学習初期から小さめの専門辞典を買っておくべき理由。専門辞書は「引く」だけでなく「読む」ものである!

今回のポイント

紙の辞書、読んだら線を引く!
調べるだけでなく読んで学習を。

専門分野の辞典、持っていますか?

突然ですが
あなたの「専門分野」の辞典、
持っていますか?


ちょっと大きめの本屋さんに行きますと、
いろんな専門分野ごとに
多様な辞書・辞典が出版されていることに
気づけます。


これらの辞典、
もし何もお持ちでないなら
本屋さんに行った際
すかさず購入しておくのをオススメします。


小さめの専門辞典がオススメです!

特にオススメなのは
専門辞典のなかでもなるべく小さめのもの。


価格を抑えられるだけでなく
持ち歩きにも便利です。


辞書のコスパが高いという事実。

辞書って
まあまあな値段がしますが
載っている情報は膨大です。

専門文献を複数冊、
あるいは数十冊買うよりも
多くの情報が詰まっているケースがあります。


言ってしまうと
辞書は学習において
コストパフォーマンスがいい、
と言えるのです。


(もちろん、使わなければ 
 ただのムダなので気をつけましょう…)

小さめの専門辞典は学習に役立つ!

さきほど、
「買うならば小さめの専門辞典がいい」ということを
お伝えしました。


小さめの専門辞典は
「どのレベルの用語を知っていればいいか」
という目安を教えてくれます。


最新の用語は当然出ていないケースもありますが

「辞書に載っていないほど細かな用語は
 さしあたり知らなくても構わない」

という判断を行えるのです。

大学院入試などの勉強をしていると
「どのレベルの知識まで学べばいいか」
不安になることがあります。


その場合も小さめの専門辞典を使って学習していると

「載っていない言葉は知らなくてもいいや」

と吹っ切れることができます。


結果、
学習効率もあげられるのですね。

(実際、小さめの専門辞典に載っていないような用語は
 専門家の議論の際にもほとんど出てきません)


紙の辞書、使う機会は減りましたが…。



さいきん、紙の辞書を使う機会が
めっきり減りました。

そもそもですが
高校時代・大学・大学院時代と
私は「電子辞書」で英語や古文を調べていたので
紙の辞書はあまり使ってはいませんでした。


最近はPCやスマホで
ネット検索もできるので
ますます使わなくなっています。


ですが、大学院進学対策や
進学後の研究では
まだまだ紙の辞書が大活躍します。

(というか、
 電子辞書に入っていないケースや
 ネットでも調べられないケースも多いので…)



だからこそ、
本屋さんで専門分野の辞書を買っておくと
進学準備だけでなく
進学後にも役立つのですね。


辞書は「引く」だけではなく「読む」もの。

実際、私も学生・院生の頃
小さめの専門分野の辞書を
いつも持ち歩いていました。

『教育学用語辞典』や
『岩波小辞典 社会学』などを使って
調べていたのが懐かしいです。

 

これらの辞典は知らない言葉を
調べることだけが目的ではありません。

単に言葉を調べるだけではなく
「読む」ものでもあります。



研究系の大学院などに進学する際、
小さめの専門辞典を
「すべて読む」のが手っ取り早い
学習方法になります。

私もこの『教育学用語辞典』と
『岩波小辞典 社会学』はこの方法を用い
辞書を読んで勉強しました。


読んだ用語には線を引き、
関連する用語を引いては読んでいく。

他の専門文献を読んでいる際にも、
わからない用語があれば
辞書を引いて読んでいく。

(そして線を引いていく)



これを繰り返していくと、
ある日「すべての用語を読み終えた日」
(すべての用語に線を引き終えた日)が
やってきます。


そうなると大きな達成感もあるのですね。



大学院の教員や先輩と議論する際も
知らない言葉がほぼなくなるので
ディスカッションもしやすくなります。

効果は絶大なのです。


…辞書を全部読むという勉強法って
電子辞書やネットでは
なかなかできないです。



なので大学院進学を目指す場合、
小さめの辞書でいいので
専門分野の辞典を買って

持ち歩くのがオススメですよ!

今日のポイント


紙の辞書、読んだら線を引く!
調べるだけでなく読んで学習を。

専門辞典をふだん使いしよう!

辞書って「引く」ものでもありますが
「読む」ものでもあります。

(こういうと引かれることもありますが…)

「知の巨人」こと立花隆さんも

〈その分野の知識を手っ取り早く身につけるには
 専門辞書を最後まで読むのが一番〉

と言っています。


オススメなのは
大学院受験の際から小さな専門辞書を
日常使いをし、

大学院合格後も授業中に
積極的に使っていくことです。


…あまり大きな声では言えませんが、
大学院の授業でイマイチな講義があった際、
授業で出た言葉を調べるふりをしながら
私は辞書をずっと読んでいました。

こういうのをずっと繰り返していて
「あ、全部読み終えたんだ…」
と気づいたときの充実感は
実に大きかったです。


スキマ時間の有効活用にも!

辞書を読むのは
電車の移動中や
仕事の合間などのスキマ時間にも
気軽に取り組めます。

ぜひカバンや机に小さめの専門辞書を用意しておき、
日常的に読むのをオススメします!


ではまた!


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