研究テーマ設定のヒントに!学問史の本を1冊は読む!




今回のポイント

研究初期には「学問史」の本を読む。
「問題意識」の変遷を知ると、理解が深まる!

ついつい観てしまう、あのチャンネル。

さいきん、
YouTubeでついつい見てしまうチャンネルがあります。

 

それが
札幌の昔の街並みを
解説するチャンネルです。

 

ハルさんが運営する
このチャンネル↓。

ハル散歩

 

「ハル散歩」という名称で、
現在の札幌近辺の街並みを動画で示した後、

「以前はこの場所には何があったのか」
「なぜこういう道の作りになっているのか」

などを解説なさっているのです。

 

(なお、今回の内容、
 前半部分は札幌以外の人には
 イマイチ伝わりにくいネタですので、
 「興味ないよ」という人は
 「今日のポイント」以降を読んでみてください

 

かつて住んでいた街並みが…!

私がグッと来たのは
以前住んでいた北24条駅周辺の解説動画。

 

札幌市営地下鉄南北線 北24条駅周辺には
もともと路面電車が走っていました。

それが地下鉄開業で廃止となり、
路面電車関連の施設が撤去されました。

そんな路面電車の車庫跡地の再開発が
ホテル兼貸し会議室(+プール・公共施設)の
「札幌サンプラザ」になったのですね。

 

 (なんどかここのセミナーで講師を務めています)

札幌商工会議所北口支所 主催セミナー@札幌サンプラザ

 

また、いまは札幌北高校や
北海道芸術デザイン専門学校のある場所周辺には
かつて「札幌飛行場」という空港がありました。

 

昔といまとでは全く違う景色が
広まっていたのですね。

 

かれこれ北24条には約5年住んでいましたけど、
全然知らないことばかりだったので
動画を観ていて驚きの連続です。

 

街並みの歴史を知ると面白い!

こういう歴史的経緯を知ってみると、

「だからあの建物は
 こういう不思議な立地にあったんだな…」

などと発見があるのです。

 

こういう発想は
NHKの「ブラタモリ」を観ているときに
得られる感覚に近い、と言えるでしょうか。
 

街というのは
時代によって住んでいる人・通っている人が
移り変わっていきます。
 

それにより、
街並みも少しずつ変遷していきます。

 

かつての街並みが
いまに影響を与えている側面も
大きいのです。

 

こんなふうに
自分が住んでいる場所の
かつての情報や歴史を調べてみると
けっこう楽しい気分になりますね。

 

…それにしても不思議なのは
自分が行ったことのある場所が
テレビに映った時、
なぜかテンションが上がるのは何故なんでしょう?

「あ、この店、行ったことある!」

と誰かに叫びたくなる衝動が
湧いてくることもあります。

 

同様に、テレビでなくても
自分が行ったことのある場所が
YouTubeで紹介されていると
なぜかテンションが上りますね。 

人間、自分に経験があるものを
誰かに再紹介してほしいと思っているのかも知れませんね。

 

今回のポイント


研究初期には「学問史」の本を読む。
「問題意識」の変遷を知ると、理解が深まる!

 

経済学史・経営学史を学んでみると発見が多い。

以前、 ブログ記事で
「経済史」「経営史」研究についてを書きました。

 

 

こういう歴史を知ってみると、
いま当たり前となっていることが
かつては全く違っていたこと、

昔行われていたことが
いまにも影響を与えていることが
かなり多い点に気づくことが出来ます。

以前の記事の中では
『経済史・経営史研究入門』という本を
紹介しています。

本書には江戸時代から
商家では帳簿が付けられつづてきて、
きちんと「マイナス」の概念が存在していたことが
描かれています。

また他にも江戸時代の商家において
信用取引が多数行われていたこと、
経営のリスクヘッジのための各種仕組みが整っていたこと
なども掲載されていました。

こういう歴史的変遷を知ると
興味が湧いてきますね。

地味ながら「学問史」は面白い!

この「経済史」「経営史」をはじめ
大学院の研究テーマには
学問史というジャンルがあります。

 

その学問がどのように発展してきたのか、
また過去にはどのような事が行われてきたのかなど
歴史的視点から研究を行うという分野です。

 

学問史はあらゆる分野に存在しています。

 

たとえば「看護史」もあれば「科学思想史」、
先にあげた「経済学史」「経営学史」など様々あるのです。

 

学問史って、大学院の授業の中では
けっこう地味な存在です。

 

ですが、一度学んでみると
その学問の「問題意識」の変遷を
知ることができるのです。

 

たとえばアダム・スミスの『国富論』という
経済学の古典を学ぶと
「分業」による生産価値の増大が
問題意識にあることがわかりますし、
 

ナイチンゲールの『看護覚え書』を学ぶと
「換気」「衛生管理」の必要性という
問題意識の大事さも学ぶことが出来ます。

大学院での研究テーマを考える一つのヒントとして
「学問史」の本を1冊でいいので学んでみると
楽しくなりますよ!

あなたのテーマ設定の参考にしてみてください。

ではまた!