる熱意ではなく、論理的な文章力と学術的な適性です。

大学院の授業レポートや修士論文は基本的に「である調」で書かれるのが一般的です。
だからこそ、出願書類も「である調」で書いたほうがいいのです。

日常的に「である調」で書く練習を!

「とはいっても、「である調」で書くのって難しい…」

なかにはこういう思いになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ふだん、ビジネス文書ではお客様・上司には基本的に「ですます調」で文章を作成することが多いです。

また、友人とのSNS・メールも「ですます調」で書いているはずです。

(である調で書いているとなんだかエラそう、ですよね 笑)

そのため、なかには「である調」で書くのを苦手とする方もいらっしゃると思います。

たしかに、慣れるまでは「である調」で書くのは難しいです。

「である調」を使いこなすには、日常的に練習することが不可欠です。

そのため、まずは日記やメモなどを「である調」で書く習慣をつけてみるのをおすすめします。

「私はこう考える。なぜなら…」などとふだんから「である調」で書く機会を増やしていくとだんだん「である調」で書けるようになってきます。

もちろん、うちの塾などの専門機関で学んでみることもおすすめですよ!

(その場合、「である調」の書き方だけではなく、論文の作法なども学ぶことが可能ですので合格により近づくことができます。

この学びは大学院に入ってからも役立つことでしょう)

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まとめ!志望理由書・小論文は「である調」で書く!

大学や大学院の志望理由書や研究計画書を書く際には、「である調」を用いることが望ましいです。

さらには小論文試験の回答も「である調」で書くことが必要です。

これは、学術的な文書としての性質、客観性と論理性の強化、そして大学側の評価基準に適合するためです。

ぜひ志望理由書や研究計画書を作成する際には、「である調」を意識して書いてみてくださいね!!!

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