時間を作って現地へ!自分の目で見て北方領土問題を考える大事さ。

今回のポイント

時間を作って現地に行く。
自分の勉強のための「旅行」を大切に!

思うところあって根室。

思うところあって
いま根室(ねむろ)に来ています。

 

 

根室は一般人が行ける
日本の「最東端」の場所に位置します。 

(一般人が行けない場所を入れると
 南鳥島が最東端になります)

 

 

受講生からのリクエスト。

今回の根室行き、
うちの塾に通っている
大学生(男性)の受講生の方から

「北方領土、いつか見てみたいんです」

と聞いたのがもともとのきっかけでした。

  

ちょうど9月までは
JR北海道の【HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス】が使えますので
思い切って受講生の方と行ってみることにしたのです。
 

JR北海道様サイトより引用。

 

 

【6日間周遊パス】は
JR北海道の特急・在来線が6日間乗り放題になるという
夢のようなチケット。

 

6日間使えて
12,000円です。

 

普通に移動すると
札幌-釧路間で特急料金込で約1万円、
釧路-根室間で2,860円ですので

片道だけでモトが取れてしまう計算です。

 

せっかく【6日間周遊パス】が使えることもあり、
根室に向かうことにしたのです。

 

(根室駅から納沙布(のさっぷ)岬まで
 クルマがあると便利なので
 レンタカーも借りています)

 

根室の地で北方領土問題について考える。

 

さて、根室に来たのは
まさしく北方領土について実際に見て考えることが
目的です。

 

私はいまからちょうど6年前に
根室や羅臼(らうす)・別海(べっかい)あたりから
北方領土を見たときの印象が忘れられません。

 

 

目の前にある島が
ロシアによって実効支配されているという事実。

これ、直接見ることではじめて

「北方領土問題は 
 かなり深刻な問題なのだ」

と実感したのです。

展望台から望遠鏡を覗くと
北方領土上の建物や
そこで暮らす人たちの様子も目に入ってきます。

目の前の島が「実効支配」されているということを
これだけリアルに実感できる機会は
そうそうありません。

だからこそ、
時間を作ってでも
根室方面に行き北方領土について考える機会が
重要だと思うのです。

太平洋戦争が終わった後、
もともと北方領土に住んでいた人たちは
ソ連に追い出される形で
北海道本島に移住を余儀なくされました。

そのため、故郷のお墓や建物などは
まだ残っているわけです。

いまウクライナ紛争などで
日本とロシアの関係は冷え込んでしまっています。

北方領土交渉も
なかなか進まない状態です。

北方領土に住んでいるロシア人も大勢いるため、
時間が経てば経つほど
返ってくる可能性は減ってしまいます。

だからこそ、
一度自分で見て考えてみたほうがいいのではないか、
と思うのです。

そんな思いから
受講生の方と共に
根室に向かうことにしたのですね。

今回のポイント


時間を作って現地に行く。
自分の勉強のための「旅行」を大切に!

行くのは大変。でも行くべき!

いま、この記事を書いているのは
札幌→根室に向かうJR車両の中です。

札幌から釧路を経て根室に向かうには、
けっこうな時間がかかります。

札幌-釧路間は特急で実に4時間、
釧路からJR花咲線乗り換えでさらに2時間半

合計すると7時間近く掛かるのです。

(おかげで本も読めますし、
 ふつうに仕事も出来ます)

飛行機を使う場合は
新千歳空港から
中標津空港まで50分ほど。

そこから【80分】バスに乗れば
根室に到着します。

正直、JRを使っても飛行機を使っても、
行くのがすごく大変です(笑)。

(数年前、
 団体職員研修 講師として根室に伺ったことがあります。

 その際は飛行機とバスを使いましたが
 研修後に帰る手段がなく
 【後泊】をしたのが印象的でした。

 
 北海道内の研修で後泊が必要なケースって
 そんなにないのです…)

でも、それくらいの手間をかけてまで
行くべき場所だと思うのですね。

根室の納沙布岬に立つと
目の前に見えるのが歯舞(はぼまい)群島です。

行く道中に立ち寄るコンビニ
「セイコマートうちやま歯舞店」という名称からわかるように、
まさにこのあたりの地名なのです。

(ちなみにセイコマートうちやま歯舞店は
 日本最東端のコンビニとして有名です)

歯舞群島のなかで一番近い
「貝殻島」(灯台が建っています)までは
約4キロ。

非常に近いです。

そこが事実上「ロシア」になっているという現実を知ることに
大きな意味があると思うのです。

 

 

…というわけで
今回の根室行き、
「大人のスタディツアー」として
行ってきたいと考えています。

 

時間を作って現地に行き、
勉強してくるという姿勢、
私自身大事にしたいと思うからです。 

 

ではまた!


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