知らないと損する、チャットツールのトラブル回避法! 「書き言葉の100倍ルール」に注意を!

藤本研一

Digest!
ビジネスでも使う機会の多い、
LINEのようなチャットツール。

便利な半面、トラブルを多く生むことも増えています。

多いのはネガティブな内容を
うっかり相手に送ってしまうケース。

チャットツールって、
書いている人の表情や様子が伝わらないので
相手に100倍の内容が伝わっているおそれがあります。

ネガティブなことは電話・口頭で伝える習慣を
付けていきましょう!

SNSツール、仕事で使っていますか?

突然ですが、
LINEなどのSNSツール、
仕事で活用なさっていますか?

私、以前はFacebookを
ガンガン使って
お客様と連絡を取っていましたが、

いつの間にかLINEで
ほぼ9割がた連絡するようになりましたね。


日程の連絡のほか講義で使ったデータの共有など、
LINEはたいへん便利だなあ、と思っています。

(PC版の場合、
 一度QRコードを読まないといけないのが面倒ですが…。
 なお、講義で使ったデータはメールでお送りすることも可能です

電子メールを使う機会も
最近は企業・団体の方とのやり取りに使うことが中心となり、
日常の連絡はもっぱらLINEが占めています。



一言程度でも送ることができて、
仕事においてLINEのようなチャットツールは
ホントに便利です。

要注意!SNSの「ネガティブ」投稿はトラブルの原因に!

ただ、チャットツールって
便利な半面、

「ポジティブなこと」と
「事実に関すること」を伝えるときしか
使えないツールだという自覚が必要でしょう。

相手に何かを指摘する場合や
場合によっては注意をする場合など
若干でも「ネガティブなこと」に関することを
発信する場合、
とたんにトラブルに繋がるのです。

私は企業や団体職員の方への文書研修を行う際
「書き言葉の100倍ルール」について
お話しています。

書き言葉の100倍ルールとは
文章やメール・SNSなど書き言葉でやりとりをする際、

【100倍に解釈しても問題ないこと】

だけを書くようにする、というルールです。


書き言葉は書いている人の表情や様子が
一切伝わりません。

その上、
書き言葉は口頭の言葉よりも
重く伝わるという特徴があります。

なので書いた内容が
100倍に解釈される可能性がある、
と考えて取り組むべきなのです。

ポジティブ/事実に関することは書いても問題なし!

たとえば相手に対して
「●●の件、助かりました!」
「ありがとう!」
というポジティブな内容をSNSのチャットで伝える場合、
仮に100倍に解釈されても問題ないですよね。

むしろ100倍に解釈されたほうが
嬉しい気持ち・感謝の気持ちが伝わって
逆にいいかも知れません。


他にも、
「●月×日に19:00-飲み会を行います。
 会費は5,000円です」
という事実に関する内容を連絡する場合も
まさか100倍に解釈することはできないですよね。


(飲み会の会費が50万円になることはないです 笑)


このように
「ポジティブなこと」や「事実に関すること」は
ビジネスチャットに書いても
まったく問題ないのです。


ネガティブな内容は誤解を招く…!

…一方、「ネガティブなこと」に関しては
話が全く異なります。


たとえば
「原稿の〇〇の部分、直してください」
「この提案書じゃダメだよ」
「先日のクレーム対応、あのやり方はよくない」
というような注意・指摘に関する内容の場合
読んだ人はどういう気持ちになるでしょうか?

人によっては100倍に解釈し、

「人格否定をされた!」

ように感じてしまうことも多いのです。


特に日本語の場合、主語があいまいになるケースが多いので
「この原稿じゃダメだ」という発言が
「この原稿」に限定するのではなく

 「お前自体がダメだ」

人格自体を叱責されているように感じてしまう
特徴があるのです。

これがきっかけで
パワハラと誤解されることもあるかもしれません。


なので「ネガティブなこと」は
なるべくチャットなどの書き言葉ではなく
口頭や電話・Zoomなど
書き言葉以外で伝えたほうがいいですね。

LINEなどを見ていると
「ネガティブなこと」をメッセージで
送っているケースが散見されます。

これ、トラブルになっているんじゃないかな…と
心配になることが多くあります。



ビジネスチャットを使うときこそ
トラブル回避のため
「書き言葉の100倍ルール」を
気にかけてみましょう!


今回のポイント


SNSなどのチャットツールでこそ
「書き言葉の100倍ルール」に注意を!

LINEチャットの「ふざけ」投稿に注意を!

先日も私が入っているあるLINEチャットで
ちょっとした「ふざけ」投稿が流れてきました。

本人は軽く冗談をいったつもりだと思うのですが、
これまで会議の日程連絡などを伝える事が多かった
チャットに異質なものが混ざってきているので
異様な雰囲気がチャットに漂ってしまいました。

(書き言葉だからこそ
 100倍に解釈できてしまうのがこの要因です)


こういうビジネスチャットの使い方って
あまり考えずに使っているケースもあるので
注意が必要ですね!

便利なツールだからこそ
「書き言葉の100倍ルール」を
意識して使っていきましょう!

それがトラブル回避に
役立ちますよ!

ではまた!


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