思考ツールはクルマと同じ。使うほど上達する!

藤本研一

Digest!
先日、団体職員の方への研修で
「インバスケット思考」をお伝えしてきました。

インバスケット思考とは限られた時間の中で
仕事の優先順位を考える思考方法です。

こういう思考ツールはクルマの運転と同じです。
使うほど上達していきます。

なので「難しいから自分にはムリそう…」と思わず
練習する機会を増やしていきましょう!

団体職員の方への「インバスケット思考」研修

先日、北海道の道北にあたる羽幌(はぼろ)町で
団体職員の方への研修を行いました。

その中でお話したのは
「インバスケット思考」についてのお話です。



インバスケット思考とは?

上司の机に
「未決箱」なる箱、
置いてないでしょうか?

回覧書類のほか、
決済が必要な書類を一時的に入れておく箱を
未決箱といいます。

そこにある書類を確認後、
ハンコを押したり
指示をしたりしていくわけです。

インバスケット思考とは
この未決箱に入った書類(インバスケット)を
どのように処理するかを考える思考方法です。


限られた時間の中で
どのような順番で・
どのように処理をするかを検討することをいいます。

もともとは1950年代の
アメリカ空軍で開発された訓練手法が
もとになっています。



私が担当した研修でも、
インバスケット思考を
実践的に個人で/2人ペアで
考えていただきました。

具体的には
「喫茶店の店長」をイメージし、
同時に大量の案件や相談が来ている中
どのように業務を処理していくかを
考えていくワークとなっています。


通常の業務を離れ
「喫茶店の店長」という立場で
業務の処理方法を考える。

これって意外と楽しいものです。

ワーク中も
笑い声が起きつつ
ワイワイ進めていくことができました。

終わった後の感想でも

「いままで業務の順番を考えることを
 ほとんどしていなかったので
 目からウロコでした

「全部自分でやろうと思っていましたけど、
 組織としてはこれは正解じゃないんだなとわかりました

「いままで上司の立場で考えたことがなかったので
 【ああ、上司って大変なんだな】と思いました」

などというコメントを
寄せてもらいました。

インバスケット思考というのは
1つの思考法です。

思考法は
ノコギリや金づち、
あるいはクルマや自転車のような
「道具」です。


道具である以上、
何度も使っているうちに
技術が磨かれていきます。


使いこなすためには
何度も使ってみる必要があるのです。



ノコギリも金づちも、
またクルマや自転車も
実際に使ってみないとうまく使えません。

で、物事の考え方も
1つの道具です。



道具を自在に使えるようになるには
大量に使ってみるのが一番早いのですね。


研修の中で
何度もインバスケット思考の練習をしましたが、
使いこなせるようになるには
普段の業務もインバスケット思考を用いて取り組むのが
なによりも重要です。

使い続ける中で
インバスケット思考、
身につけてみてくださいね!


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今回のポイント


思考ツールはクルマと同じ。
何度も使う中で技術が磨かれていく!

運転がめちゃくちゃ苦手でも…!

私、いまでこそ
カーシェア(カーシェアリング)のサービスを使い
クルマを運転することが時折ありますが、

免許を取って8年ほどは
ペーパードライバーでした。


大学1年生の夏に免許を取ったものの、
クルマを運転する機会は全くありませんでした。

学校教員になって数年後に
北海道の帯広市での勤務が決まりました。

帯広では公共交通機関の関係や
営業訪問の関係上
クルマの運転が必要不可欠となりました。

そこで数年ぶりに運転するのことになるのですが、
最初のうちは全くうまく操作できませんでした(笑)



車庫入れの際、
指示してくれる人を
ひいてしまいそうでした…。


そこから何回も練習する中で
ようやくひとりで運転できるようになりました。

それでも、
高速道路に乗るときや
雪道運転のときのときなどは
すごくビクビクしながら運転していたのを覚えています。

いまだと問題なく運転できるようになりましたが、
なんども練習しないと運転って上達しないものだと
痛感しています。


インバスケット思考などの思考ツールも
まったく同じです。

何度も使ううちに
使い方が上達していきます。



慣れてきたら
すぐに活用できるようになりますし、
無意識的に
活用できるようにもなってきます。

(クルマの運転も、
 ほぼ無意識でやっている操作が
 いくつもありますよね)

インバスケット思考も使うほど上達する!

「インバスケット思考って難しい…。
 だから自分には無理そう・・・」

などと言われることもありますが、


これも

「クルマの運転は難しい…。
 だから自分には無理そう…」

というのと同じです。

たしかに難しいところもありますが、
何度も使っていたら使えるようになってくるのです。


クルマの運転同様、
インバスケット思考などの思考法も
ある程度のレベルであれば
誰でもできるようになるのです。

(さすがにレースに出るレベルになると
 センスが問われるかも知れませんが、
 日常使いならまったく問題にならないはずです)

なので「難しいから無理」と思わず、
練習してみるのをオススメします!

思考法もクルマと同じ。使うほどにうまくいく!



これはインバスケット思考に限らず、
たとえば「9マス思考(マンダラート)」や
「マインドマップ」「プロコン表」などの
思考ツールの使い方にもいえます。

使う回数を増やすことで
自分のスキルを高めていきましょう!


ではまた!



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