英語がニガテでもそれなりに引き上げる!大学院進学のための「逃げ切り」英語勉強法⑥英文読解問題の勉強法「速読」編

今回のポイント
ゆっくり正確に英文を読む力だけではなく
「速く読み取る力」も大学院進学には必須!   

大学院進学したいけど、英語がニガテ…という方へ

「大学院進学したいんだけど、
 英語の試験、どうやって対策しよう…。」

受講生の方から
時折こういう「英語」のご相談を
伺うことがあります。

大学院進学をする上で
試験科目に英語が出ることは
かなり多いです。

それだけではなく、
大学院の授業の中でも
英語の論文を読むことや
英語でディスカッションが求められることも
しばしばあります。

大学院進学を考える上で
「英語」対策は外せないのです。

たとえニガテでも「それなり」のレベルまでは底上げを!

なので大学院を目指す場合

「たとえニガテであっても、
 【それなり】には英語ができる必要がある!」

と言えるわけです。

そんなところから
【「逃げ切り」英語勉強法】というタイトルで
これまで5回に渡り勉強法をお伝えしてきました。

弊社事務所移転のため
少し間があきましたが、

「大学院進学「逃げ切り」英語勉強」を
今日もお伝えしていきます!

英文読解問題勉強法「速読」編

前回は

【大学院進学のための「逃げ切り」英語勉強法5
英文読解問題の勉強法「精読」編】

として、英文読解の方法をご紹介しました。

そのなかで
英文読解には

(1)精読

(2)速読

という2つのトレーニングが必要なことを
お伝えしています。

前回は英語の主語・動詞・修飾語の対応関係などを
キチッと読み取り、
正確に「和訳する」トレーニング方法、
【精読(せいどく)】について解説しました。

基本的にはこの精読、
文章構造が複雑な英文を
正確に読み取るために必要不可欠なトレーニングです。

ですが・・・・。

これ「だけ」だと、不足があります。

主語や動詞・修飾語の対応関係などを
シャーペンで書き込みつつ読んでいると
英語長文を最後まで読むのに
めちゃくちゃ時間がかかります。

ただでさえ試験当日は
90~120分間と制限時間が限られる以上、
これでは「致命傷」です。

したがって、正確に文章構造を読み取りつつも
【速く読む】力を身につける必要がある、と言えます。

そのためのトレーニング、
ここでは【速読】という名称で解説をしていきます。

なお、以前も書いていますが
「フォトリーディング」や「ななめ読み」等といった意味での
いわゆる「速読」とは異なりますので
ご了承ください。

英文の速読トレーニングのやり方

さきほども解説したように、
【精読】の時同様にじっくり文章構造を読み取っていると
正確な反面 読解にめちゃくちゃ時間がかかってしまいます。

これを防ぐためには
若干 正確な読み取りの力を犠牲にしてでも

「何を言っているか分かる」
「大意が分かる」

レベルで素早く読んでいく必要があります。

【精読】のときは1つの英文を
前から後ろから行ったり来たりしつつ
読んでいくことになりますが、
これではいくら時間があっても足りません。

英文を頭から順番に読んで

「ああ、この文章は
〜〜の事を言っているんだな」

理解しつつ読み取る力をつけるのが
必要なのです。

速読トレーニングにおいて大事なこと!

ここで注意したいのは
単なる「フィーリング読み」に
陥りやすいということです。

【精読】の場所でも言いましたが

「なんとなく言っていることは分かるが、
細かい内容までは
さっぱりわからない」

というレベルの読解だと
やっても意味がないのです。

あくまで【精読】トレーニングで身につけている
「主語・動詞・修飾語の対応関係などを
正確に理解する」
前提の上で、

頭から順番に英文を読み解く力をつけるというのが
【速読】トレーニングにおいて最も重要な部分になります。

【精読】【速読】を交互に取り組め!

ポイントとしては
【精読】のトレーニングと
【速読】のトレーニングを
交互に取り組むことがオススメです。

何かというと
【精読】の問題集をやり終えたら
【速読】の教材も解いていく、

あるいは【精読】の問題集をやりつつ
【速読】の教材も並行して進める、

…というやり方がベストなのです。

速読の力を上げるには
リスニング教材も付いた問題集もあると
いいでしょう。

速読トレーニング用教材には『速読英単語』シリーズがオススメ!

オススメな教材があります。

それは【英単語学習】のところでも紹介した

『速読英単語』シリーズ

です。

 

この教材のいいところは
長文が書かれたあと、

その長文内に使われている重要英単語を
次のページでそれぞれ学習できるところです。

それだけではなく
【全訳】もついているのが
ありがたいところ。

英文を読んだあと【全訳】を読むことで

「なんとなくこういう意味だろう」

というフィーリング読みに陥るのを防ぐことができるのです。

『速読英単語』での学習のやり方

それでは
『速読英単語』をモデルに
【速読】トレーニングの仕方を解説します。

(1)英文のページを頭から順に
読んでいく。

このとき漫然と読むのではなく
「どういうことを言っているか」
考えつつ読んでいく。

(2)次ページの【全訳】を読んで
自分の読解が正しいか確認する。

(3)元の英文に戻り、
読解がうまくできなかった箇所に
アンダーラインを引く。

そして英語の構造を見ながら
「なぜこういう訳になるか」検討する。

(4)英単語の部分に移り、
日本語訳を隠して意味が言えるかを確認する。

(5)(4)で意味が言えた単語にチェックを付ける。
意味が言えなかった英単語は
英語・日本語の組み合わせを5回口に出し覚える
(例 dogという英単語なら「ドッグ犬、ドッグ犬…」などと発音する)

(6)英文を音読する(可能なら5回)。
このとき意味が思い浮かべばベスト。

(7)可能なら『速読英単語』のCDも購入し、
移動中などにひたすら聞く
すでに解いた箇所なら聞いたときに日本の意味が浮かべばベスト。 

ここでは『速読英単語』をモデルにしていますが、
「日本語の全訳」が載っている教材なら
基本的にどういうものを使っていただいても構いません。

以前 英単語学習について解説した際は
『速読英単語』シリーズの「必須編」や「入門編」を
紹介しています。

もし、この2冊ががカンタンすぎる場合、
あるいはすでにやり終えている場合は

『速読英単語 上級編』

がおすすめです。

あるいは、これもすでに解説していますが
『速読英単語』シリーズの姉妹編
『リンガメタリカ』も
大学院進学に役立ちます。

 

『リンガメタリカ』の場合は
様々な分野の専門用語が
あれこれ出てくるので、
論文を読み解く際にも役立つはずです。

これらをやり終えたあとは
もっと上の『速読速聴・英単語』シリーズもありますので、
試してみていただければ幸いです。

(こちらはTOEFL/TOEIC対策にも活用可能です)

今回のポイント

今回のポイントです。

ゆっくり正確に英文を読む力だけではなく
「速く読み取る力」も大学院進学には必須! 

今回は【精読】だけではなく
【速読】もトレーニングとして取り入れることを
ご提案しました。

日本語の【全訳】が出ている教材ならば
基本的に何でも活用できますが、

ポイントは頭から順番に読んでも
理解できるようにすることにあります。

なので【精読】で使っている教材よりも
若干英文のレベルがやさしくなっているもののほうが
取り組みやすくなります。

ただ、あくまで【精読】で正確に読む力を
付けているからこそ【速読】ができるのであって、
【速読】トレーニングだけでは
大学院進学対策にならないので注意してください。

今回の内容が
あなたの受験対策に役立てば幸いです!

ではまた!

補足 「英文多読」との併用に関して○

この【大学院進学のための「逃げ切り」英語勉強法】の
1回目で

【英文多読法】

をご紹介しました。

これは
「やさしい英語の文章を
ひたすら読み込んでいく」という学習法です。

これ、英語力を高めるのに
たいへん役立つトレーニングなのですが、
大学院進学を目指す場合、
場合によっては時間がかかりすぎることがあります。

ベストなのは
「趣味」として移動時間・スキマ時間などに
【英文多読法】でやさしい英文を読み、

机に向かって勉強するときは
【精読】やこんかいご紹介した【速読】トレーニングに
取り組むという
「併用」作戦です。

もしさらに細かい内容についてご質問がありましたら
こちらからご連絡ください。

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ではまた!


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