SNSツール、仕事で使っていますか?
突然ですが、
LINEなどのSNSツール、
仕事で活用なさっていますか?
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/01/smartphone-1024x683.jpg)
私、以前はFacebookを
ガンガン使って
お客様と連絡を取っていましたが、
いつの間にかLINEで
ほぼ9割がた連絡するようになりましたね。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/08/line.jpg)
日程の連絡のほか講義で使ったデータの共有など、
LINEはたいへん便利だなあ、と思っています。
(PC版の場合、
一度QRコードを読まないといけないのが面倒ですが…。
なお、講義で使ったデータはメールでお送りすることも可能です)
電子メールを使う機会も
最近は企業・団体の方とのやり取りに使うことが中心となり、
日常の連絡はもっぱらLINEが占めています。
一言程度でも送ることができて、
仕事においてLINEのようなチャットツールは
ホントに便利です。
要注意!SNSの「ネガティブ」投稿はトラブルの原因に!
ただ、チャットツールって
便利な半面、
「ポジティブなこと」と
「事実に関すること」を伝えるときしか
使えないツールだという自覚が必要でしょう。
相手に何かを指摘する場合や
場合によっては注意をする場合など
若干でも「ネガティブなこと」に関することを
発信する場合、
とたんにトラブルに繋がるのです。
私は企業や団体職員の方への文書研修を行う際
「書き言葉の100倍ルール」について
お話しています。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/05/seminar.jpg)
書き言葉の100倍ルールとは
文章やメール・SNSなど書き言葉でやりとりをする際、
【100倍に解釈しても問題ないこと】
だけを書くようにする、というルールです。
書き言葉は書いている人の表情や様子が
一切伝わりません。
その上、
書き言葉は口頭の言葉よりも
重く伝わるという特徴があります。
なので書いた内容が
100倍に解釈される可能性がある、
と考えて取り組むべきなのです。
ポジティブ/事実に関することは書いても問題なし!
たとえば相手に対して
「●●の件、助かりました!」
「ありがとう!」
というポジティブな内容をSNSのチャットで伝える場合、
仮に100倍に解釈されても問題ないですよね。
むしろ100倍に解釈されたほうが
嬉しい気持ち・感謝の気持ちが伝わって
逆にいいかも知れません。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/10/thank_you-1024x683.jpg)
他にも、
「●月×日に19:00-飲み会を行います。
会費は5,000円です」
という事実に関する内容を連絡する場合も
まさか100倍に解釈することはできないですよね。
(飲み会の会費が50万円になることはないです 笑)
このように
「ポジティブなこと」や「事実に関すること」は
ビジネスチャットに書いても
まったく問題ないのです。
ネガティブな内容は誤解を招く…!
…一方、「ネガティブなこと」に関しては
話が全く異なります。
たとえば
「原稿の〇〇の部分、直してください」
「この提案書じゃダメだよ」
「先日のクレーム対応、あのやり方はよくない」
というような注意・指摘に関する内容の場合
読んだ人はどういう気持ちになるでしょうか?
人によっては100倍に解釈し、
「人格否定をされた!」
ように感じてしまうことも多いのです。
特に日本語の場合、主語があいまいになるケースが多いので
「この原稿じゃダメだ」という発言が
「この原稿」に限定するのではなく
「お前自体がダメだ」
と人格自体を叱責されているように感じてしまう
特徴があるのです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2020/01/joushi_buka_men2_okoru.png)
これがきっかけで
パワハラと誤解されることもあるかもしれません。
なので「ネガティブなこと」は
なるべくチャットなどの書き言葉ではなく
口頭や電話・Zoomなど
書き言葉以外で伝えたほうがいいですね。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2018/05/img_phone.jpg)
LINEなどを見ていると
「ネガティブなこと」をメッセージで
送っているケースが散見されます。
これ、トラブルになっているんじゃないかな…と
心配になることが多くあります。
ビジネスチャットを使うときこそ
トラブル回避のため
「書き言葉の100倍ルール」を
気にかけてみましょう!
今回のポイント
SNSなどのチャットツールでこそ
「書き言葉の100倍ルール」に注意を!
LINEチャットの「ふざけ」投稿に注意を!
先日も私が入っているあるLINEチャットで
ちょっとした「ふざけ」投稿が流れてきました。
本人は軽く冗談をいったつもりだと思うのですが、
これまで会議の日程連絡などを伝える事が多かった
チャットに異質なものが混ざってきているので
異様な雰囲気がチャットに漂ってしまいました。
(書き言葉だからこそ
100倍に解釈できてしまうのがこの要因です)
こういうビジネスチャットの使い方って
あまり考えずに使っているケースもあるので
注意が必要ですね!
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/02/phone-1024x683.jpg)
便利なツールだからこそ
「書き言葉の100倍ルール」を
意識して使っていきましょう!
それがトラブル回避に
役立ちますよ!
ではまた!
Digest!
ビジネスでも使う機会の多い、
LINEのようなチャットツール。
便利な半面、トラブルを多く生むことも増えています。
多いのはネガティブな内容を
うっかり相手に送ってしまうケース。
チャットツールって、
書いている人の表情や様子が伝わらないので
相手に100倍の内容が伝わっているおそれがあります。
ネガティブなことは電話・口頭で伝える習慣を
付けていきましょう!