研究者の自伝・評伝を読むメリット。無味乾燥な専門分野に人間味が感じられる!

学問の世界って
専門性が高い上、

抽象度も高くて
正直興味を持てない内容もあります。

そういうときこそ
研究者の自伝や評伝を読んでみると

「ああ、こういう思いで 
 この研究をしていたんだな…」

と学ぶことが出来ます。

そうなると学問に人間味が感じられるようになり
楽しくなってきますね!

ぜひ研究者の自伝や評伝、読んでみましょう!

今回はこういうお話です。

カミソリ政治家・後藤田正晴さんの本を読む

いま
元警察官僚で政治家の
後藤田正晴(ごとうだ・まさはる)さんの
伝記を読んでいます。

   
   

保阪正康さんの
『後藤田正晴 異色官僚政治家の軌跡』
です。

  

後藤田さんは
警察官僚(警察庁長官)として
「あさま山荘事件」の解決など
治安部門の責任者を務めた人物です。

頭の回転が鋭かったことから
「カミソリ後藤田」とも呼ばれています。

田中角栄内閣の
官房副長官として活躍後、

最終的には政治家(大臣・官房長官を歴任)として
大きな影響力を発揮した後藤田さん。

本書を
読んでいると大変印象深いです。



それはちょうど私がいま
北大の公共政策大学院で勉強しているので
普段から政策や行政改革について
知る機会が多いからでもあります。

後藤田さんは中曽根内閣において
官房長官として行政改革に取り組んだ
という実績があります。

そういう人物に対する伝記(評伝)なので

「ああ、講義の中で出ていた内容の背後に
 こういうやり取りがあったんだな〜」

などと発見があるのです。


大学院の講義だと
抽象的で専門性の高い話が出てきており、
正直あまり興味を持てない内容も
あります。

そういうときに、
まさに制度を作る側・
政策を決定する側だった人物の本を読むと
無味乾燥のように見えた内容が
興味深く見えてくるのです。


今回のポイント


専門書を読むときは
その分野で活躍した人物の
自伝や伝記も読む!

専門分野に関わった人物の自伝・評伝を読もう!

学問の世界は専門の内容ばかりで
ともすれば興味を持てなくなることも
たくさんあります。

そういうときにこそ
その分野で活躍した人物の
自伝や伝記(評伝)を読むと
興味を持てるようになってきます。

たとえば心理学でしたら
フロイトやユングについての
評伝を読むと発想の仕方が見えて面白いです。

また、社会学においても
ウェーバーやデュルケーム自体に対する
研究書を読むと
「なぜこの人たちはこういう発想をしたのか」
という点が見えてきます。

理系分野ですと
『ご冗談でしょう、ファインマンさん』
というのも面白いですね。


天才数学者・岡潔さんの評伝を読むと
彼の変人エピソードがあって興味深いですし。

学問はけっきょく
人間が自身の人生をかけて
あれこれ積み重ねた結果
できています。

(AIの時代になっているので
 この先はわかりませんが…)

その分野に関わった人物の考え方や生き様を知ると
専門性あふれる内容にも
人間味が感じられるようになります。

なので勉強・読書をする際は
その分野に関わった人物の
自伝や伝記などを読むのが
オススメですよ!

勉強の息抜き・気分転換にもなりますし。




ではまた!


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