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自分を振り返る習慣!週報のすすめ
「今週、何かと忙しい…!」
日々の忙しさに追われていると、ついつい目の前のことだけでいっぱいいっぱいになってしまいます。

その状態では1年が終わる12月になったとき「あれ、自分は今年、何を成し遂げられたのだろう…?」とサッパリ実感の残らない1年になってしまいます。
せっかく1年を過ごすのであれば、自分が本当にやりたいことや達成したい目標に近づける1年にしたほうがいいですよね。
そのために必要なのは「週報」を書く、ということです。
1週間の終わりに、「今週自分はどういう行動ができたのか?」「どういうことをやったのか?」を客観的に振り返る。
それにより、今後の自分の成長につなげられるのが「週報」のいいところです。
今回は週報を書くメリットやポイントについて解説し、誰でも簡単に始められる方法をご紹介します!
週報とは何か?
週報とは、その名の通り「週単位で自分の活動を振り返る報告」のことです。
1週間で何を行ったのかを行ったのかを紙にまとめていきます。
例えば1週間の業務内容や学習状況、読んだ本の冊数、さらにはYouTubeチャンネルの登録者数など、自分の行動を具体的に記録します。
私自身、土曜日の夕方に週報をまとめるという習慣を4年半以上続けています。

毎週土曜日に週報を書いて振り返ることで「今週、自分は頑張れたのかどうか」を客観的に分析できるようになりました。
4年半以上ですから、週報をかれこれ220本以上書いてきたことになります(1年間は52週間なのでこの本数になります)。
この週報を読み返すことで「どの時期に自分がうまくいっていたのか」「何が原因でうまくいかなかったのか」といったことを客観的に分析できるようになりました。
週報を書くメリット
週報を続けることで得られる主なメリットは以下の3つです。
1. 自分の行動を可視化できる
日々の活動は、ただ過ごしているだけでは記憶に残りにくいものです。
ですが文字として記録することで、どのような行動を取ってきたのかを明確にすることができます。
特に、数字で記録すると増減が一目でわかり、自分の取り組み状況をより正確に把握することができます。
2. 成功パターンを分析できる
週報を振り返ることで、うまくいっていた時期の行動や習慣を再現することが可能になります。
例えば、私の場合「どの時期に問い合わせが増えたのか」や「どんな学習方法が効果的だったのか」といった具体的なデータをもとに、自分の勝ちパターンを見つけることができます。
3. 自分を褒め、モチベーションを高められる
週報には、達成したことや取り組んだことを書き出します。
これにより、自分の努力を確認し、自分を褒める機会を持つことができます。
小さな成功体験を記録し積み重ねることで、「けっこう自分も頑張れているな…」と自分の自信をつけることができます。
結果、モチベーションを維持することができるのです。

週報を続けるための3つのポイント
週報を習慣化するためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
1. 振り返る曜日と時間を決める
週報は「毎週同じ時間」に振り返ることが重要です。
例えば、私は毎週土曜日の夕方に週報を書く時間を設けています。
曜日と時間帯を決めていると、「そろそろ書かないと…」とイヤでも認識できます。
(経営学者ピーター・ドラッカーの本の中にも〈毎週土曜の夕方に今週の行動を振り返る〉習慣を持つ人の話が出てきます)
このように、固定の時間を決めておくことで、忘れることなく継続しやすくなるのです。
2. フォーマットを決める
週報を記録するフォーマットをあらかじめ決めておくとスムーズに進められます。
例えば、以下のような項目をWordなどに項目として設定しておくと便利です。
- 仕事関連:売上、授業数、新規問い合わせ数など
- 学習状況:読んだ本の冊数、学習時間、進捗状況など
- 健康管理:歩数、運動時間など
- 自由記述欄:「今週良かったこと」「今週よくなかったこと」「来週に向けての抱負」などという項目を作り、自由に書けるようにしておきます
こういった項目をWordやExcel、メモアプリなどにあらかじめ設定しておき、フォーマットにただ言葉や数字を埋めるだけにすると書きやすくなります。
もちろん、手書きノートにまとめることも可能です。

3. 数字で記録する
可能ならば「文字」だけでなく「数字」で記録することも重要です。
具体的な数値を記録することで、成果や成長が客観的に把握できます。
例えば、歩数、ブログ記事の本数、売上などの数値化しやすい項目を選びましょう。
人によっては「体重」や「睡眠時間」を記録しているケースもあります。
(あまり生々しい数字だと記録するのがイヤになることもあるので、項目は厳選したほうがいいです)
週報がもたらす長期的な効果!
週報を続けることで、長期的には大きな効果が期待できます。
1週間を振り返る中で「こういう工夫をすれば仕事がしやすい」「自分はこういうときに勉強の効率が上がる」という発見も得られることでしょう。

仮に1週間に1つでも新しい気づきが得られるのであれば、1年で52個、2年で104個もの気づきを得ることができます。
この積み重ねが、自分の成長を加速させ、他の人との差を生み出してくれるのです。
しかも、この気付きは本や他人からの「受け売り」ではなく、自分自身が実行して得た気づきですので自分の成長に直結したヒントになります。
ドラッカーは「予期せぬ成功を記録せよ」と言っています。
これは何かというと、偶然うまくいったことを忘れずに記録することで、その偶然を自分の今後に役立てることができるようになる、ということです。
例えば、あなたがたまたま寄ったカフェで仕事をしたところ、集中して作業を進められたとしましょう。
これを週報に記録しておくと「あ、自分はオフィスではなくカフェで仕事したほうが効率が上がるのではないか」と気付きを得ることができます。
「予期せぬ成功」を記録することで、「偶然」「たまたま」に終わらせず、今後の行動を良くすることに役立てられるのです。

週報を始めるための簡単なステップ
もし週報を書くことにハードルを感じる場合は、簡単な一言日記から始めても構いません。
週に一度、今週の振り返りとして「一番頑張れたこと」「気づいたこと」などを書くだけでも効果があります。
週報を書くのには特別な知識も能力もいりません。
まずはノートやPC・スマホに気軽に一言書いてみるところから始めてみてはいかがでしょうか?

週報であなたの未来を輝かしいものに!
週報は、自分の行動を振り返り、未来の成長へつなげるための強力なツールです。
毎週の振り返りが自分を知るきっかけとなり、成功への道筋を明確にしてくれます。
ぜひ、週報という習慣を取り入れて、あなた自身の可能性を広げてみてください。
始めは小さなステップからでも大丈夫です。
週報を活用して、あなたの未来をより良いものにしましょう!

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毎週の自分の活動状況を文字と数字で記録する週報。
週報を自分で書き続けることで自分の行動を客観的に振り返り、成長に繋げていくことができます。
日々の活動を記録し、成功パターンを分析することであなたの可能性を開いていきましょう!