小論文試験対策に「専門知識」はどの程度必要か?

今回のポイント
小論文でどれくらいの点数を狙いたいですか?
目指す点数で取り組む内容は大きく変わる!

 

小論文試験対策に「専門知識」は必要か否か。

 

「小論文の試験を解くのに、
専門知識ってどれくらい必要なのでしょうか?」

 

こういう質問、
たまに受講生の方から
お聞きする場合があります。

 

たとえば大学の看護学部を目指す場合、
看護に対する専門知識を
どの程度学んでいたほうが良いのかなどの
質問を受けることがあるのです。

 

 

最低限の点数でいいなら「専門知識」は不要!

 

そういう場合、
私は次の返答をしています。

「小論文で合格最低点、
つまり6〜7割の点数を目指すなら
 専門知識はなくても大丈夫です。
小論文の型や流れを知れば
それだけで点になります。

ですが【それ以上】を目指すなら
 専門知識を学んでいたほうがいいですよ」

 

こういう内容です。

 

「上」を目指すほど、費用対効果が悪くなる!

 

実は小論文って、
「上」を目指すならめちゃくちゃ
大変です。

 

大学や大学院の「先取り」とも言える内容を
知っていたほうが役立ちますし

あらゆる小論文の問題パターンを想定して練習すると
時間は何十時間・何百時間あっても足りません。

 

そのため、
深入りしすぎると
費用対効果は悪くなります。

 

「最低限」でいいならほんの数時間でもOK!

 

逆に、
「一定のレベル」までなら
ほんの数時間勉強して「文章の型」「小論文の書き方」を
身につけるだけで
比較的ラクに点数を引き上げることが出来ます。

 

 

 

世の中の小論文問題集を見てみると、
これらがごちゃごちゃに混ざっています。

 

「小論文、この型を覚えるだけで合格できる!」
という感じの問題集もあれば

異常に専門性が高い問題集もあります。

 

 

 

これらに惑わされず
「自分はどの程度の点数を目指すのか」
を考えることがスタート時点で必要となるのですね。

 

 

 

なので、小論文で
そんなに点数を取らなくても良いのなら、
習得に時間がかかる「専門知識」の勉強は
後回しでも構わないと言えるのです。

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

小論文でどれくらいの点数を狙いたいですか?
目指す点数で取り組む内容は大きく変わる! 

 

目的・状況に応じて小論文試験対策の戦略は変わる!

小論文試験の対策に
どこまで力を注ぐことが出来るか。

 

これは実施される試験科目の数によって、
またご自身が取り組める勉強時間が
どの程度かによって大きく変わってきます。

 

 

つまり、小論文だけで受験できる場合と
そうでない場合とで
対策の仕方が変わってくるのです。

 

 

試験科目が小論文と面接しかない試験も
時折あります。

 

社会人の大学院入試や
一部の大学入試には
こういうものがあります。

 

こういうときは専門知識まで含めて
ガッチリ小論文対策を行う必要があります。

そうでないと、
差がつかないからです。

 

 

逆に、小論文が「付け足し」程度に
行われる試験もあります。

 

英語や数学の試験と小論文の試験が
実施されるケースもあれば、

共通テストで多くの科目を受けた後
小論文が必要になるケースもあります。

 

こういう場合、
小論文ばかりに勉強時間を割いてしまうと
受かるものも受からなくなってしまいます。

 

だからこそ、あまり深入りせずに
「書き方の型」だけ学ぶにとどめていたほうがいい場合も
あるのです。

 

結局は優先順位の問題なのですね。

 

 

闇雲に小論文試験に挑むのではなく、
自分にはあとどれくらいの時間が残されていて、
どこまで点を取ることが必要なのか。

 

それを客観的に考えることも必要です。

 

 

やみくもに勉強すれば
うまくいくわけではありません。

 

 

「自分は小論文でどの程度の点数を狙うか」を
まずは冷静に考えていきたいですね!

 

小論文の学習に「専門知識」がどこまで必要なのかも
この想定をする上ではじめて決まってくるわけです。

参考にしてみてください。

 

ではまた!


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