日本の医療の「ギリギリ」さを実感した件。南杏子さん『ヴァイタル・サイン』を読んでみた。

今回のポイント
現状把握をした上で、今後の対応を考える!
キャリアアップのためにはまずは問題点を認識するところから!

 

南杏子さんの『ヴァイタル・サイン』を読んでいます

 

 

いま『ヴァイタル・サイン』という
小説を読んでいます。

 

 

終末期の患者さんが多い病棟を舞台にした、
看護師さんの「お仕事小説」です。

 

看護師として病棟で活躍する
主人公の看護師・素野子が
日々過酷な現場で戦いつつも
理想の看護を模索する、というお話です。

 

 

 

これ、読んでいると
医療現場の「大変さ」が伝わってきます。

 

 

医療業界のリアリティや問題点が
読むだけで学べる本となっているのです。

 

看護師の勤務状況問題

 

問題の中で大きいのは
勤務状況。

 

 

休みが取りにくかったり
長時間労働が改善されなかったりと
問題が数多くあります。

 

「実働人数も勤務感覚も
ギリギリであることは誰もが実感していた。

だから子育て中の看護師も、
子供が熱を出したからといって
勤務を簡単には休まない。
同僚への負担を考えてしまうのだ。

実の父親が亡くなったというのに
深夜勤の交代を申し出ることができず、
泣きながら勤務を続けた看護師もいた。

人員をやりくりした勤務調整の結果、
素野子はこのところ
毎月8回の深夜勤に入るのが当たり前で、
ときには12回を数えることもあった。

そうした状況は今に始まったことではない。
いつの間にか看護師は長時間の勤務に慣れ、
看護師の家族は待つことに慣れてしまうのだ」
(Kindle版No.1739-1743/4260)

 

こういう話を読むと
なかなかツライですよね…。

 

 

日本の医療って
医療関係の方の労力で支えられているように思います。

 

 

 

実際、ストレスフルな環境になっていますが
その分の「やりがい」も感じられます。

 

時折ある患者さんからの感謝や喜びの声が
やりがいにもなっているのを
実感する本となっています。

 

大変だからこそ
「専門性」を意識し、
プロフェッショナルとして仕事をしている方が多いです。

 

 

大変さとやりがいは繋がり合っています。

 

 

大変だからこその
「誇り」も大きいわけです

 

 

 

…ただ、医療関係の方の待遇については
今後考えていく必要がありますね…。

 

 

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

現状把握をした上で、今後の対応を考える!
キャリアアップのためにはまずは問題点を認識するところから! 

 

 

「お仕事小説」は自分のキャリアを考える上で役立つ!

 

 

本書のような「お仕事小説」。

 

 

探してみると色々あります。

 

 

自分が勤務している分野の
「お仕事小説」を読んでみると、

「うちの業界って、
こういう問題があったんだ…」

と気づくことができます。

 

 

 

私は学校教員のときにも
学校現場を舞台にした
小説やマンガを読んでいました。

 

 

読んでみると
発見もたいへん多かったです。

 

 

自分が職場の中で感じていた

「教員のこのルールってどうなの?」

というモヤモヤ。

 

そんなとき小説を読むと

「ああ、やっぱりこれって
問題だったんだ…」

と気づくことができます。

 

 

「気づき」がストレスを減らす。キャリアアップにもつなげられる!

 

 

気づくことが出来ると、
それだけでストレスが少し減るものです。

 

また、気づいていくことで
「これからどうやってキャリアアップをしていくか」
「どうやって専門性を高めていけるか」
を考えていけるように思うのです。

 

 

 

なので「お仕事小説」、
ぜひ仕事が忙しいときこそ読んでみることを
オススメしますよ!

 

 

☆『ヴァイタル・サイン』について
こちらの動画後半でも解説しています↓

 

ではまた!


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