看護大学院入試の疑問解消シリーズ⑤「勤務年数が足りないので受験できるかわかりません…」

藤本研一
Digest!
キャリアアップ/昇進直結の
専門看護師(CNS)資格。
 
受験するには大学院修了の他、
5年以上(専門分野で3年以上)の
実務経験が必要です。
 
「受験資格が足りないかも…」という方も、
大学院在学中に勤務を行うことで
2年分実務経験を増やすことが可能となります。
 
なので果敢にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

キャリアアップ直結だけど情報が限られるのが大学院受験。

看護師のキャリアアップ/昇進直結の
専門看護師(CNS)資格。

取得するためには大学院進学が必要なのですが、
この分野について情報がかなり限られています。

そのため、専門看護師関連で
うちの塾に多く寄せられる
ご質問にお答えしていきます!

よく伺うご質問⑤:
「専門看護師を目指したいのですが、
 勤務年数が足りないので
 受験できるかわかりません…」

解答!

「大学院在学中も勤務をするなら
 勤務年数の問題がクリアできることも!」



専門看護師の資格を取るには
指定された大学院を修了後、
毎年10月頃に行われる
筆記試験に合格する必要があります。

(なお、資格は5年更新制です)

この筆記試験を受けるためには
大学院を修了するだけでは要件が足りません。

「看護師の資格取得後、実務研修が通算5年以上であること。
 そのうち通算3年以上は 
 専門看護分野の実務研修をしていること」

という規定が存在しています。

(出典:https://www.nurse.or.jp/nursing/qualification/vision/cns/index.html)


「専門看護分野の実務研修」とは
たとえば「がん看護専門看護師」を目指すのであれば
がん看護を多く行う病棟での勤務経験が求められる、
ということです。

(規定では「業務の半分以上をがん看護に費やしていること」と
 書かれています)

どのようなレベルの実務研修が必要かは
こちらにデータが出ていますのでご確認ください↓

 ☆専門看護分野の実務研修におけるフィールドについて

実務経験が短い場合、どうすればいい?

さて、この実務研修の期間、
ベテラン看護師の方ですと問題なく
条件を満たすことができると思います。


ですが学校を出てすぐの場合や
とりたい分野での
勤務経験が足りない場合などに
この規定がネックになってしまいます。

勤務経験が足りない場合、
どうしたらいいのでしょうか?


1つの方向性として、
大学院を出た後に勤務年数を重ねる、
というものがあります。

大学院を出たあと勤務をすることで
勤務年数条件を満たしていけばいいわけです。


別に大学院を出てすぐに
専門看護師の筆記試験を受けなければならないという
規定はないので問題なく条件を満たせます。

大学院に行きながら勤務年数を増やす!




ただ、そこまでしなくても、
大学院に通いながら看護師として勤務をして
勤務年数を増やすこともできます。

仮に現在3年しか看護師としての実務経験がなくても
大学院在学中の2年間も勤務するのであれば
専門看護師の受験資格を得られる、ということになります。

なので2年間 実務経験が足りないだけなら
大学院に通いながら勤務することで
受験資格を得ることができますのでオススメですよ!

(学校によっては「勉学に専念してください」と
 言われるケースもありますので
 事前に確認してみてください)

「実務経験が短いから
 まだ無理かも…」

と諦めず挑戦なさるのをオススメします!

今回のポイント


大学院在学中も勤務することで
実務経験の年数を増やすことができる!
専門看護師に果敢にチャレンジを!

早く取得しておくと、その分チャンスが広がる!


専門看護師の資格は
取得している人がまだまだ小数
(2022年12月で3,155名)であり、
早く取得しておくと長くその分野で
活躍できるという特徴があります。


専門看護師を取得しておくと
自分のキャリアアップ/昇進などが見込めるだけでなく、
勤務する病院にとっても
報酬点数の加算がある他、

「専門看護師がいる病院」ということで
宣伝効果も大きくなります。


なにより専門性が高まるからこそ、
自分の理想の看護が実現でき
患者さんに貢献していくことができます。

ご自身のチャンスを増やすためにも、
また勤務する病院・関わる患者さんに貢献できる点でも
専門看護師、挑戦なさるのはいかがでしょうか?

うちの塾ではあなたの夢を
応援しています!




ではまた!


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