マンガ『昭和天皇物語』
明治・大正・昭和と激動の時代を過ごされた昭和天皇。
その昭和天皇の生き様を
マンガで綴っているのが
『昭和天皇物語』です。
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(写真はAmazonより)
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幼少期からヨーロッパ留学、
帰国後の摂政就任、
大正天皇崩御とそこからの践祚、
五・一五事件や二・二六事件など
多くの激動を乗り越えていく昭和天皇の姿勢が
強烈に伝わってきます。
私はもともと「社会科」、
それも「歴史科教員」ということもあり、
昭和史が大好きです。
その点から『昭和天皇物語』、
よく読んでいます。
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(皇居のお堀)
一人の人間として苦悩し
考えつづける昭和天皇の姿が
印象的な作品となっています。
読んでいて、
天皇という立場の重みと困難さが
伝わってきます。
(今回、尊敬表現をあえて「ふつう」に
記載していますので念のため)
名シーン「雑草という名の草はない」
『昭和天皇物語』で私が印象的な
シーンがあります。
それは
「雑草という名の草はない」
というセリフを昭和天皇がいうシーンです。
マンガでは幼少の頃
お付きの家庭教師から教わり、
成人したあとも口にするシーンが
表現されています。
「雑草という名の草はない」という言葉、
もともとは昨年の朝の連続テレビ小説
「らんまん」の主人公・牧野富太郎が発した
有名な言葉だそうです。
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牧野富太郎
マンガの中では表現されていませんが、
史実としては
牧野富太郎の発言を受けて
昭和天皇が話していたようですね。
「雑草という名の草はない」。
すごくいい言葉だと思います。
植物はそれぞれ独自の植生を持っています。
様々な違いを持っています。
それを〈雑草〉と括(くく)ってしまうのは
植物に失礼、ということだからです。
雑用という名の仕事はない!
この「雑草」という言い方に近いのが
「雑用」という言葉です。
これも「雑草」同様、
「雑用という名の仕事はない」のです。
例えば掃除をしたり書類を整理したりするのは
「雑な用」ではなく立派な仕事です。
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「雑用」と言ってしまうと
それこそ「雑」にこなすだけになってしまうのです。
「雑草」という名の草がないように、
「雑用」という名の仕事はない。
「雑」という字に流されて
仕事を「雑」にしてはならない。
『昭和天皇物語』のシーンを読んでいて
こういうことを妄想していました。
今回のポイント
雑草という名の草はない。
同様に、雑用という名の仕事はない!
仕事を「雑」にこなしても意味はない!
職場において
掃除やちょっとした買い物・コピーなどを任されると
ついつい「ムッ」としてしまうことが
あるかもしれません。
「なんで私ばかり雑用…」
そういう思いになってしまうことも
あるかもしれません。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2024/02/fuman.jpg)
でも、本来「雑用」という仕事はないのです。
仕事を「雑」に見てしまうと
出来具合も「雑」なものになってしまいますし、
なによりやっていて楽しくありません。
仕事を「雑」にしないためにも
「雑用という名の仕事はない」ことを
意識するのがいいですね・・・!
そうすると雑用を頼まれた時も
楽しく取り組めるかもしれませんよ!
ではまた!
Digest!
マンガ『昭和天皇物語』には
「雑草という名の草はない」というセリフが
何度もでてきます。
雑草という名の草はないのと同様、
雑用という名の仕事はありません。
掃除もコピー取りも
「雑」なのではなく、立派な仕事。
そう思うと雑用が少し楽しくなるかもしれません。