あれこれやらず1つに集中!『エッセンシャル思考』が教えるキャリアアップの秘訣とは?

藤本研一

Digest!
50万部のベストセラー『エッセンシャル思考』を読むと
本当に大事なこと以外を捨てる重要性が学べます。

これはキャリアアップにも通じる態度です。
あれこれ漫然と資格を取るのではなく、
自分が本当にやりたいこと・
今後につながること1つに集中することが
未来を開くことになるのです。

50万部のベストセラー!『エッセンシャル思考』を学ぶ。

いま、
『エッセンシャル思考』という本を読んでいます。

この本、
とてもおもしろいです。

忙しい現代社会。

「もっと多く」やることが
求められています。

仕事も大量に行ったり、
あらゆる事柄を同時に処理したり
しようとします。



基本的に仕事を断らず
何でも受けるのが大事、
と思われています。

ほかにも以前はブログだけ
やっていればよかったのが
FacebookやTwitter(現X)、
LINEやInstagram、TikTokもやらないと
いけなくなってきました。


ですが、
「あれもこれも」取り組む現状が
問題をもたらしているのではないか。



そう本書は指摘するのです。

本当に大事なことは少ししかない。



本当に大事なことって
たくさんあるわけではありません。

ほんの少ししかありません。


であれば
本質でない大部分を捨て、
本質にだけに集中するのが必要なのだと
『エッセンシャル思考』は教えてくれます。

『エッセンシャル思考』には
こういう話が出てきました。



「デュアルテ・デザイン社CEOのナンシー・デュアルテも、
 会社の方向性について同じジレンマ
 (注 仕事を選ぶことがチャンスを減らすのではないかという悩み)を
 抱えていた。

 もともと彼女の会社は、
 多様な要望に応えるデザイン会社だった。

 企業イメージ、ウェブサイト制作、
 プレゼンテーション制作など、
 何でもこなす。

 だが、「これだ」という個性に欠けていた。
 何らかの独自性がなければ、どこにでもある
 平凡なデザイン会社で終わってしまう。

 ナンシーはジム・コリンズの
 『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』を
 読みふけった。

 本当にやりたいことや得意なことがあるなら、
 そのことだけをやりなさい、
 とコリンズは述べていた。

 そこでナンシーは思い当たった。

 自分だけの強み、ほかのデザイン会社が
 やりたがらない分野。

 それは、プレゼンテーションのデザインだ。

 デュアルテ・デザイン社は
 プレゼンテーションの仕事に特化して
 ノウハウを積み上げ、
 世界で随一のプレゼンテーション会社となった。

 ただし、そのためには
 ほかのあらゆるチャンスに
 ノーを言わなくてはならなかった。

 
 たとえ景気が悪くても、
 手軽にお金が入るチャンスが来ても、
 ぐっとこらえた。

 それは飛び抜けた存在になるための
 代償だった。

 たくさんのチャンスや仕事を断り、
 自分たちの専門分野を
 とことん追求していったのだ」

 (『エッセンシャル思考』Kindle版
  130-131ページ/304ページ)

うちの塾が「社会人の大学院進学」に特化した理由


この記述、自分の塾開業時の経験と
重なってきます。

当初、私の塾は「作文塾」として
開業しました。


小中学生が作文を書けるように
サポートする塾としてスタートしたのです。


…ところがお客様が全く見つからなかった関係で
家庭教師の仕事をしたり
別の教科も教えられることをサイトに書いたりと
あれこれやろうとしていきました。

そうすると依頼が入ってくるものの、
どれも「そこそこ」の水準でしか
進められません。


引用したデュアルテさんの会社と
同じ状態です。

開業後、お客様に来ていただけるようになったあと
「あれもこれも」取り組んできていました。



ところが。


自分が何をしたいか、
自分の塾で誰の力になりたいかを
真剣に考えたとき

「社会人の大学院進学」

という方向性が見えてきました。

ちょうど私も早稲田の大学院を出ていますし、
大学院進学に必要な各種書類や小論文・
面接対策のいずれも自分が行えます。

この方向性なら
自分の強みが最大限に発揮できることに
気づいたのです。


それ以来
塾の名前も「1対1大学院合格塾ゆう」に変え、
社会人の大学院進学対策に特化していきました。

そのおかげで今年 株式会社化することが
できたわけですね。

あれもこれもではなく、「1つ」に特化する!

あれもこれもするのではなく、
なにか1つの分野に特化する。

その分野だけに
注力をしていると、
バラバラの分野にあれこれ取り組むよりも
専門性を身に着けやすくなります。

あれもこれもするのではなく、
自分の強みを発揮できる分野に集中する。


そのことが大きな結果を生むのだと
実感しています。

キャリアアップも「1つ」に特化!





これ、キャリアアップの方向性を考えるのにも
役立ちますね。


すぐ取れるカンタンな資格をあれこれ集めるくらいなら
本当にやりたい内容につながる資格・
価値がある資格1つを取るのに
全力を注いだほうがいいのです。

また、あれこれ勉強するよりも
自分の今後につながる分野だけに集中して
勉強したほうが結果も速く出ます。

私も、塾において社会人の大学院受験に
集中して取り組めるようになったことで
ノウハウ・知見を蓄えることができています。


先の試験ではさっそく今年も
立教大学MBA・北海道大学大学院に
合格者を輩出することができました。

これも、
あれこれやらないからこそ
できていることではないかと思います。



今回のポイント


あれもこれも取り組むのではなく、
自分の専門を高める「1つ」に集中する!

1つに集中するのって気持ちいい!

1つだけに集中するのって
けっこう気持ちがいいです。

気にかかることを減らせますし、
1つだけに取り組んでいると
上達も速いからです。


たくさんの選択肢の中から1つを選び、
それだけに集中する。


この習慣、ぜひとも身につけていきたいですね!

適当でもいいから1つに定める!〜365日そばを食べている人の話〜


ポイントは適当でもいいから
「これ!」という1つだけを決めてみることです。

私のブログ仲間に
「365日毎日そばを食べる!」
と決めて活動しているデザイナーさんがいます。

  ☆福井の奥村さん↓
   https://ameblo.jp/scatenato/entry-12782255054.html


毎日一食はそばを食べていると、
そばの違いに詳しくなります。

毎日そばを食べていることを公言していると、
実際そば屋さんからの仕事の依頼が
やってくるようになったそうです。



この人は「そばを毎日食べる」と決めて
それをずっと取り組むことで
道がひらけてきた、と言えるかもしれません。

もしこれがうまくいかない場合でも、
「毎日うどんを食べる!」
「ラーメンを食べる!」
と決めて取り組めば
そのうちなにか見いだせるかもしれないのです。


「これ!」と1つを決めてうまくいかなくても
別のものに切り替えればいいだけです。


リスクはどこにもない上に、
うまくいく場合は結果が速く出るという特徴もあります。

ともあれ、
キャリアアップにかけられる時間が
限られている以上、
なにか1つを定めて挑戦するのがおすすめですよ!

その「1つ」に大学院進学を
定めてみてはいかがでしょうか?


ではまた!


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