「修士論文、どう進めたらいいの…?」が解消!「章立て」があなたを救う!

 

今回のポイント

論文を書き出す前に「章立て」をする!
いまの時点でも書ける内容はたくさんある!

大学院合格「後」が本当の戦い

うちの塾には
大学院に受かった後も
引き続き通塾なさっている方が
多くいらっしゃいます。

仕事をしながら大学院で学び続けるのには
1人だとなかなか大変なのですね。

なので大学院の授業で分かりづらいところや
詳しく聞きたいところ、
課題のアドバイスなどを
トータルに行っているわけですね。

その一環で、修士論文執筆に向けての
「研究計画書」作成にも
一緒に取り組んでいます。
 

 

研究計画書って、
つくり出すとなかなかぐちゃぐちゃになります。

なので私がお手伝い差し上げているわけですね。

 

修士論文レベルの研究計画って
書き方を「知らない」ことにはなにもはじめられません。

自分で調べながら行っても良いのですが、
忙しい社会人の方ですとその時間をなかなか取れないことも
多いですよね。

なので一緒に取り組んでいくことで
最短距離で大学院修了を目指していけるのですね。

修士論文執筆に必須!章立ての大事さ

うちの塾に通っている方で
大学院に現在在籍なさっている方のなかには

「論文の章立て」づくりにも
一緒に取り組んでいる方もいらっしゃいます。

章立てとは
「研究計画」で作ったものを元にして

「修士論文をどのような流れで書いていくか」

をまとめたものとなっています。

 

論文、特に修士論文を書ききるのって
かなり大変です。

 

文字数も数万字に達しますし、
書き出すと全体の調整・バランスを整えるのも大変です。

 

 以前も書きましたが、
 レベルが高い修士論文はそのまま
 「新書」として出版されるケースもあります。
 
 一般的な新書の文字数である8-12万字程度なのに対し
 修士論文も大体それくらいの文字数となるからこそ
 可能なのですね。

 

それを防ぐには
「章立て」をするのが大事なのです。

 

章立てのやり方

章立てとは
要するに「目次づくり」です。

第1章で何を書き、
第2章で何を書くか。

 

こういうものを書いていくのです。

その項目も

「はじめに」
「先行研究の分析」
「研究の方法」
「倫理上の配慮」
「研究結果」
「分析」
「結論」

…などと、
「定番」の流れをまず書くと言いでしょう。

 

その上で、この章の下に
節・項も書いていけるといいですね。

章立ての実例

 

実例として、
私が修士課程で書いた論文をもとに
説明していきます。

 

私の修士論文のテーマは
「通信制大学」についての社会学的分析、でした。

 

第1章を「はじめに」とした後、

1−1「通信制大学の現状」
1−2「通信制大学の制度史」
1−3「通信制大学の現状の課題」

…などと3つの節に分けて説明をしました。

 

場合によってはこれをさらに
いくつかの項に分けることも出来ます。

 

たとえば

1−1「通信制大学の現状」ですと

1−1−1通信制大学の学校数
1−1−2通信制大学の学生数
1−1−3設置学部名に関して

…などと3つの項に分けています。

 

書けそうなところから早速書く!

こうやって項目を分けていくと
あることに気づきます。

「あれ、この部分、
 もう書き始められるぞ…!」

 

実際におこなう調査が終了していなくても、
今の時点から書ける要素があれこれあることに

気づけるのです。

 

多くの人はすべての調査や分析が終わった
「後」から修士論文は書き始めるものだと考えていますが
実は違います。

 

(やってもいいですが、
 この場合、時間がめちゃくちゃかかります) 

 

仮に調査が終わっていなくても、
もっといえば調査を行う段階でも
書ける内容はいくつもあるのです。

 

なので、章立てを書いていき
「今の時点から書けるものは何か」
を考えていくのが効果的なのですね。

今回のポイント

 


論文を書き出す前に「章立て」をする!
いまの時点でも書ける内容はたくさんある!

 

修士論文は自発的に書いていく!

修士論文のコワいところは

「いつから書き出せばいいか」

大学院側から指示されることが
意外と少ないこと、です。

 

大学院では「論文を書けて当たり前」な
対応の仕方をされます。

 

そのため、
大学院の論文も
「勝手に書き出している」
「自主的に書き上げている」ことが
求められるケースも多いです。

 

修士論文、「指示待ち」だと卒業できない…!

なので、

「まだ指導教員から何も言われていないから
 とくに研究は進めなくてもいいだろう…」

と思っていると、
あっという間に「時間切れ」となることがありますのです。

 

それを防ぐには
自分でコツコツと論文を書いていたほうが良いのですね。

 

その取組をする際、
「章立て」をしていれば
今の時点で書ける場所がすでにたくさんあることに
気付けるものです。

 

修士論文はフライングで書く!

いまの時点でも書けることはたくさんあるものです。

 

だからこそ、
どんどん「フライングで」書いてみるのを
オススメします!

指導教員にとっても
全く論文が進んでいないよりは
多少ずれた内容が入っていたとしても
文章が多く書かれていたほうがアドバイスしやすいです。

大学院は「ほっておかれる」場所である。

大学院というのは
「懇切丁寧」な場所ではありません。

 

ある意味「一人前」の研究者として
「ほっておいてもできるはず」
「分からなければ自分からやり方を聞きに来るはず」

と認識されています。

 

なので
指示される「前」からどれだけ動けるか。

 

これを
大事にしてみてくださいね!

 

ではまた!


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