
目次
独立したいなら借金への正しい理解を!
「独立したい…」
「自分で事業を始めたい…」
そういう思いを持つ人、多いかも知れません。
会社をやめて自分で独立を目指す際、
知っておくべきことがあります。
それは
「借金」への見方を変えることです。

「借金=悪」と考えていませんか?
一般的には
「借金=悪」と思われています。
住宅ローン・マイカーローンなどを借りるにしても、
なるべくなら借りないで済ます方が良い、
と考えられています。
これは日常生活においては
大正解です。
ですが、独立して事業をするばあい
「借金=悪」と考えていると
ビジネスチャンスを逃したり、
事業を畳んだりする可能性があります。

今回は
【独立したいなら借金の考え方を変えよう!】
というテーマでお届けします。
借金に関する認識を変えよう!
借金に対する認識を変えること。
これ、独立のためにとても大事です。
それは、自分でなにか事業を始める際、
現金の有無ですべてが変わってくるからです。

どんなに斬新なアイデアを考え、
「これをやったら上手くいきそう!」
というビジネスモデルを想定したとしても、
実際に実行しなければ
文字通り「絵に描いた餅」です。
実行するには自分の時間や肉体的エネルギーのほか、
「現金」が必要不可欠です。
資本主義は(借金であっても)現金を持つものが勝つ!
資本主義においては
事業スタート時の「資金」を集めるため
株式というシステムが考案されました。
たとえば海運業や建設業をするとき
自分一人で最初に必要な資金を集めるのは
おそろしく困難です。

数億〜数十億は費用がかかるので、
「働いて稼いでそのお金で事業を始めよう」
と思った場合、
何回・何十回と人生を送らないと
資金を集められません。
一方、少額の株券を
多数の人に買ってもらえれば
数億〜数十億円といえども
(自分で全て稼ぐよりは)ラクに入手できます。
その結果、
迅速に事業をスタートできるわけです。
株式を買ってもらうのが難しければ
銀行から借りてきて事業をはじめることもできます。

(というか、個人で事業をスタートするばあい、
下手に出資者を募ると方向性が
グダグダになることが多いので
「銀行融資」ではじめるのがオススメです)
かくいう私も
個人事業として塾を始めたときに
日本政策金融公庫(政府系の銀行)から
借り入れを行いました。
完全に返済し終わった後も
再度借り直していますし、
コロナ禍の際にも
日本政策金融公庫と地方銀行から
借り入れを行っています。
経営が安定していても借金をしていたほうがいい理由とは?
こういうことを
会社に勤めている友人にいうと
「そんなにお金に困っているの?
事業大丈夫?」
と言われるのですが、
私は何も事業が行き詰まっていたから
銀行の融資を受けたわけではありません。
たとえ借り入れであっても
現金が多数手元にあるほうが
コロナ禍・不況のような緊急時にも対応ができますし、
なにより設備投資や雇用など
事業を大きくするチャンスの際に
活用ができるのです。
(サイト改訂など広告宣伝に使っています)

それに、サラ金などの利子は高くても
銀行の融資の利子は(比較的)低いです。
(コロナ禍のときは「無利子」というのもあり
たいへん助かりました)
「もしも」のために返済実績を作っておく!
資金を借りていると
安心が手に入ります。

そして借りた資金を
毎月きちんと返済していたら
信用を高められます。
信用が高まると
再度借り入れをする際にも
有利に働くのです。
無借金で経営するのも大事かもしれませんが、
もし事業が傾いて慌てて借り入れをしようとすると
「この会社はヤバいんじゃないか」
と融資してくれないケースもあります。
それを防ぐためにも
少額でいいから銀行から借り入れをしておくことで
信用を高めておくのがオススメなのですね。
借金に対する発想を改めておこう!
今回の結論をいいますと、
将来的に起業・独立を考えている方は
借金(借り入れ)に対する発想を
改めるのがオススメだということです。
かくいう私も
高校教員を辞めて塾を開業した直後、
「借金=悪」というイメージを
持っていました。
借り入れを適切にしていることが
経営を安定させるポイントとは
当時 思っていなかったのです。
つくづく「無知はコスト」だと思う次第です。
今回のポイント
借金は悪ではない!
独立したいなら借金に対する正しい理解を!
MBAコースでの学習にも必須の知識です!
家族・友人からカネを借りるな!!!!!
事業のためにお金を借りる場合、
親や家族・友人から
借り入れをしようとする人が多くいます。
私、これは
「ゼッタイ辞めたほうがいい」
と思うのです。
親族・友人という関係性での借り入れは
人間関係を崩壊させます。

借りるなら
「銀行融資一択」なのです。
借りるなら銀行融資一択である!
銀行融資の場合、
事業計画書の提出やこれまでの実績が
必ず確認されます。

銀行から融資を受けられないケースも
たくさんあります。
そんなとき、
「ああ、貸してくれなかった…」
とショックを受ける人もいますが、
むしろラッキーだったと考えるべきです。
融資のためのチェックが事業の成功・失敗をあらかじめ教えてくれる。
銀行はお金を貸すプロです。
そこが貸してくれないということは
自分の計画が甘いという現れでもあります。
融資を受けるため、
イヤでも計画を練り上げる。
これは
自分の事業を深く考えるうえで有益なのです。

銀行が融資をしてくれないような事業が
成功する確率はものすごく低いです。
事業成功の方向性を探る意味でも
まずは銀行融資を相談してみたほうがいいのです。
この手間を省いて
親・家族・友人にお金を借りるのは
ゼッタイNGです。
そんな理由から
私もお金は一切人に貸していません。
(来てもムダですので念の為…)
最近はクラウドファウンディングで
資金を集めるケースも多いですが、
これもそんなにラクではない事実を
知っていたほうがいいです。
MBAに入る際にも借金への正しい理解を!
まとめますと、
「借金=悪」という発想を捨てるのが
独立のために必要ですし、
経営を考える際にも必須となります。
MBAコースでの学習にも
こういう発想は不可欠ですので
大事にしてみてくださいね!
(MBAの授業でもファイナンスという
科目がありますし)
ではまた!
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