忙しい社会人でも大学院に合格できる!社会人入試制度とその注意点をお伝えします!

藤本研一
 

忙しくて勉強時間が割けなくても、大学院に合格できる!


「なんとしても大学院に行きたい!」

「大学院で勉強し直して
 今後の人生をより良いものにしたい!」

そんな思いから
大学院を目指す社会人の方が毎年大勢いらっしゃいます。


うちの塾の土曜相談会や
体験授業にお越しくださる方も
大勢いらっしゃいます。


その時に質問を受けるのは

「受験勉強に割ける時間があまりないのですが
 受験できますか?」

というご相談です。


これに対し私は
「一般入試ではなく社会人入試で出願する場合
 負担も減るので十分受験可能ですよ!」
とお伝えしています。

大学院受験の制度は一般入試・社会人入試の2つがある!

大学院受験をする場合、
一般入試か社会人入試かという
2つの受験制度が用意されていることが多いです。

一般入試は
大学4年生からそのまま大学院を目指す
学生を主対象とした入試です。


一方、社会人入試は
社会人経験がある人を
主対象とした入試です。

(社会人であっても
 一般入試を受けることは可能です。

 なお大学院によっては
 「経営者は社会人入試を受けられない」
 というケースもあるので注意が必要です。

 立教大学のビジネススクールなどが該当します)

一般入試の負担は重くても、社会人入試の負担は意外と軽い。

一般入試の場合、
専門科目の試験や小論文のほか
英語や面接の試験が行われることが多いです。

一方、社会人入試の場合、
小論文試験と面接だけなど
試験対策の範囲が

グッと狭くなっていることが多いです。

場合によっては
「書類審査と面接のみ」というケースも
あるくらいです。

(北大公共政策大学院など)



なので、忙しい社会人であっても
社会人入試対策に特化すれば
十分合格が狙えるのです。

(受かった後 通い続けるためには
 長期履修制度を使ったり
 勤務の仕方を工夫したりする必要は
 ありますが)

今回のポイント


社会人入試の受験条件、多いのは
「社会人経験3年以上」。
ここには専業主婦(主夫)経験も含まれる!

気をつけよう!社会人入試3つの注意事項


ここまで社会人入試の特徴を
お伝えしてきました。

こう聞くと
「だったら社会人入試で受けるほうが
 ラクでいいじゃん」
と思う人も多いと思いますが、
ここで気をつけるべき注意事項を3点お伝えします。

1つ目は定員の問題です。

社会人入試の場合 定員が一般入試より狭いことが多いので
対策をきちんと行う必要があるのです。

2つ目は大学院の捉え方です。

社会人の方の場合、
どうしても大学院を一種の
「カルチャーセンター」だと考えて受験してしまう人が
多いです。

つまり、例えば政治学の大学院なら
「政治学をイチから学べる場所だ」
と考え、

何を研究するかが曖昧なまま
進学してしまうケースが多いのです。


…大学院は何かを教わるというよりも
あくまで自分で研究を進めていくための場所なので
「カルチャーセンター」のように考えていると
痛い目を見てしまいます。

なので「大学院で研究するとはどういうことか」を
明確に知った上で受験
べきなのですね。

専業主婦(主夫)経験は社会人経験に入るか?

3つ目は社会人経験のカウントの仕方です。

一般的には大学院の社会人入試において
出願条件として

「社会人経験3年以上」

というものが書かれています。

この社会人経験に
「専業主婦(主夫)」経験が含まれるかどうか、
ときおり質問を受けます。

結論的には
「社会人経験に含まれる」とされるケースが
多いようです。

専業主婦(主夫)として
取り組んできたからこその知見がある以上、
ぜひ積極的に社会人入試に挑戦していただければ、
と思います。


ただし、看護の大学院など
専門職に関わるような場所の場合

「看護師としての勤務経験3年以上」

という規定がなされていることがあります。

このとき、
准看護師や看護樹種時代の経験が
カウントされないケースもあるので
注意が必要です。

(教職大学院の場合も
 「教員経験3年以上」という規定が
 書かれていることもあります。
 それ以外に社会人経験があったとしても
 社会人入試を受けられないケースもあります)




さあ、今回は社会人入試の特徴と
その注意事項をお伝えしました。


この内容を
あなたの今後の人生展望に役立てていただけましたら
幸いです。

ではまた!


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