大学院進学の学費捻出に役立つ
「日本学生支援機構」の奨学金制度。
事前の準備をお忘れなく!
目次
大学院に行きたいけどお金が…。奨学金制度を使ってみませんか?
「大学院に行きたいけど、
学費捻出が不安」「お金をどうしよう…」
そういう方もいらっしゃることと思います。
今日はそういった方に向けて
「奨学金制度」についての記事を書きました!
何らかの参考にしていただければ
幸いです。
☆動画でも解説しています↓
日本学生支援機構の奨学金は大学院進学にも使える!
さて、
大学進学時に半数もの人が使っている
【日本学生支援機構】の奨学金制度。
あまり知られていませんが、
実は大学院進学にも使用できます。
むしろ、
日本学生支援機構奨学金をはじめ
何らかの奨学金制度を使っている割合でいうと
大学生よりも大学院生のほうがわずかに高いのです。
(2020年3月に出された
独立行政法人
日本学生支援機構
「平成30年度 学生生活調査結果」によると、
昼間部に通う大学生の47.5%が
なんらかの奨学金を受給していたそうです。
なお修士課程では48.0%、
博士課程は53.5%が受給していた計算になります)
☆出典はこちら。
だからこそ、
日本学生支援機構の奨学金などで
大学院の費用を捻出するというのは
かなり一般的な対応方法だ、と言えるでしょう。
(ただし、日本学生支援機構の奨学金はあくまで
「借金」ですのでそのあたりはご注意ください)
修士課程1年生の最初から受けたい場合「進学前」の申請が必要!
ただ、
注意が必要な点が
1点あります。
それは修士課程1年生の最初から
奨学金を受けたい場合、
「日本学生支援機構」の奨学金申請は
【進学前】に行う必要がある、
…ということです。
予約採用制度を実施している大学院では
【前年の9月・11月・1月ごろ】に
予約採用申込受付があります。
(日程は大学院ごとに出ていますので
忘れずに申請しておきたいですね!)
これを怠ると入学時から奨学金が
支給されないので
進学当初がキツくなります。
要注意ですね!
なお、
あくまで「予約採用」ですので、
仮に「採用」されていたとしても
行きたい大学院に不合格だった場合は
対象外となってしまいます…。
そこだけ注意が必要ですね!
(大学院によっては
「予約採用」を行っていないケースもあります)
事前の準備を大切に!
「大学院に入ってから準備しても
間に合うだろう…」
そう思っていると、
入学時からの奨学金支給対象では
なくなってしまいます。
なので事前の準備、
怠らないようにしたいですね!
(すでに大学院に進学した状態においては
「在学採用」という制度で
奨学金の申請が可能です。
進学後の4月頃に
進学した大学院で行うという制度です。
入学当初から奨学金が支給されるわけではないので
この場合注意が必要です)
今回のポイント
今回のポイントです。
「日本学生支援機構」の奨学金制度。
事前の準備をお忘れなく!
所得制限が意外と厳しい…。
ちなみに。
日本学生支援機構の奨学金の場合
「所得の制限」が意外と厳しいです。
学生はもちろん、
社会人の方の場合は
本人や配偶者の収入が一定以上だと
対象となりません。
世帯の収入が
年間299万円以下の場合が
【第一種奨学金】(無利子)の対象となります。
(修士課程の場合
貸与額は月5万円または8万8,000円の選択制です)
536万円以下の場合が
【第二種奨学金】(有利子。年利は最高で3%程度)の
対象となります。
(修士課程の場合
貸与額は月5万・8万・10万・13万または15万円の
選択制です)
☆詳しくは日本学生支援機構のサイトをご覧ください
ともあれ、
進学に関するお金の知識、
知っておくと夢を実現化する際に
役立つことが多いです。
今後もこういう情報も
お伝えしていきたいと思っていますので
よろしくお願いします!
ではまた!
☆以前の記事や動画でもお伝えしていますが、
社会人の方も使用できる
奨学金や給付金制度はいくつかあります。
詳しくはこちらもご覧ください。
参考文献
本日の記事作成には
以下の書籍を参考にしました。
厚く御礼申し上げます。
・竹下さくら, 2021, 『緊急対応版 奨学金 上手な借り方 新常識』青春出版社。
・Fun of Life「社会人でも利用可能、
国内外の大学院進学に使える奨学金制度まとめ!
教育訓練給付制度や教育ローンとの違いなど」
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