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大学院を目指す際の落とし穴「研究計画ってどう考えたらいいの?」
「研究計画ってどういう流れで考えればいいかよくわかりません…」
「論文を読んでも、正直よく分かりません…」
大学院進学を考えている社会人の方から
こういうご質問をいただくことがよくあります。

ふつうに仕事をしているだけだと
「研究」をすることってあまりありません。
だからこそ
「大学院を目指しているけど、
そもそも研究ってどうやったら良いんだろう…?」
と悩んでしまう方も多いのです。
研究というと、
何か特別な才能や知識が必要だと思っている方がいらっしゃいます。
ですが、そんなことはございません。
基本的な「研究の型」を知っていれば
それに当てはめるだけで研究を実現する事ができるのです。
今回は
そもそも研究とはなにをすることか・
なぜ研究の型を知る必要があるのか、
どんな場面で役立つのかを解説します!
研究とは「原因と結果」を探ること!
私の運営する1対1大学院合格塾では
「研究」というものを次のように説明しています。
それは
研究とは仮説として想定された因果関係を検証すること
というものです。
因果関係とは「原因→結果」の関係のことを言います。
例えば政治学では
「雨が降る日は投票率が下がるのではないか」
という仮説が立てられることがあります。

このとき、原因は「雨が降る」こと、
結果は「投票率が下がる」ということになります。

「雨が降る」という原因(統計学では「独立変数」といいます)が、
「投票率を下げる」という結果(統計学では「従属変数」といいます)に
繋がっているかどうか。
いうならば
「〇〇だったら△△なのではないか」
と「原因→結果」という形で示した仮説を検証するのが
学問のすべて、
ということです。

「原因→結果」の関係を想定すると研究しやすくなる!
もちろん、
すべての研究が因果関係を扱うわけではありませんし、
「仮説生成型研究」のように
仮説自体を作ることを目的とした研究も存在します。

ですが、多くの研究では何らかの形で
「原因→結果」という流れで説明できる研究を扱っているのです。
例えば医療研究なら、
「新薬Aを投与すると症状は改善するか」
「●●という生活習慣は病気のリスクを高めるのか」
というテーマで研究されています。
この時
「新薬A」や「●●という生活習慣」が原因、
「症状の改善」や「病気のリスクを高める」が結果となります。
これも「原因→結果」の流れで仮説を立てて研究してるわけです。
この流れは
社会科学でも同じです。
例えば
「歩きタバコ禁止条例制定には地域の健康寿命を伸ばす働きがあるか」
「18歳選挙権は高校生の選挙に関する意識を高めているか」
などというテーマで研究することを例にしましょう。

ここでも
「歩きタバコ禁止条例制定」や「18歳選挙権」が原因、
「地域の健康寿命を伸ばす」や「選挙に関する意識を高める」が結果となります。
ここでも「原因→結果」の流れで仮説を立てて研究しているわけです。
体験談。研究の本質を理解しないと苦労する…!
…これ、けっこう簡単そうに説明していますが
このことをわかっていないと研究を進めるのは
なかなか大変です。
ですがここで説明した
「研究は因果関係で想定された仮説を検証すること」ということを
理解しないまま研究している人が案外多くいます。
実は私もその1人でした。
早稲田大学大学院修士課程在学中、
このことがわからなかったせいで
研究がうまく行かず
鬱になった経験があるのです(苦笑)。

だからこそ
研究とは何かを知ることに大きな意味があるのです。
仮説を研究に活かす!PICOとPECOというフレームワークを知ろう!
ここまでは因果関係に基づいた仮説を作成し、
その仮説を検証するのが研究であることを見てきました。
そのうえで大事なのは
この仮説を元にどうやって研究していくべきか、
ということです。
研究計画を立てる際や論文を読む時、
この点が見えないとホント苦労してしまいます。
そういうときに役立つのが研究のフレームワークなのです。
PICO・PECOを知ると論文が一気に読みやすくなる
医療系の論文では
研究を整理するためにフレームワークが作られています。
フレームワークとは「考え方の型」のことをいいます。
「考え方の型」に当てはめて考えると
理解がしやすくなるのです。
そんな「考え方の型」は
PICO(ピコ)とPECO(ペコ)が代表例です。
…ちょっと前に「ピコ太郎」が流行りましたが
あのピコではありません。
もちろん、不二家の入口に立っている
ペコちゃん人形でもありません。
(覚えやすくするために説明に出しました)

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PICOがPECOの型を理解すると
論文を読むときも
「この論文ではどんな研究をしようとしているか」
「この研究にはどんな特徴があるか」
を理解しやすくなります。
また、「どうやって研究したら良いか」も
見えてきますし、
自分で研究計画を立てるのも
やりやすくなるのです。
このPICOやPECOって
医療に関する研究で多く用いられますが、
他の分野、たとえば経営学や公共政策学などにも
応用可能な考え方となっています。
次回からこのPICOやPECOを詳しく解説していきますので
ぜひご覧ください!

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社会人で大学院を志望する場合「そもそも研究とは何をすることか」を分かっていないとめちゃくちゃ苦労することになります。研究って結局のところ「原因→結果」という因果関係を想定した仮説を検証する営みのことを言います。このことを知ったうえでPICO・PECOというフレームワークを活用するのがポイントですよ!