発見!サイゼリヤ「間違い探し」必勝法〜困ったら問題を反転させるのが研究計画立てのポイント

今回のポイント

研究計画づくりや問題意識を考える際は
問題を「反転」させてみる!
逆から考えると筋道が見えてくる!

高難易度!サイゼリヤ「間違い探し」

「うわ、この間違い探し、
 難しすぎ?」

全国にチェーンがある
イタリアンレストラン「サイゼリヤ」。

サイゼリヤ公式サイトよりhttps://www.saizeriya.co.jp/

価格が安いだけではなく、
本場の味が正確に再現されていることで
有名なレストランです。

写真はイメージ画像です(サイゼリヤではありません…)

サイゼリヤでは
お客様への食事提供の
「効率化」が徹底しているらしく、

なんと店内には「包丁」が1本もない、
とのこと。

 

現場スタッフの調理技術に頼らなくても
店舗運営ができる点がサイゼリヤの凄さですね。

大人も唸る「間違い探し」。

さて、
サイゼリヤに行くたび私が取り組むのが
「間違い探し」です。

 

お子様向けメニュー表の「裏」に乗っている
この「間違い探し」。

 

注文したメニューが出てくるまでの間、
毎回 取り組んでいます。

サイゼリヤ名物とも言える
この「間違い探し」。

 

子ども向けの楽しいコンテンツとして
用意されているものなんですが、
サイゼリヤファンの間では
「大人でも難しすぎる間違い探し」として
きわめて有名です(笑)

発見!サイゼリヤ「間違い探し」必勝法

 

先日も友人と行った際、
「間違い探し」に取り組みました。

公式サイトより

 

案の定、めちゃくちゃ難しいのですが…。

 

先日「必勝法」を発見しました!

 

それは間違い探しを
「反転」させてから行う、というもの。

 

通常、間違い探しを解く際は
「正面から」見て「間違い」箇所を見つけていきます。

 

ところが、今回私は間違い探しを
「反転」させて探してみたのです。 

間違い探しの「問題」が載った側を反転させ、
逆側から見ていくのです。

 

すると…。

 

なぜかサクサク見つかります。

 

正面からの場合は、
たとえばイラストで描かれた「木」や「人物」にばかり目がいき、
違う箇所がなかなか見つかりません。

 

(おそらくですが、
 左右のイラストを見比べている場合、
 脳内で補正が勝手に行割れているのだと思います。
 なので、左右の違いに気づきにくいように思うのです)

 

…ところが「反対側」から見た場合、
「木」や「人物」として認識する前に
「模様」として間違い探しを認識することになります。

 

そうすると
直感的に「あ、こことここが違う!」と
指摘できるのです。

 

(実際にサイゼリヤの間違い探しをやってみたい方は
 こちらからどうぞ↓
 https://www.saizeriya.co.jp/entertainment/ )

 

…結果的に、
サイゼリヤでの
私の「間違い探し」コンプリートにかかる時間が
大幅に短縮したのです!

 

ぜひサイゼリヤに行った際、
「反転させて」間違い探しをやって見てください。 

きっと難易度が劇的に下がるはずです。

 

今回のポイント


研究計画づくりや問題意識を考える際は
問題を「反転」させてみる!
逆から考えると筋道が見えてくる!

大学院進学の「研究計画」づくりも、同じやり方で!

さて、この記事はなにも
「サイゼリヤの間違い探し必勝法」を
伝えるためだけの記事ではありません。

大学院進学や進学後に必要とされる
「研究計画」の立て方を紹介するための記事となっています。

 

大学院進学の際に必要となる
研究計画書。 

修士課程で何を研究していくかを
考えていく際、
研究計画書づくりは欠かせません。

これは出願時に必要なだけではなく、
実際に進学した後もこれらを考えていくのが
ポイントとなるのです。

ただ、研究計画を考える際、

「どういうふうに問題意識を定めればいいか
 わからない」


「どこに注目すべきか
 イマイチ分からない…」

ということがよく起こります。

「従業員のやる気を高める評価システムってどう作ればいいの?」

たとえば、です。

 

あなたがMBA(経営管理修士)を取るために
大学院進学を志望している、としましょう。

 

企業内で
「従業員のやる気を高められる
 業績評価システムを作りたい!」
と考えているとします。

 

具体的には

「従業員のやる気を高められる業績評価システムを
 研究したい」

という研究計画を立てたとします。

 

…これ、研究をすすめる際、
ちょっと詰まってしまうことがあります。 

「どうやったらやる気を高められるか」
「どういう評価システムだといいか」

こう考え出すと
何からはじめていいか行き詰まってしまうこともあるのです。

困ったら問いの「反転」を!

…こんなふうに研究計画立てが難航したとき、
どうしたらいいでしょうか?

 

これ、すでに前半で言っていますが
「問題(間違い探し)を反転させる」ことに
そのヒントがあるるのです。

 

専門書から引用します↓

 

「このような場合にお勧めの方法は
 問題を反転させてみることである。
 
 反転させるための、
 簡単な方法は否定形で考えることである。

 「従業員の士気を向上させる業績評価システム」
 から検討を開始するのではなく、
 「なぜ既存の業績評価システムは
 従業員の士気を向上させないか」という
 問いから出発すると、

 その原因はリアリティを持って
 目の前に浮上してくるはずである。

 そのリアリティこそが自分の力で考えていく基礎となる」

神戸大学専門職大学院, 2015,『人生を変えるMBA』, Kindle版210/317ページ

 

たしかに
「従業員の士気を向上させるにはどうしたら良いか」よりも、

「なぜ既存の業績評価システムは
 従業員の士気を向上させないか」

を考えると理由が見えてきやすいです。

 

困ったら問題を反転させる!

 

この「問題を反転させる」「否定形で考える」という視点は
非常に有益ですね。

 

たとえば地域活性化・地方創生の発想なら

「どうやったら地方創生がうまくいくか」

ではなく

「地方創生がうまくいかなかった事例には
 どのようなものがあるか」

という問いを立てることが出来ます。

 

「成功例」を研究するのではなく、
逆に「失敗例」を多数集め
その共通点を分析することで
新しい知見が得られるかも知れません。
 

また、看護学においても

「看護師のスキルを高める研修は
 どう行えばいいか」

という問いではなく、

「既存の研修の中で
 看護師のスキル向上に役立たないと
 看護師自身が実感しているものには
 何があるか」

という問いを立ててみると
通常とは違う研究計画が立てられるかも知れないのです。 

困ったら反転を!

 

この「問題を反転させる」
「否定形で考える」という視点。

 

私も受講生の方といっしょに
研究計画を考えていく際
役立てたいと思います。

 

 

…今回は「サイゼリヤの間違い探し」の話から始まり、
大学院進学の際の研究計画書の話につなげるという
「大技」な記事となりました。

 

大学院進学に興味のある人も、
サイゼリヤに興味のある人も、

「困ったら問題を反転させる」

というワザ、ぜひご活用いただければ幸いです!

 

ではまた!


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