「フジケンの塾、任天堂みたいだね」先輩の発言の真意とは?

先日、大学院時代の先輩と会う機会がありました。

先輩は
「フジケンの塾、任天堂みたいだね」といっていました。

塾のメイン事業を時代に応じて変遷させている様子が
任天堂のようだ、といってもらえたようです。

キャリア形成や経営戦略において、
専門を活かしつつメイン事業を変遷させることって
大事だなあ、と思います。

今回はこういうお話です。

「フジケンの塾、任天堂みたいだね」

先日、大学院時代の先輩に
会ってきました。



早稲田の大学院時代、
大変お世話になった方です。


偶然にも北海道の大学で講師をなさっている関係上、
久々にお会いする機会があったのです。

お互いの近況を報告し、
特に今年4月から株式会社化できたことを
説明した所、

「フジケンの事業は
 任天堂みたいだね」

という感想を寄せてくださいました。




なぜ任天堂…?

私が疑問に思っていると先輩は説明を続けてくれました。



任天堂はいまでこそ
世界的なゲーム企業ですが、

当初は花札からはじめ
トランプ→光線銃→ファミコンと
世の中の動きに応じて
どんどん事業の中心をシフトさせていったのです。

(ちなみに、プラスチックのトランプを
 日本で最初に作ったのは任天堂です)

任天堂は
昔からやっている事業だけではなく、
世の中の変化を見ながら
新たな事業に資源を集中させていったのです。


だからこそ、
常に革新的な存在として
活躍できているのですね。

小中学生向け作文塾からのスタート。

さて、私が塾を設立した2016年当初、
塾ではいろんな事業をやっていました。


まずは小中学生向けの
作文塾からはじめ、

それと並行して
理科と数学の個別指導塾も
やっていました。

個別指導の塾もやりつつ、
家庭教師の案件も受けていました。

でも、どれも今ひとつ
お客さんがいらっしゃらない状態でした。

塾に社会人の方がいらっしゃるようになってから
社会人の方への文章指導をメインに
取り組むようになりました。

先方からの依頼を受け、
企業や団体職員の方を対象にした
「文章能力向上研修」も
2017年頃より行うようになりました。

(商工会議所様主催のセミナーでも
 講師を務めるようになりました)

この時点で
作文塾→社会人向け作文塾・研修講師と
やることがシフトしてきたのです。


2020年度からは塾での事業の中心を
「社会人の大学院進学対策」という
ニッチな分野に中心を切り替え、

そこから看護の大学院対策や
MBA対策などに注力するようになってきました。


最終的には
作文塾→社会人向け作文塾
→社会人向け大学院進学対策塾・研修講師と
メインの事業が移り変わっていったのです。


創業以来7年間で
あれこれ事業の中心を変化させてきた
うちの塾の様子を見て、
先輩は「任天堂のようだ」と評価してくれたのですね。

世の中の変化に応じて、業務を修正させていく!

うちのような小さい会社(塾)の場合
世の中の変化に応じて
取り組む内容を少しずつ修正していくことが
求められます。


注力する対象を少しずつ変化させていくことで
世の中が必要としてくださるものを提供できるよう
取り組む必要があるわけです。

こういう動きを
「任天堂みたい」と言ってもらえたこと、
ありがたい限りだなと思います。

今回のポイント


自分の専門を深めつつズラしていく!
それがキャリアアップ方針の基本!

キャリアアップの方向性は2つ!


自分の可能性を開いていく。

そのための
キャリアアップに必要な方向性って
2つあるように感じます。

1つは自分の専門性の深掘りをすること、
もう1つはその専門性をズラしていくことです。

私の場合は
「文章添削」「文章指導」が自分の専門性です。

それを時代の流れや
お客様が求める内容に
少しずつズラしていくことで
世の中で必要とされる内容を
提供できるようになるわけです。

(今まさに努力しているところですが…)



こうやって自分の専門を
少しずつズラしていくことが
「任天堂」の方針と似ていると言えるのでしょう。


あなたが助けたいのは誰ですか?

ただ、この時のポイントは
「誰を助けたいか」という視点です。

私の場合は
社会人の方への文章アドバイスを
やってきていましたが、

この分野ってほかの人でも
力になれる分野でもあります。

(同業他社も多くあります)



一方、大学院進学の場合
あまりやっている人はいません。

「私が取り組むことで
 何かお役に立ちたい」
と思える分野でもあるのです。


創業以来7年間、
試行錯誤しながら取り組んできたことを
「任天堂のようだ」と言ってもらえたこと。



感謝しつつ今後も取り組みたいと思います!



今回の内容、
キャリアアップの方向性を考える際、
参考にしていただけましたら幸いです。

ではまた!


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