最後の一文、蛇足になっていませんか?
使い古された表現を使うと、
読み手に「またか」と思われる!
目次
書評を書く際、うっかりやりがちなミス。
ブログやFacebookなどで
本の紹介をしている方って多いです。
こういう「書評」って
読んでみると大変勉強になりますね。
ただ、ちょっと気になることがあります。
それは「書評」の最後を
「●●な人にぜひ読んでほしい」
と締めるパターンです。
「●●な人にぜひ読んでほしい」で終わる書評の「もったいなさ」
例をあげると、
「本書は日本の教育に興味がある人に
ぜひ読んでほしい1冊です」
「教員志望の方に
一読を勧めます」
などと、だいたいはこのような形になります。
かくいう私も
「書評」を書く際に
こういう終わり方の文章を書いたことがありますが、
これ、やめたほうがいいな、と思います。
何かというと、
完全に「蛇足」だからです。
せっかく書評自体が良くても
最後の一文があることで
「そもそも書評なんか読まなくても
読む人は読むし、読まない人は読まないよなあ」
と思ってしまうのです。
「●●な人にぜひ読んでほしい」のなら
それを最後の文章で直接言わず、
本文のなかで表現を工夫し、
「●●な人」が思わず本を手にとりたくなるように
書いたほうがいいのですね。
最後の一文を削ると文章は良くなる!
なにかの文章術の本で
「最後の1文を削ると文章は良くなる」
というアドバイスを見ました。
文章を書く時、
みんな最後の一文に
やたら気合を入れようしてしまいます。
なので余計な一文を付けてしまいがちなのです。
余計な一文で、急に陳腐化…。
この余計な一文のせいで
いままでイキイキしていた内容が
急に陳腐化してしまう。
そういうこともあるのです。
同様に、どれだけいい書評であっても
最後の「締めの一文」が
「●●な人にぜひ読んでほしい」
というものだと
「ありきたり」感が出てしまいます。
これだともったいないのです。
皆が使う表現は封印する!
文章表現を良くするコツは
「みんなが使っている表現」
「使い古された表現」
を使わないこと、です。
書評において「締め」として
「●●な人にぜひ読んでほしい」
と書くのは
あまり考えなくてもできてしまう
「使い古された表現」なのです。
なので安易に使うと
「またこのパターンか」
と見透かされてしまうのです。
今回のポイント
最後の一文、蛇足になっていませんか?
使い古された表現を使うと、
読み手に「またか」と思われる!
作文の「最後の一文」は不要である!
作文の「最後の一文は不要」というアドバイス。
ご自身が書くSNS投稿や日記・ブログ投稿などを見てみると
「最後の一文」があるせいで
せっかくの文章の良さが
死んでしまっているケースも多いのです。
なので今回取り上げた「書評」はもちろんのこと、
最後の一文で台無しになっていないか、
気をつけてみてくださいね!
ではまた!
(↑蛇足?)
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