複数人で起業すると失敗するジンクス〜自分以上の熱量で取り組んでくれる人はいない前提からのスタートを。

今回のポイント

自分のプロジェクトに対し、
自分と同じ熱意で動いてくれる人はいない。
自分で責任を持って最後までやりきる思いを大切に!

起業家志望の大学生の方のお話を伺いました!

先日、「自分で塾を開きたい」という思いを持つ
大学生の方と面談する機会がありました。

 

仮にAさん、としましょう。

 

 

私が自分で塾を経営しているということから
大学4年生のAさんがご相談くださったのです。

 

 

Aさんが開きたい塾のイメージを伺う他、
私の塾の創業から現在までのお話などを
お伝えしつつアドバイスを差し上げていきました。

 

ありがたいことに

「たいへんタメになるアドバイスを
 ありがとうございます!
 やってみます!」

というご感想をいただくことができました。

 

 

なにかお役に立てたようで
嬉しい限りです。

 

複数人で起業すると失敗する!

さて、Aさんとの話の中で出た言葉で
印象的なことがありました。

それは起業をするときに
「自分と同じ熱量で動いてくれる人はいない」
ということです。

 

 

起業のジンクスがあります。

 

それは
誰かと一緒に起業をするとほぼほぼ失敗する、
というものです。

 

ひとりより2人で起業したほうが
人手も2倍になるので一見すると
うまくいきそうなのですが、

いったいなぜ失敗しやすいのでしょうか。

 

 

それは
熱心なのはたいてい片方だけで
もう片方は「義理」で動いているだけ、

になるからです。

 

起業当初って各種手続のほか
やるべき業務が大量にあります。

 

「開業届」や「登記」(個人事業なら不要)、
「Webページ作成」「チラシ作成」などなど
雑多な業務が発生します。

 

それらの業務をこなしつつ、
最初のお客さんに来てもらうための
集客も必要になります。

 

このタイミングって
大変な割に
売上が上がりません。

 

そういうとき複数人で起業していると
「まあ相手がやってくれるだろう」と
変な期待をするようになります。

 

あるいは片方だけが頑張り、
もう片方が手を抜くようになります。 

 

結果、
お互いの意識にズレが生まれます。

 

そのため
うまく成立しなくなるのです。

 

「頼る心」があると上手くいかない事実。

こんな感じで互いに「頼る心」があると
だいたい上手くいかないのですね。

 

 

だからこそ、起業は1人で小さく始め、
仕組み・資金が整ってから
はじめて人を増やしていくほうが
安定するのだと思います。

 

自分以上の熱量で取り組んでくれる人はいない!

ところが、多くの場合「不安」なので
ついつい誰かと一緒に起業するケースが多いです。

 

そうなると
みんな「自分以外のメンバーが頑張ってくれるだろう」と
怠けだします。

 

結果、なんにも上手くいかないのですね。

 

こういう話を差し上げた後、
アドバイスを差し上げたAさんがポツリと

「起業するときに
 自分と同じ熱量で動いてくれる人はいない、
 ということですね」

と口にしていました。

これ、
私がなんとなく感じていたことでした。

 

Aさんが見事に言語化してくださったおかげで、
私にとっても発見につながったのです。

今回のポイント


自分のプロジェクトに対し、
自分と同じ熱意で動いてくれる人はいない。
自分で責任を持って最後までやりきる思いを大切に!

周りに頼れると考えていると、大体は失敗する件。

起業というプロジェクトも
「周りが助けてくれるだろう」
と思っているとほぼ失敗します。

起業することに対し、
口ではみんな
「応援しているよ」
というかもしれませんが、

実際にお金なり労力なりを
割いてくれることはほぼありません。

(創業期に手助けくださった皆様、
 本当にありがとうございます!)

 

起業したときに
「何かあれば周りが助けてくれるだろう」
という甘い思いを持っていた私は
見事に「売上ゼロ・お客ゼロ」状態に陥ることになったのです。

(あとは「妻のヒモ」にも…笑)

 

だからこそ
「自分以上の熱量で取り組んでくれる人はいない」
前提で、
まずは自分が全力で取り組むしかないのですね。

 

自分以上の熱量で取り組んでくれる人はいないという認識から始める!

これは起業に限らず、
大学院での研究も当てはまります。

大学院の研究も、
結局は自分ひとりでやりきることが
必要になります。

指導教員は研究方法のほか
場合によってはフィールドワーク先や
アンケート実施先などを紹介してくれることもあるかもしれませんが、

基本的には自分で調査対象を見つけ、
自分で先方とアポを取り、
研究をすすめることになります。

  余談ですが、専門看護師の実習先も
 自分で「依頼文」を書く必要があるケースも多いです。

 こういった書類の書き方もうちの塾では
 アドバイス差し上げています。

 

おまけに、とってきたフィールドワークのデータや
アンケートデータも、
入力・集計するのは基本的に自分一人になります。

 

だからこそ
「熱量」がなければ続かないのですね。

 

「他の人が動いてくれるはず」という期待があると
大体は失敗してしまうのです。

 

まとめ

今回のまとめです。

起業を志す方も大学院をめざす方も、
プロジェクトを進める際には
「自分以上の熱量で取り組んでくれる人はいない」
という前提から始めるべきなのですね。

 

 

そう考えておくと
周りがあまり協力してくれなくても
まったく心が折れないで済みますし、

協力してくれる人が出てきた時
心の底から感謝できるようになります。

 

 

だからこそ、
「自分以上の熱量で取り組んでくれる人はいない」
という前提から始めてみてくださいね!

ではまた!


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