本を読んでいると、「悩み」から吐き気を感じる。修士課程に進学するからこその「悩み」をいかに乗り越えるか?

今回のポイント
大学院進学はもちろん、
勉強をする上で「悩み」は必ずやってくる!
1人で抱えず、誰かに相談を。

 

勉強中の「吐き気」

 

修士課程2年生のとき。

 

勉強時、
なぜか「吐き気」を感じることが
多くありました。

 

 

そうなるのは多くの場合、
社会学の専門文献など、
修士論文に直結する本を読んでいる
場合です。

 

私は修士課程2年のとき、
研究したいテーマが見いだせず悩んでいました。

「自分は本当に
 研究者としてやっていけるのだろうか…?」

「博士課程に行っても、
 就職先はあるんだろうか…?」

「正直、いまこれだけ勉強で
 行き詰まっている状態で
 博士課程に進学して
 やっていけるのだろうか…?」

そういう悩みでいっぱいになったのです。

 

 

もともと私は修士課程進学時、

「修士を2年で出た後は
 そのまま博士課程に進学し、
 大学で研究者になりたい!」

という決意を持って進学しました。

 

修士2年生になってからの「進路」の悩み。

修士1年生の頃はこのノリで
楽しく勉強できていたんですけど、

修士2年生になってから
悩みが生じてきました。

 

 

本格的に「来年以降の進路」を
考える必要が出てきて、
悩みこむようになったのです。

 

「本当に自分は
 博士課程に行くべきなのだろうか?

「博士課程進学を断念し、
 いまから就活をしたほうが
 いいんじゃないだろうか?

そういう悩みが
頭の中をグルグル回ります。

 

 

本を読むのが「苦痛」だった修士課程時代。

その頃
なんとか「がんばって」博士課程に
繋がりそうな本なり
修士論文執筆に必要な本なりを読んでいました。

 

でも、読んでいるときに
先程の悩みがいきなり思い返されます。

吐き気とともに
胸が締め付けられる感じがしてきます。

 

そうなると、
本を読むのがめちゃくちゃ
苦痛になっていたんです。

 

 

特に「しんどい」のは
理解が追いつかないほど
難解な専門書を読んでいるときです。

「これだけ理解が難しい内容の本を
今自分は読んでいるけれど、

博士課程に行くなら
 こういう本を今後ずっと読んでいくことに
 なるわけだし、

 自分もこういう内容を論文で
 書けるようになることが
 求められている。

 …本当に自分はやっていけるのだろうか…?」

 

 

そう考えてしまうと
本の文字を目が追っているのに
内容がちっとも頭に入ってこなくなります。

 

 

吐き気を我慢してページを
めくる日々が続きます。

 

…こうやって思い返してみると、
あのときの「ツラさ」って
ちょっと他ではあまり経験しにくいタイプの
悩みだったな、と思います。

 

 

(比較するのはなんですが、
うちの塾の創業当初である
「売上ゼロ・お客ゼロで妻のヒモ」状態の時よりも
精神的には追い込まれていました)

 

 

「人がどれだけいても孤独を感じる」

 

いま読んでいる本の中に、
以前の私と同じような経験が
掲載されていました。

 

ある「仮面浪人生」の
手記が引用されていたんです。

 

なお、「仮面浪人」というのは
大学に在籍しながら
本来行きたかった大学受験のための
受験勉強を行うこと、です。

 

一見すると普通の大学生であるように見えつつ、
やっていることは「浪人生」という点で
「仮面浪人」というわけです。

 

 

こういう内容が紹介されています↓

 

「仮面浪人で今の大学に入学しました。

(仮面浪人のために
大学に通いながら受験勉強をするという)
人には言えない秘密を抱えて
だれにも相談できない環境にいると、
人がどれだけいようと
孤独を感じました。

孤独は予想以上に怖いです。

勝手に涙が流れることもありました。

私は精神的にきつすぎて、
夜眠れなくなりました。

 

仮面浪人は、
高校生のときに
適当に大学を決めた結果だと思っています」

(小田恵美子,2018,
『社会人から私の東京大学大学院 合格大作戦』
エール出版社, 24頁) 

 

 

この気持ち、
私もよくわかります。

 

 

別に「仮面浪人」をしていたわけではありませんが、

「大学院にいるものの、
博士にそのまま進学するか、
それとも研究者を諦めて
就職するか」

ということで
随分悩んだ記憶があるからです。

 

「人がどれだけいようと孤独を感じる」のは
私の修士課程2年生時代と全く同じです。

 

ここの引用にあったように
「勝手に涙が流れる」は
勉強していてよく経験していました。

 

これ、傍目から見ると滑稽ですけど
本人にとってはキツいんですよね〜。

 

 

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

 

大学院進学はもちろん、
勉強をする上で「悩み」は必ずやってくる!
1人で抱えず、誰かに相談を。 

 

 

進学したからこその「悩み」、相談に乗ります!

 

私自身は
大学院に進学してよかった、
と思っていますけど、

在籍するからこその「ツラさ」って、
想像以上に大きいことがあります。

 

 

私は大学院時代、
友人やら知人やらに
時折相談はしていましたが、
それでもしんどさはありました。

 

 

実は大学院修士課程には、
進学してから修士課程特有の「悩み」が
待っています。

 

 

こういう「悩み」って、
なかなか相談しにくいものですが、
1人で抱えていても解決につなげるには
かなり時間がかかります。

 

 

そういうご相談も
今後伺っていき、
大学院進学時だけでなく、
進学してからも応援していければ、
と思っています。

 

 

何かありましたら
お気軽にご連絡ください。

 

ではまた!

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