「忙しさ」はどうでもいい悩みを消してくれる!『道は開ける』に学ぶ悩みの解消法

今回のポイント
クヨクヨ悩むくらいなら、
やることを増やし、自分を忙しい状態にする!
悩みの解決につながる行動を
1つでもいいから行う!

 

「忙しさ」のもたらす心理的メリット。

 「色々やることが多すぎて
  バタバタ忙しい…」

そういう思いになることって
しばしばありますよね。

 

職場でも業務が多いし、
家庭でもやることがあまりに多い。

 

 

そういうとき
イヤになりますね。

 

 

でも、
忙しいということは
それだけで「幸せ」なことなのだと
私は思っています。

 

 

なぜなら、忙しさのおかげで
クヨクヨ「悩む」ヒマが
なくなっているから、

です。

 

忙しさは「救い」である!

忙しいことって
かなりの「救い」でもあるのです。

 

 

私自身、
大学院生の頃は
うつでヤル気が全くありませんでした。

 

「自分は学校を出た後、
何をしたいんだろう…」

「このまま大学院に居ても、
就職先もなければ
この先研究し続ける自信なんて
どこにもない…」

「自分はこんなので
本当にいいんだろうか…」

 

一人暮らしの部屋に閉じこもり、
鬱々とした気分でいました。

 

ちょうどリーマンショック後の時期でもあり
就職先も見つかりにくいうえに、

下手に文系の大学院に行ってしまった以上、
よけいに就職口が減ってしまっていました。

 

(日本の大企業って、
大卒はウェルカムでも
大学院卒は対象外、
というところも多いのです。
文系学生の場合は特に当てはまります)

 

 

悩みの乗り越え方を、『道は開ける』に学んだ。

 

そんなとき、
書店である本を見つけました。

 

 

それを読んで、
大きな勇気をもらいました。

 

 

その本こそ、
『道は開ける』という本です。

 

デール・カーネギーの書いた名著であり、
経営者の方にも愛読者が多いです。

 

(自己啓発本の「元祖」でもあります)

 

 

おそらく
「以前に読んだよ!」
という方も多いかもしれませんし、

「名前は知っているよ!」
という方も多いかもしれません。

 

 

『道は開ける』の内容

 

この本、何を言っている本なのでしょう?

 

 

 

一言で表せます。

 

 

『道は開ける』で伝えている内容、
それは

「悩みをいかに解消していくか」

です。

 

 

「道は開ける」というタイトルには、

「悩みを突き抜けて
新たな道を開いていく!」

というような意味が
込められているように思います。

 

 

…実は日本語版のタイトルのせいで
この本の意図が伝わりにくくなっているんです。
この本の元々のタイトルは

”How to Stop Worrying and Start Living”

です。

 

「悩むのをどのように辞めて、
自分の人生をどのように生き始めるか」
(後段は意訳です)

ということを述べた本です。

 

 

 

この1冊の文庫本が、
大学院生時代
うつで何をしていいかも分からず
悩んでいた私を救ってくれました。

 

 

悩むのはヒマ人の証拠。

 

この本から学んだこと。

それは
「悩むのはヒマ人の証拠」
ということです。

 

(身も蓋もない…)

 

 

ヒマな人って、
どうでもいいことで
悩んでしまっています。

 

 

「これからどうしようか…」

「自分はこんなのでいいのだろうか…」

ある意味、自分が考えなくてもいいこと・
どうでもいいようなことでも
クヨクヨ悩んでしまうのです。

 

実際、大学院生時代の私は
今から思うと「どうでもいいこと」で
クヨクヨ悩んでいました。

 

「どうしよう、
このまま大学院にいても
なんにも仕事が見つからないかもしれない…」

「研究の方向性がこれでいいか
全くわからない…」

こう悩んでいた原因って、
結局は「ヒマ」だったことにあります。

 

 

何をしていいかわからないないという
「ヒマ」な状態が、
余計な悩みを引き起こしていたわけです。

 

 

当時の私にとって
いまあげたような内容は「大問題」でした。

 

ですが、本来なら
クヨクヨ悩むくらいなら、

「だからこそ、もっと本を読み、
もっと学会発表をするため、
今日はあと4ページは原稿を書こう!」

「研究の方向性を明確にするため、
もう一度○○教授と面会し、
アドバイスをもらおう!」

という
「次の行動」につなげるべきだったのです。

 

 

こういう「次の行動」を増やしていくと、
その行動をやっている時間は
悩みから解放されます。

 

なぜかと言うと、
悩みの解決に直結する内容に
取り組むことになるからです。

 

 

本来はクヨクヨ悩むくらいなら
その「解決」につながる行動を
次々行うことが必要だったのに、
当時の私は何もやらなかったわけです。

 

 

ホント、時間の浪費でした。

 

 

 

だからこそ、『道は開ける』を読んで、

 

やるべきことを増やし、
「忙しくする」ことが
悩みを解消する一番の方法だと
実感したのですね。

 

 

そして、
大学院に行きつつ
企業インターンシップに行き、

各種勉強会やセミナーに次々出るなど
「忙しくする」なかで、

自分の進路も決まり、
また修士論文のテーマと内容も
定まっていったわけです。

 

 

『道は開ける』のおかげで
大学院生時代の「悩み」を
克服できたわけですね。

 

 

 

私は『道は開ける』を読んで、
忙しさというのは
〈神の与えた幸福〉なのだと
いうことも学び取りました。

 

クヨクヨ悩むくらいなら、
まずは「やること」を増やし
もっと忙しくする!

悩みの解決に直結する行動を
次々取っていく!

 

 

それこそが
悩みを解消するのに
最善の方法なのだと知ったわけです。

 

『道は開ける』より。

 

 

『道は開ける』には次の記述があります。

 

「偉大な科学者パスツールは
「図書館と実験室での心の安らぎ」について
語っている。

なぜそこに心の安らぎがあるのだろうか?

その理由は、図書館や実験室にいる人々は
多くの場合、研究に没頭していて
悩んだりするひまがないからである。

研究室で神経衰弱になる人はほとんどいない。
彼らには、そんな贅沢な時間がないのだ。

忙しい状態に身を置くという単純なことで、
なぜ不安をぬぐい去ることができるのだろうか?

そのわけは、ある法則
――心理学が明らかにした
最も基本的な法則のためである。

その法則とは、
どんあに優秀な頭脳の持ち主であっても、
人間は一度に「一つのこと」しか
思考できないというものだ」
(『道は開ける』93頁)

 

一度に「一つのこと」しか
思考できないからこそ、

忙しくあれこれ取り組むだけで
悩みは解消してしまうのです。

 

 

これらの説明ののち、
カーネギーはまとめています。

 

忙しい状態でいること。
悩みを抱えた人間は、
絶望感に打ち負けないために、
身を粉にして活動しなければならない」
(『道は開ける』103頁)

 

だからこそ、
忙しさというのは
実は悩むヒマを消してくれる
「ありがたい」存在だと言えるのですね。

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

 

クヨクヨ悩むくらいなら、
やることを増やし、自分を忙しい状態にする!
悩みの解決につながる行動を
1つでもいいから行う! 

 

 

ブログを毎日書き始めると、悩みがなくなる!

 

起業当初の私は

「何をしていいかわからない…」

「このままでいいか不安…」

そんな思いで日々悶々としていました。

そんな私自身、
ブログを365日書き始めてから、
大きな悩みが無くなりました。

 

 

少なくともブログを書いている間だけは

「お客さん、急に居なくならないだろうか…」

「来月の売上は大丈夫だろうか…」

などという悩み・不安を
考える暇がなくなるのです。

 

そうやって何かに没頭していると、
ムダに悩む必要がなくなるのです。

 

 

ただ。

ブログを毎日書き始めると

「今日、何を書こうか…」

という小さな悩みは毎日あります(笑)。

 

いまはブログだけでなく、
メルマガ・動画もやっているので
「今日何を書こうか…」という悩みは
より増えました。

 

 

ですが、それにともなって
大きな悩み・深刻な悩みに直面することも
減っていきました。

 

 

有名なピアニストは
毎日「9時間」練習する人も
いるそうですが、

逆に言えば9時間も
「悩みと隔絶した時間」を持てている、
ということでもあります。

 

 

これ、意外と
スゴいことだと思うのですね。

 

 

悩んでいる人にとっての処方箋は
「忙しくする」ということに尽きます。

 

 

暇な時間があれば
映画館に行ったり、

イベントや交流会に出たり、

本を買って読んだりするなど

「ヒマを無くす方法」は
無限にあります。

 

しかも、そういう活動が
悩みの解消や次の仕事のヒントなどに
つながっていくことも多いのです。

 

それをやらないで
ただ悩んでいてもツラいだけです。

 

 

アウトプットは「ヒマ」を無くすのに最高!

 

なかでもブログやYouTube動画など
「アウトプット」に関する取り組みは
「ヒマを無くす方法」として
最高です。

 

仮に観る人がいなくても、
アウトプットしている時間だけは
悩みがゼロになるなら
やる意味もあると思うのですね。

 

 

忙しいことは「ラッキー」である!

 

ともあれ
「悩んでいるくらいなら
あえて自分を忙しくする」
ことが悩み解消のきっかけになるわけです。

 

そういえば、
アクティブに
あちこち動き回っている人で
悩んでいる人はあまり目にしませんよね。

 

 

おそらく忙しすぎて
悩むヒマがないんじゃないかと
私は思っています。

 

 

忙しい状態にあることって、
実は「ラッキー」なことでもあるわけです。

 

 

今回の内容が
あなたの何らかのお役に立てれば
幸いです!

ではまた!

 

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