「まん延防止」「隠ぺい」「ち密」「語い」表記に関する違和感。ひらがな+漢字熟語はなんだかマヌケ。




今回のポイント
「蔓延」はダメだが「まん延」はOK!
「隠ぺい」「ち密」「語い」って
かえってわかりにくくないですか?

 

「夏の再拡大防止特別対策」実施中

 

北海道でコロナ感染者が増えていることを受け、
「夏の再拡大防止特別対策」が
出ていますね。

 

 

国に要望を出した「まん防」(「まん延防止など重点措置」)が
出るまで間、
北海道として独自に取り組む施策、だそうです。

 

「宣言」で再び仕事が延期&キャンセルラッシュ…

 

 

7/22(木)〜8/22(日)の期間、

「緊急事態措置区域からの
不要不急の帰省や旅行などの移動は
極力控える」

という対策です。

 

 

 

…このおかげで(せいで?)、
8月冒頭に予定してあった各種研修の依頼が
次々延期&キャンセルへ…。(苦笑)

 

 

8月冒頭、空いてしまった部分に仕事を埋めるべく
昨日から動き出しているところです!

 

 

 

 

相変わらずコロナ、
困りますね…。

 

 

「まん延」という書き方、違和感ありませんか?

 

 

ただ。

 

 

私、コロナ関連の
「まん延防止」「まん防」という言い方、
ずっと違和感を持っていました。

 

 

「蔓延」と書かず
なぜ「まん延」と書くのだろう…?

 

漢字で書いたほうが
わかりやすいのになぜ…?

 

そこまで考えて、

「そうか、これ、
常用漢字じゃないのだなあ」

とようやく気づいたのです。

 

 

常用漢字のルール

 

常用漢字というのは
高校生までで学ぶ漢字のことです。

 

(厳密には中学校では
「常用漢字の大体」を学習することになっています。

高校の学習指導要領では
『国語総合』という授業の中で
「常用漢字の読みに慣れ、
主な常用漢字が書けるようになること」
が求められています)

 

今は計2,136文字の漢字が「常用漢字」として
定められています。

 

 

現在、印刷物や公文書などで使えるのは
「常用漢字」に指定された漢字のみ、
というルールで運用されています。

 

本来の趣旨としては
難しい漢字・一般的でない漢字は
新聞や雑誌・公文書などで使用しないほうがいい、
という基準になっています。

 

 

あまりにも難しいと
誰も読めなくなってしまうから、
ですね。

 

 

 

新聞・雑誌・行政系の書類が
基本的には「常用漢字」で書かれているのは
このためなのです。

 

 

人名用漢字も使用可能!

 

 

なお、常用漢字に無い漢字も
名前に使うことができるケースもあります。

 

「常用漢字」とは別に定まっている
「人名用漢字」に入っていれば
名前に使うことができるのです。

(ほか、地名で使われる漢字も
その目的であれば使用可能です)

 

 

「グラップラー刃牙」、本当は人名に使えなかった?

 

2004年に「人名用漢字」に入った漢字には
こういうものもあります↓

 

雫・苺・遙・煌・牙 など

 

たまに見かける漢字です。

 

…ここから考えますと2004年までは
「雫さん」「苺ちゃん」という名前は
子どもに付けられなかったのですね。

 

 

(某マンガの主人公「刃牙」(バキ)という名前も
2004年前までは付けられなかったことになります。

1991年から連載されているんですけどね

 

「まん延」としか書けない理由

 

本題に戻ります。

 

「まん延」はもともと
「蔓延」と書いています。

 

「蔓延」の「蔓」(つる)という字は
常用漢字ではありません。

 

そのため「まん延」と書く必要があるわけなのです。

 

 

「まん延」ってなんだかマヌケ。

 

 

これは私の持論ですが、
「まん延」ってなんだかマヌケな感じしますね(笑)、

 

 

マヌケな漢字がする表記なので
私は「まん延」のような「ひらがな+漢字」という熟語は
なるべくなくしていったほうが良いんじゃないかな〜、
って思っています。

 

「ち密」に緻密さを感じず、「語い」に語彙力を感じない不思議

 

例えば「あっ旋」(あっせん)という言い方も
イマイチ意味がつかみにくいですし、

「隠ぺい」(隠蔽)・「ち密」(緻密)」・「語い」(語彙)と書いても
一瞬読み方がわからないからです。

 

 

特に「ち密」と書くと
まったく「緻密さ」を感じないですし、

「語い」と書くと
ホントに「語彙力」を疑ってしまうところがあります。

 

 

 

…こういう「ひらがな+漢字」の熟語については
常用漢字ルールでの表記を
大目に見ても良いんじゃないかな〜、と思います。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

 

「蔓延」はダメだが「まん延」はOK!
「隠ぺい」「ち密」「語い」って
かえってわかりにくくないですか? 

 

「拉致」「覚醒剤」はOKになりました!

 

こういう「ひらがな+漢字」熟語、
以前には「ら致」「覚せい剤」という言い方も
ありました。

 

 

 

 

これらは最近 常用漢字に追加され、
いずれも

「拉致」「覚醒剤」

という表記に改まったそうです。

 

(諸説あり)

 

いずれもそんなに良い言葉ではないですけど(笑)、
漢字にすることで見た目がスッキリし
分かりやすくなったように思います。

 

 

 

仕事で「不特定多数の人に読んでもらう文章」を書く場合、
常用漢字表記に統一したほうが無難でしょう。

 

 

ただし、公的な文章でないのであれば
難しい熟語には「ふりがな」をつければ
多少常用漢字「外」のものを使っても
問題ないのではないか、と私は思っています。

 

 

ともあれ、漢字の表記の仕方、
今回の内容を参考にしてみてくださいね!

 

常用漢字を知るには「新聞」を読む!

 

なお、もし常用漢字的にはどう書くのが良いかで
迷った際は
新聞を買ってきて読んでみるといいですよ!

新聞は常用漢字のルール内で
文章を書いていますので
ふだんから新聞を目にしていると
常用漢字での表記ルールが自然に身につくはずですので!

 

 

入試対策「常用漢字くらいは書けるように…」

 

逆に言えばこれは入試の際の記述にも言えます。

 

なるべくなら「常用漢字」に出ている漢字なら
「書けるのが当たり前」と
捉えていたほうがいいでしょう。

 

ふだんからPCで原稿を作っている方は
意外と漢字を書けないことも多いのです。

 

「この漢字、手書きできるか?」
も意識して、
時折は手書きで漢字を書く練習、
していたほうが役立ちますよ!

 

 

(けっこう小論文の試験、
漢字ミスで減点する人も多いので…)

 

ではまた!


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