大学院、特に看護系はハラスメントに要注意を!パワハラ・アカハラの予防策を忘れずに!

藤本研一

Digest!
せっかく希望に燃えて進学したのに、担当教員がパワハラ・アカハラをしてくるとつらくなってしまいます。

これを防ぐには事前に研究室訪問に行ったりネットで調べたりする予防策が必要不可欠です。
入ってハラスメントに気づいた際はすぐ相談窓口を利用したり、周囲に相談したりするのがオススメですよ!

予防と早期相談で有意義に大学院生活を!

多数の大学院合格者を輩出中!

うちの塾で社会人の方への
大学院受験対策を進めてきて
何年も経っています。

うちの塾から希望する大学院に進学した人も
多数います。

なかには大学院修士課程を修了して
博士後期課程に進学した人もいますし、

修了後 起業した人・転職に成功した人なども
多数います。

ハラスメントの相談、伺うことがあります…。

ただ、ちょっと気になっているのは

 「大学院進学後、指導教員と折り合いがつかない」

 「研究上のハラスメント(アカハラ)を受けている」

という相談を一部の方から受けることがあるのです。

(うちの塾出身の人でない方からもご相談をいただきます)

…これ、たいへん言いにくいことなのですが
【看護系】の大学院の方から伺うことが多いです。


中には

「指導教員のメールをしても返信すらしてくれない」

「ゼミ生の前で罵倒される」

「研究計画書を見せると
 【こんな内容しか書けないの?】とバカにされる」

など教員の人間性を疑う相談も伺っています。

お話を聞くたびに
私自身 残念な気持ちになります。


せっかく大学院に行ったのに、
指導教員がちゃんと対応をしない、
あるいは人格的に問題があるというのは
進学する人にとって大きなマイナスです。


いま大学の学生数も減少している中、
わざわざ大学院に来てくれる社会人というのは
本来「三顧の礼」でもって手厚く遇すべきでしょう。

(実際、社会人向けの大学院、
 特にMBAなど専門職大学院は
 こういう姿勢の学校も多いです)

 

にも関わらず、
人格的に問題のある教員がいたり
指導をきちんと行えない教員がいたりするのは
非常に問題だと言えます。

私も大学院進学希望の人に関わっているからこそ、
こういう問題のある教員・大学院のあり方、
改善を求めたいと考えています。

大学教員を採用する際は「教育力」「指導力」「人格」よりも「研究実績」「専門性」を重視して選ばれています。

その結果、研究実績は優れているけれど全く教育ができない教員・自分で研究するのは得意だけれどコミュニケーション能力が低い教員が採用されるケースが存在しています。

有名な研究者は必ずしも名教育者ではないことがあります。これを考えると、この後紹介する予防策を取ることが必要になってきます。

今回のポイント


大学院、特に看護系は教員によるハラスメントに要注意!
事前の研究室訪問と
早期の相談で有意義な大学院生活を!

事前の予防策3選!

では、大学院におけるハラスメントを
事前に予防するにはどうしたらいいのでしょうか?

(1)事前の研究室訪問!

1つ目の方法は
事前の研究室訪問です。

受験前に大学院で指導教員になってほしい先生のところに行き、
研究内容や進路について相談してみましょう。

このときのメール応対の仕方や
会った際の態度などでなんとなく

「この人はやばいかも…」

と察することができるケースもあります。

(研究室訪問は必須ではないこともありますが
 禁止されていない限りは行ったほうがいいでしょう。
 詳しくは大学院の募集要項を観てください)

(2)ネットのフル活用!

2つ目の対処方法は
ネットのフル活用です。

ネットで調べると
数は少ないですがその大学院関係者の投稿が
匿名で見つかるケースもあります。

ダメ元でGoogle検索やSNSの検索窓から
調べてみるのをオススメします。

(3)修了者に聞いてみる!


一番いい方法は
すでにその大学院を修了した人に
内実を聞いてみるのがいいでしょう。

「●●大学大学院の●●学科を出た人って
 知り合いにいない?」

と聞いていると見つかるケースがあります。

その方から忌憚ない意見を聞けると
プラスになります。

(受験情報も教えてくれるケースがあります)


ハラスメント傾向があることに気づいたら?!

ただ、事前に対策していても
入ってみるまではわからないことも多いです。

もし大学院が始まって
ハラスメント傾向のある教員であることに気づいた場合
なるべく早期に対応するといいでしょう。

相談すべきは大学・大学院の
「ハラスメント相談窓口」です。

いまは大抵の学校に
ハラスメント相談窓口があるものです。


早期に対応したら
被害が軽度で済むこともあります。


修士1年の間なら
修士2年になるときに指導教員を変えることも
不可能ではありません。

そうすればなんとか研究を続けていくことも
可能となるはずです。

 私が通っている北大にも「ハラスメント相談室」はもちろんあります。
 北大は前の総長がパワハラ疑惑で解任されていることもあり
 対応に力を入れているようです。
 

周囲に相談も!



ハラスメント窓口がない場合は大学院の事務局、
あるいは他の教員や大学院の先輩・同期に相談してみるのも
ありでしょう。

せっかく安くないお金を出して
大学院に進学している以上、
1人で悩まずすぐに相談しましょう!

(そもそも、大学院生は大学にとって「お客」に当たるわけです)


ただ、どうしても改善しない場合
教員とのメールを保存しておいたり
面談の際は毎回 音声を収録したりするなど
自衛策を取っておくといいでしょう。

(いまはスマホでも録音できます)

本当にキツければ休学を!

その上で精神的にきつい場合は
一度休学するのもありです。

問題教員の場合、
異動することも結構あります。

安易に退学するのはもったいないのです。




…今回は暗い話になってしまいましたが、
希望に燃えて進学したにも関わらず
ハラスメントが問題になるようでは
誰も進学しなくなってしまいます。

大学院側の綱紀粛正を求めるばかりですし、
そういう問題教員を辞めさせていくことも
大学院側に求められています。


まずは予防策・自衛策を
万全にしていきましょう!



うちの塾でも何らかの相談に乗れればと思いますので
ご連絡ください。

ではまた!


☆メルマガ登録後1通目が届かない場合はこちらをご確認ください。
メールが届かない場合

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください