「そもそも」論を小論文に入れよう!背景提示は視野を広げるのに最適!〜小論文試験必勝シリーズ6




今回のポイント

「そもそも〜〜」を使うことで
小論文に深みが出てくる!
議論が行き詰まったら「背景提示」で
視野を広げよう!

小論文の書き方をお伝えするシリーズ第6弾!

「小論文って、どう書いたらいいか、
 分からない…」


そんな声にお答えするシリーズ第6弾、
今回もお届けします!


前回は小論文の構成の
【序論-本論-結論】のうち、
「本論」部分で使用できる各種パーツ
(ハンバーガーでいうところの「具材」)として
「譲歩構文」を紹介してきました。


今回、他の具材も紹介していきます。


小論文の具材2)背景提示

背景提示
「そもそも〜〜」
「〜〜の背景には〜〜がある」


小論文を書いている際、
ともすれば課題文に書かれている内容や
自分の経験だけに視野が狭まることがあります。


その結果、発想が小さくなってしまったり
最悪の場合は設問で聞いていることとは異なる内容を
書いてしまったりすることもあるかもしれません。

また、小論文を書いている時、
「もう書くことがない…」
と悩んでしまうこともありますよね。


そんな時に役立つのが
「背景提示」という小論文の「具材」です。

これは論じている内容の
背景にある内容を指摘し
より大きな視点から見ていくための具材となります。

議論では「そもそも論」が役立つ件。

あなたは
「そもそも論」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?


そもそも論とは
物事をいま一度最初から考え直し
その必要性や存在意義を問い直すことを言います。

Weblioの定義を参考にしました)




例えば、職場で
「どうもこの商品、全然売れないんだけど
 何が悪いんだろう?}
と話し合うことがあります。

「キャンペーンを打ったら売れるのでは?」
「思い切って値下げしてみたら?」

などと議論をした後に

「そもそも売れていないんだったら
 もう販売を停止したらいいんじゃないの?」

と発言する人がときおりいらっしゃいます。

そこで皆がハッと気付き、
下手にキャンペーンや値下げするのではなく
思い切って販売停止となることが
あるかもしれません。


このとき、
「そもそも〜〜」という発言によって
皆の思考が柔軟になったといえます。

「そもそも〜〜」とは
「最初」や「元来」ということを意味します。



「そもそも〜〜」ということで
物事をいま一度最初から見つめ直すことができます。


小論文においては
「そもそも〜〜」を使うことで
いま扱っている内容の意義を
見つめ直す事ができるのです。




臓器移植の事例に「そもそも〜〜」を使ってみた例

たとえば前回の記事で
「臓器移植がしやすいよう
 制度を改革していく必要があるか」

という内容について検討をしてきました。





こちらのテーマで
「そもそも〜〜」を使ってみましょう。


【「そもそも〜〜」を使ってみた例】

 そもそも臓器移植においては
臓器提供側の善意に基づくことが
必要とされる。
 臓器移植がしやすくなるよう制度改革する場合、
提供側の善意以外のものも重視される可能性がある。
端的に言えば臓器売買などが横行する危険性があるのだ。
 これは臓器移植の本来の意義と異なってくるのではないか。

(注 あくまで回答例であり模範解答というわけではありません)

「そもそも〜〜」を使うことで
制度の前提まで立ち返って
議論を考えることができるようになりました。


小論文の切り口がより深くなっていますね!



チーム医療の事例に「〜〜の背景には〜〜がある」を使ってみた例



同様に「〜〜の背景には〜〜がある」という
具材で考えてみましょう。


今度は前々回に扱った
「チーム医療における看護師の役割」をテーマに
考えてみます。



【「〜〜の背景には〜〜がある」を使ってみた例】

 チーム医療が求められる背景には
これまでの医者中心の医療観に対する反省がある。
以前までのパターナリズムに基づいた医療ではなく、
患者の最善の利益につながるよう
医療従事者や関係者が協力をすることが求められていると言える。

※パターナリズム:父権主義。
 知識的に優れた医者が
 医療知識に乏しい患者に代わって意思決定を行うことに
 つながる考え方。

 以前の医療ドラマでは「がんだということを
 本人に伏せて治療をする」シーンが描かれていましたが、
 これは「がんだと伝えると患者がショックを受けてしまうので
 伝えないようにする」という意味で父権主義であると言えます。

「〜〜の背景には〜〜」を使うことで
話に深みが出てきました。


単に「チーム医療」だけの話をするのではなく
その概念が出てきた歴史的背景を指摘することで
「きちんと理解をしている」というアピールを
小論文で描くこともできるのです。


今回のポイント

「そもそも〜〜」を使うことで
小論文に深みが出てくる!
議論が行き詰まったら「背景提示」で
視野を広げよう!

今回ご紹介した
「そもそも〜〜」や
「〜〜の背景には〜〜がある」という
「背景提示」の具材。

小論文の「本論」に入れて
小論文をより良いものにしたいですね!


ぜひ小論文に盛り込んでみてくださいね!

次回も小論文の「具材」をご紹介しますね!


ではまた!


☆メルマガ登録後1通目が届かない場合はこちらをご確認ください。
メールが届かない場合