『釣りバカ日誌』シリーズで学ぶ平成経済史。

 

今回のポイント

「釣りバカ日誌」シリーズから
日本企業の強みを知る!

お盆休み、ずっと観ていた『釣りバカ日誌』

お盆休み中、
コロナ感染防止の意味もあり
帰省もせずに札幌にいました。

移動時間がなかった関係で
ずっと観ていたのが
釣りバカ日誌』シリーズです。

松竹映画から22作も作られた
映画シリーズ。

『釣りバカ日誌』シリーズの魅力

ハマちゃん・スーさんという
「釣りバカ」2人が登場することで
有名です。

万年平社員のハマちゃんと
ハマちゃんが勤める建築会社の社長の
スーさんが釣りをきっかけに仲良くなるという設定が
話にアクセントをつけています。

(平社員と社長との立場を超えた
 「友情」が本作の笑いを作り上げています)

たまたまAmazonPrimeで
1作めの『釣りバカ日誌』が観れたので
その流れで8作くらいを一気に観ていました。

(1作め以外はすべて別途費用が必要でした…)

毎回、全国ロケが行われているので
観ていて旅行気分が味わえるのと、

古き良き「日本の会社文化」が味わえることで
けっこう面白く観ていました。

社会人経験があると面白くなる。

子どもの頃、
よくテレビでも放映されていたシリーズでしたが、
その頃はこのシリーズの面白さ、
さっぱりわかりませんでした。

会社内外でのドタバタも
あまりリアリティを感じなかったのです。

…曲りなりに社会人経験をしてみることで
こういうサラリーマン映画が
面白く感じられるようになりました。

今の時代、こういう「家族主義」的な会社もありませんし、
平社員と社長の立場を超えた「友情」なんて
ほぼ存在しないでしょう。

こういう、もうなくなってしまった
会社文化の良さのようなものを
本作は伝えてくれています。

☆「釣りバカ日誌」公式サイトはこちら↓
 https://www.cinemaclassics.jp/tsuribaka-movie/movie/

今回のポイント


「釣りバカ日誌」シリーズから
日本企業の強みを知る。

過去の映画から、いまと違う価値観を知る。

一昔前に流行った映画を観ていると、
今と違う価値観をみんなが持っていたことに
気づきます。

初代の『釣りバカ日誌』の映画公開は
1988年末、

最終作の『釣りバカ日誌20ファイナル』の公開は
2009年末となっています。

約21年続いたシリーズだからこそ、
映画の初期と晩期で
描かれる時代描写は大きくかわります。

言ってしまえばバブル最盛期で
建築業界が絶好調だった時代から
バブル崩壊で時代の空気感は一気にかわります。

不良債権処理や環境問題、
最後は2008年のリーマン・ショック後の不況まで
平成経済前半の様子が克明に描かれた映画となっています。

オフィス内の様子も、
白黒表示しかできないコンピュータが
数台設置されたところから、

各々のデスクの上にPCが置かれているように
描写が変わっています。

初期はスーさんが
ガンガン使っていた自動車電話が
角張った携帯電話に変化し、

最終的には2つ折りケータイに変化しています。

(最終作の2009年当時は
 スマホはまだ普及していません)

こういう20年の変化を観ていると、
いまから20年後の職場環境がどうなっているか
想像もできないですね。

日本企業の強みの秘訣。

ともあれ、ちょっと前の映画を観ていると
社会の変化を実感できます。

違った価値観も学べるので
時間があるときに過去の映画シリーズを観てみるのも
面白いと思いますよ!

特に私はいま
いま受講生の方の講義の関係で
MBAなど会社経営系の本を
あれこれ読んでいますが、

過去の「日本企業の強み」について知るのに
「釣りバカ日誌」シリーズは有益なように思うのです。

『ジャパン・アズ・ナンバーワン』と言われたときの
日本企業の強みが
社員の一体感にあったことを
本作で改めて実感できました。

さて、そんなわけで
釣りバカ日誌シリーズ、
残りの作品も観ていきたいと思います。

ではまた!


☆メルマガ登録後1通目が届かない場合はこちらをご確認ください。
メールが届かない場合

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください