あなたは和式トイレ用ウォシュレットを開発しますか?研究計画に「誰も研究していないからやる」と書いていませんか?

今回のポイント
「○○は未だ研究されていない」的な
研究計画、書いていませんか?
「なぜその研究が必要か」を
論理的に説明しよう!

 

研究計画を書く際に陥りがちな罠!

 

 

大学院の研究計画書。

大学院進学を
志す際、
必ず必要になる書類です。

 

 

自分が大学院で
どんな研究をしたいか。

 

それをまとめた資料を
「研究計画」といいます。

 

 

 

これ、書ききるのって、
なかなか大変ですよね!

 

私も大学院時代
相当苦労しました。

大学院に入ると、
ゼミの中で

 「修士論文に向けての
研究の進捗状況」

を報告する時間があります。

 

そのときが毎回
ヒヤヒヤでした。

 「どういう形で
発表したらいいんだろう…?」

「どう説明したら
諸先輩方に納得してもらえるだろう…?」

毎回 頭を使ってゼミ資料を作っていたのが
思い返されます。

 

(大学院のゼミ発表では
修士課程の院生だけでなく、
 博士課程の「先輩」院生も参加するので、
 なかなか深い視点からダメ出しが入ります…)

 

 

「○○はまだ研究されていない」的なことを書いていませんか?

 

こういう研究計画を立てる時、
多くの人が「やりがち」なミスがあります。

 

それは

「○○についてはまだ研究がないので
それを調査する」

というもの。

CiNii医中誌Webなどの
文献データベースで検索しても
論文が見つからない。

 

だからこそ、

「この研究はまだ誰も研究していないからこそ
 研究する意義がある!」

そういうふうに
研究計画をまとめてしまう人がいるのです。

 

 

…これ、かくいう私も
毎回陥っていました。

「誰も研究していないから、
この研究をやるには意味がある!」

「ほとんど研究されていないから
この研究には先見の明があるはず!」

そう考えて
ゼミ発表の際に諸先輩方に
発表していました。

 

 

そして、毎回撃沈していました(笑)

 

何かというと、
「誰も研究していない」からといって、
そのテーマを研究したほうがいい理由には
全くならない、ということなのです。

 

「誰も研究していない」のって、
調査しづらいから
だれも研究していないのかも知れません。

 

(つまり、こういう内容は
自分一人で研究できない可能性があります)

また、
「やっても意味がない」から
誰もやっていないのかも知れません。

 

 

 

「和式トイレのウォシュレットを開発します!」

 

 

例えて言えば
トイレのウォシュレットです。

 

誰も開発していないからと言って

 「和式トイレ用
  ウォシュレットを開発します!」

という人はおそらくいないんじゃないでしょうか。

 

 

確かに誰もやっていないです。

 

 

いまの洋式トイレ用
ウォシュレットよりも
大きな技術革新が必要かもしれません。

 

(下手すると水が身体にかかりますし  笑)

 

必要とする人も
一部には居るかもしれません。

 

 

でも、だからといって
その研究をやる「意義」があるかと言うと
微妙なはずです。

 

 

…和式トイレのウォシュレットは
確かに「誰もやっていない」し
「革新的」かも知れませんが、

「やって意味があるの?」

という問いには
答えられないはずです。

 

(特に科研費を取ってまで行う研究には
なりえないはずです)

 

その研究、やる意味はどこにありますか?

研究計画というのは
「誰もやっていない」ことを
示すためのものではありません。

 

大事なのは
「研究することに
 どんな意義があるか?」
を論理的に説明することなのです。

 

 

今回のポイント

今回のポイントです。

 

「○○は未だ研究されていない」的な
研究計画、書いていませんか?
「なぜその研究が必要か」を
論理的に説明しよう! 

 

 

「その研究をやって、どんないいことがあるか?」を書く!

 

研究計画を書く際、
一番大事なことがあります。

 

それは
「それをやってどんないいことがあるか?」
という視点です。

 

この視点、
私が院生のときに参加していた
ある勉強会で言われました。

 

 「フジモト君、
  フジモト君の研究したいことは
  分かったけど、
  それをやってどんないいことがあるの?」

ポツリと言われたその一言が
いまだに心に残っています。

 

「まだ誰も研究していないから」
という発想で研究計画を考えていた私にとって
目からウロコでした。

 

 

「まだ誰も研究していないから」
というレベルを超え、

  「どんないいことがあるか?」

を考えることで
研究計画の書き方が
大きく変わっていきました。

 

「どんないいことがあるか?」2つの視点

 

 

基本的には
「どんないいことがあるか?」の問いは
2つの方向に向いています。

「この研究は
 学問領域において
 どんないいことがあるか?」

という視点と、

「この研究は 
 社会において
 どんないいことがあるか?」

という視点です。

 

 

いわば「学問への貢献」と
「社会への貢献」という
2つの点です。

 

 

どうせ研究計画を書くなら、
「まだ誰も研究していない」という
レベルでの指摘を越えて

 「学問領域においてどんないいことがあるか?」
 「社会においてどんないいことがあるか?」

の2つを盛り込んで書いてみてはいかがでしょうか?

 

 

参考にしていただければ幸いです!

 

ではまた!


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