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転職してもかえって待遇が悪くなることも?
転職を考える際、「今の自分のスキルや専門性で転職を目指して大丈夫なのだろうか…」と不安に感じる方が多いです。
実際、転職活動において現職よりも給料・待遇が悪くなるケースが多く存在しています。
また、立教大学教授の中原淳さんが書いた『転職学』という本においても、転職したからといって必ずしもいまの職場での不満が解消するわけではない旨が描かれています。
(『転職学』についてはこちらの記事で解説しています↓)
つまり、転職を安易に考えてしまうと失敗する事が多いのです。
現在の自分のスキル・専門性のまま転職してしまうと、かえって待遇が悪くなることも多いのですね。
待遇改善にはスキル・専門性の向上を!
では、転職をする際には何をすればいいのでしょうか?
それはスキルアップです。
資格取得や英語の勉強をしてスキルアップすると、専門知識や専門スキルを持っていることを転職先にPRできます。
働きながら資格や英語の勉強をした事実をアピールできれば、転職先にも「この人はすごい人だ!うちの会社に貢献してくれそうだ」と思ってもらえるようになります。
結果、転職も成功しやすいのです。
なので、転職を考えるならまずはスキルアップのための勉強が必須となります。
究極のスキルアップ法が大学院進学である!
そのスキルアップを目指す際、私がおすすめするのは大学院進学です。
大学院進学をすると、ご自身の最終学歴を「大学院卒」に改訂ができます。
さらには専門知識・人脈形成することができます。
社会人として大学院に通っているという事実自体が、「やる気がある」「勉強熱心」というプラスの印象を転職先に伝えることができるのです。
私の塾のモットーは「社会人大学院で人生大逆転!」。
転職を目指すのであれば大学院進学をすることで究極のキャリアアップができるのです。
今回は大学院進学が転職に直結する理由を見ていきましょう!
社会人が大学院進学するメリット
社会人が大学院に進学することには次の4つのメリットがあります。
1,専門知識の深化ができる!
大学院で学ぶことで、特定の分野における専門知識を深めることができます。
例えば、工学、情報技術、経済学などの分野での高度な知識は専門職や高いポジションへの転職において強力な武器となります。
特に技術職や研究職を目指す場合、大学院での学びは不可欠です。
私の友人にも、工学系の大学院に行ったことで大手企業にエンジニア職で転職できた事例があります。
専門知識習得は転職に直結するのです。
2,キャリアアップのチャンスが得られる!
社会人が大学院で学ぶことは現在の職務経験を活かしつつ、新たな分野で活躍するチャンスを得るのにつながります。
例えば、看護師の方が大学院で公衆衛生の学位を取得することは、新たなキャリアの扉を開く助けになります。
大学院で学ぶことで、新しい分野での基礎を築くことができ、その分野でのキャリアをスタートさせる土台を得られます。
3,人脈構築ができる!
大学院には、同じ志を持つ学生や業界の専門家が集まります。
これらの人々とのつながりは、転職活動において貴重な情報源やサポートとなることが多いです。
また、大学院でのネットワークが新しい仕事の機会を生むこともあります。
特にMBA(経営管理修士)や公共政策の分野では、これらの人脈が非常に重要です。
実際、MBAコースなどでは大学院で知り合った人が勤める会社にヘッドハンティングされるケースや、ベンチャー企業に顧問として関わってもらうよう声掛けされるケースが存在しています。
1対1大学院合格塾の受講生の方にも、早稲田大学大学院在学中に出会った仲間の会社に引き抜かれたという事例があります。
思ってもみなかったキャリア展望が開けることがあるのです。
4,キャリア展望の深化
大学院進学をすると、専門分野の知識を学びつつ多様な仲間と学ぶことになるので刺激を多く得られます。
大学院修士課程に通っている2年間(長期履修制度使用時は3〜4年間)を通し、自分の今後のキャリアを展望することができます。
大学院によっては転職なども含めた就職プログラムが充実しているケースがあるため、より多様なキャリア形成を考えていくことが可能となります。
社会人が大学院進学するデメリット
社会人が大学院進学する際、当然ながらデメリットもあります。
2つ見ていきましょう。
1,時間と費用の負担が大きい…。
大学院での学びには時間と費用がかかります。
特にフルタイムの大学院に通う場合、働きながら学ぶことが難しくなり、収入が減少するリスクがあります。
また、学費や生活費の負担も大きくなります。
大学院の費用は、安い大学院でも初年度では入学金+学費で年間約82万円かかります。
高いところですと年間約260万円かかってしまいます。
この費用負担を減らすため、長期履修制度や教育訓練給付制度、企業からの派遣制度などいろいろな制度がありますが、いくばくかの費用はかかってしまいます。
☆各種制度についてはこちらをご覧ください↓
このため、大学院進学が本当に転職に有益かどうか、慎重に考える必要があります。
2,実務に本当に役立つか不明確…。
多くの企業は実務経験を重視する傾向があります。
大学院で得られる学術的な知識は重要ですが、それだけでは十分でない場合もあります。
残念ながら、大学院での学びがすぐに役立つとは限りません。
進学の前に、自分の転職したい場所と大学院での学びが一致するか検討してみるのをオススメします!
例えば看護師の方が看護大学院に行き専門看護師資格を取得する場合や現職教員の方が教職大学院で教育職員専修免許状を取得する場合は実務に直結する、と言えるでしょう。
大学院で学ぶ内容が希望する転職先と一致するか検討してみましょう!
大学院進学が効果的なケース
社会人が大学院に進学する際、大学院進学が有効となるケースをまとめてみました。
1,専門職へ転職するとき
エンジニアやビジネスマネージャーなどの専門職を目指す場合、大学院進学は必須です。
これらの職業では、大学院での学びが資格取得や専門知識の獲得に直結します。
2,研究職や教育職を目指すとき
大学教授など研究者を目指す場合、大学院での学位取得は基本的な要件となります。
これらの職業では、大学院での学びが直接的にキャリアアップにつながります。
「やがては大学や専門学校で教える側になりたい…」
そう思っている方は職業人生のどこかで大学院に挑戦してみるのをオススメします!
3,キャリアチェンジを考える場合
全く異なる分野への転職を考えている場合、大学院進学は有効な手段です。
たとえば、営業職からマーケティング職への転職を考える場合、マーケティングに特化したMBAプログラムに進学することで、必要な知識とスキルを身につけることができます。
ただし、日本企業においては大学院を出ただけでは専門知識・スキルがあると認定されないケースがまだまだあります。
この点には十分注意してみてください。
まとめ。社会人こそ転職のためのスキルアップに大学院進学の活用を!
大学院進学は、転職において強力なツールとなり得ますが、それがどれほど役立つかは個々の状況に依存します。
専門職や研究職を目指す場合やキャリアチェンジを考えている場合、大学院での学びは大いに役立つでしょう。
時間と費用、そして実務経験とのバランスを考慮した上で、自分のキャリアに最適な選択をすることが重要となります。
これらを検討した上で、転職を成功させるため大学院進学を役立ててください。
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「転職したい…」。多くの人はそう考えますが、転職後待遇が悪くなることも多いです。特にスキルや専門性が不足していると、転職に失敗するリスクが高まります。
転職で失敗しないためには資格取得や大学院進学でスキルアップを図り、転職先にアピールできる準備が大切です。中でも大学院進学は専門知識の深化や人脈形成、キャリアアップのチャンスを得ることができるため、転職への効果的な手段となりますよ!