創業初期の「副業」に足を引っ張られた話。副業するくらいなら本業に直結する勉強を!

今回のポイント
どうせやるなら「副業」というケチな話ではなく
「本業」を強化する活動を!

 

 

起業当時の「副業」生活。

 

 

私が起業したての頃。

 

まったく仕事がない日々が続いていました。

 

 

その頃はあまりにやることがないので
今ではやっていない業務も「副業」として
おこなっていました。

 

 

その一つが
Amazonでの不用品の出荷です。

 

 

Amazon logo.svg

 

 

これ、自分では不要になった本をAmazonに登録しておくと
必要とする人に買ってもらえるというサービスです。

 

 

Amazonセラーセントラルというサイトに登録し、
自分が出品したい書籍を登録しておくと
注文が入る、という仕組みです。

 

 

注文が入り次第自分で送付準備をして発送する。

そんな仕組みのサービスなのです。

 

 

 

自分が大事に読んできた本をブックオフに出しても
二束三文にしかならないことも多いですが、
このサイトの場合うまくいくと
1冊1,000円以上で売れるケースもあります。

 

 

 

Amazonセラーセントラル。

 

 

ある意味、中古品を扱う点で
メルカリに近いサービス、
といえばわかりやすいかもしれません。

 

 

メルカリと違い、
出品側から情報をあまり伝えなくていいので
かなりラクな仕組みでした。

 

 

(当時はメルカリは
普及していませんでしたが)

 

 

 

創業初期は
けっこうここから本が売れていたのが
嬉しかったです。

 

「ああ、仕事しているな〜」

という気分も味わっていました。

 

 

おそらく今も
副業として取り組んでいる人も
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

手間と釣り合わなかったAmazon副業。

 

ただ、
本業での業務が増えるに連れ、
だんだんと出荷する手間と入金額が
釣り合っていない感じがしてきました。

 

 

注文が入る度に本を点検・清掃し、
ラッピングフィルムで包み、
クリックポストという郵便局のサービスで
配送します。

 

 

これだけで10-20分かかる上に
そもそもの「出品する本がどこにあったか探す」という手間が
一苦労です。

 

 

それでいて入る金額も
そんなに高くないことも増えてきました。

 

 

そんなわけで、
ここ数年は全く取り組んではいませんでした。

 

 

数年ぶりに入ってしまった「注文」。

 

 

ところが。

 

 

私、Amazonセラーセントラルで本の出品を
取り下げていたつもりだったのですが
一部の本ではいまだ販売を続けていた状態と
なっていたようでした。

 

 

昨日

「あなたの在庫分の本に注文が入ったので
出荷してください」

との連絡がAmazonから来ました。

 

 

見てみると、
すでに自分が破棄してしまった本に
注文が入っていました…。

 

 

 

あわてて「注文キャンセル」ができないか
調べてみますと、
基本的には出荷側からキャンセルはできない仕組みと
なっています。

 

 

…なので仕方なく新刊書店を
あれこれ周り、
なんとか本を揃えて発送したところです。

 

 

売れた金額は300円、
かかった手数料は新刊本の900円+送料200円。

 

 

全く割に合わない仕事です(笑)。

 

 

 

 

しかも札幌の気温が35度近い中
わざわざ買いに行って送付することに。

 

何というムダ。

 

 

…でも、Amazonセラーセントラルの
設定をそのままにしていた自分への
「戒め」として仕方ないな、と思っています。

 

 

副業にまつわるムダな行動

 

 

さて、創業初期だとか
「副業」を始めるときだとか
今回の私のように
けっこう「ムダ」な行動をしてしまうことって多いですね。

 

 

私が創業初期に取り組んでいた
Amazonセラーセントラルでの本の出荷も
まさにその1つです。

 

(なお、誤解のないように付け足しますが、
私のように「片手間」で取り組むと
割に合わないことが多い、というだけです。

「本気」で取り組んでいる人を揶揄する内容では有りませんし、
この業務だけに専念するのであればまだまだ可能性もあると
思っていますのでどうぞご容赦ください)

 

 

ヘタな副業はお金を失う原因に…。

 

「手っ取り早くお金が欲しい」ばっかりに
かえって支出や手間が増えてしまうような活動をしてしまうこと、
けっこうあるかも知れません。

 

 

副業のアドバイスをしている人に
教えてもらいましたが、

副業自体をするよりも
「副業のやり方を教える」ほうがよっぽど儲かる、
と言っていたのが印象的でした。

 

 

コロナ期で「副業」をスタートした人も多いと思いますが、
意外と「副業の準備」にお金がかかりすぎてしまうケースも
多いようです。

 

 

すると副業自体で入ってくるお金よりも
「副業の準備」で使ったお金のほうが多くなるという
「笑えない」事態も頻繁に起きているかもしれないのです。

 

 

(この副業が「独立開業」や「起業」につながる場合は
ロスではないことも多いので念のため)

 

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

どうせやるなら「副業」というケチな話ではなく
「本業」を強化する活動を! 

 

 

手っ取り早くお金を手に入れるつもりが、全くのムダに…。

 

 

何度も書いていますが
私は高校教員を辞めて独立したあと

「お客ゼロ・売上ゼロ・妻のヒモ」

の半年間を過ごすことになってしまいました。

 

 

 

その頃は手っ取り早くお金が欲しくて
あれこれ「副業」的なことに手を出していました。

 

(本業がお金になっていないのに
副業に手を出すのは
今から思うと愚の骨頂でした)

 

 

今から思うと、
「副業」に手を出すくらいなら
「本業」である塾の授業や塾経営につながる勉強を
もっと行うべきであったと反省しています。

 

 

 

…実は副業って
「副業の準備」をしている状態が
一番楽しいです。

 

このときにあれこれ「投資」として
モノを買って準備をします。

 

 

…ところが肝心の副業で
全く稼げない、という人も多いのです。

 

 

たとえばYouTubeを「副業」として
始めようとしている人がいらっしゃいます。

 

 

 

それなりのクオリティの動画を
YouTubeで作るには
動画編集ソフトやら
ビデオカメラやらで
数万円〜十数万円くらい準備にかかってしまいます。

 

で、これくらいお金を掛けたからと言っても
YouTubeで広告収入を得るには
最低でもチャンネル登録1,000名以上、
直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上が必要です。

 

 

これ、初心者がイキナリやっても
なかなか到達できません。

 

 

その上、広告収入なんて
1再生0.1円程度。

 

 

10万回再生で1万円、
という計算ですが
それだけ再生数を集めるのは至難の業です。

 

 

(ちなみにYouTuberの
75%以上はチャンネル登録数が1,000以下です。
私も含めて 笑)

 

 

 

…ですが「副業」として始めてしまう人が
あとを絶たないのですね。

 

(先述の内容で言うと
YouTube自体よりも
「YouTube副業のやり方」を教えるほうが
お金になるという理屈もよくわかります)

 

 

副業にかけるお金とエネルギー、本業に直結する勉強に回せば?

 

思うんですけど、
仮に数万〜十数万円を掛けられるなら
専門書が数十冊は買えますし、
資格試験のスクール代の費用くらいは
出せてしまうことも多いです。

 

 

ヘタに副業に手を出すなら
本業に直結する勉強をしたほうが
投資効果としては優れているのではないでしょうか。

 

役に立たない資格も多いですが、
「本業に直結する」資格も数多いです。

 

 

たとえば不動産業の人でしたら宅建士などが
あげられるでしょう。

 

大学院で取れる資格を入れると
経営者の人でしたらMBA、
看護師の人でしたら専門看護師などが
あげられます。

 

 

 

こういう資格を取っておくと
自分の専門性も高まりますし、
なにより職場での活動の幅が広まります。

 

 

仮に資格取得をしなくても、
本業に直結する勉強していた場合
お客様と話す際に説得力がついたり、
会議で論理的に説明ができたり、
自分に自信がついたりします。

 

 

 

ヘタに本業以外の「副業」活動に時間を掛けるよりも
本業に直結する内容を勉強したほうが
よほど自身のキャリアアップにつながる可能性が高いのです。

 

 

 

「副業」が騒がれる時代ですが
だからこそ「本業」をレベルアップするための学習、
取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

 

…なんていう話を
以前の「副業」の後始末をしながら
考えていました。

 

 

この機会でかつての「副業」から
足を洗いたいな、と思います…。

 

 

ではまた!


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