中高生の3割は「動画サイト」から勉強法情報を得ているってホント?内閣支持率調査を鵜呑みにしてはならない理由。

今回のポイント
統計データをみる際は
「誰に対して/どのように」調査したか
確認をしよう!

 

中高生の3割は「動画サイト」から勉強法の情報を得ている?!

 

☆本日の内容に関する内容は動画でもお伝えしています。
動画にしかない内容もありますので
気軽に聞き流してみてください。

 

9/7の日経新聞にある記事が出ていました。

  【勉強法収集「動画サイト」3割】

というタイトルの
調査記事です。

 

 

記事によれば、
いまの中高生が「勉強方法」の情報を得る際、
「動画サイト」を使用している人が
もっとも多い、という記事です。

 

 

これ、「学校・塾の先生」という回答よりも
多い数字となっています。

 

 

ちょっと引用します↓

 

  ////////////////////////////////////////////
【勉強法収集「動画サイト」3割】

勉強方法などの情報収集先として
「動画サイト」を挙げる中高生が
多いことが文具大手コクヨの調査で分かった。

全国の中高生824人に6月、
インターネット上で尋ねた。

勉強の情報収集を
「頻繁にしている」
「時々している」と答えた中高生は
全体の54.3%と約半数。

収集先を「動画サイト」と
答えた中高生は29.3%と
最多で、

「学校や塾の先生」(25.6%)、
「ネット検索」(25.0%)が続いた」
(日経新聞 2020年9月7日付朝刊)
////////////////////////////////////////////

 

データ、鵜呑みにしていませんか?

 

さあ、この記事を見て
あなたはどういう意見を持ちますか?

 

 

「へ〜、今どきの中高生って、
勉強方法を調べる際、
YouTubeなどの動画サイトを使う人が多いんだ〜」

と「鵜呑み」にしていないでしょうか?

 

この手の調査データって、
「本当にそうなのか?」
と、疑いつつ読んでいくことが必要です。

 

調査方法に注目せよ!

 

まず、このデータを見る際、
注目すべきは「調査方法」です。

 

 

この調査は「インターネット上で」
聞いている調査である、
という部分に注目する必要があります。

 

 

インターネット上の調査である以上、
回答しているのは
インターネットを日常的に使っている中高生が
対象です。

 

 

そういう人なら、

「何かわからないことは
ネットで調べる」

「動画サイトで調べる」

という傾向は十分高いはずです。

 

(ネットは使っていても
ゲームくらいしか使っていない、
という中高生はおそらくインターネットの
アンケートにも協力しない可能性があります)

 

 

ここで何がいいたいかと言うと
こういう「統計データ」や「アンケート調査」を
そのまま鵜呑みにしてはいけない、
ということです。

 

 

これ、私が大学院生の時
指導教員の先生から
しょっちゅう言われていました。

「このデータは
○○という団体が調査した研究で・・・」

と話していたとしても

 

「その調査は誰に対し、
どのように行われたものですか?

本当にそのデータは
客観的に正しい保証はありますか?」

などとダメ出しを受けていました。

 

大学院を目指すなら、
新聞やネット・テレビで出ている調査データに対し
「本当にそうなのか?」
と疑ってみる必要があります。

 

それが大学院で研究する際に
大いに役立つからです。

 

 

私は大学院生の時、
大学院で統計データの処理方法についても
勉強していました。

 

 

SPSSという統計データ処理ソフトの使い方を
諸先輩方から学んでいきましたし、
データ集計もしょっちゅう行っていました。

 

(実際、こういう統計データやアンケートデータの
分析方法を学ぶために大学院に行く、
という人も多いですよね)

 

 

まして、いまは
「ビッグデータ」の時代です。

 

 

データを大量に集め、
それを一気に解析することも
可能となりました。

 

 

これからも大学院で
データ処理を学ぶことが
ますます多くなるでしょう。

 

データはどうやって取られたか?客観的に正しい根拠はあるか?

でも、こういう時代だからこそ気をつけるべきは

「このデータはどうやって取られたか」
「客観的に正しい根拠はあるか」

という2点です。

 

 

人間、数値データを示されると

「うわ、こんなに沢山の人が
Yesと答えているんだ…」

などと数値を盲目的に信じてしまいます。

 

 

でも、これは
大学院を目指すなら
改めるべき姿だと思います。

 

 

なぜかと言うと、
数値データなんて
見せ方によってどうにでも
印象を操作できるからです。

 

 

この「勉強法収集」の調査も
その1つです。

 

常識的に考えれば
「インターネット上の調査」なのだから
「ネット検索」や「ネットの動画サイト」を
日常的に観ている人が
多く回答しているはずです。

 

だからこそ、
全国の中高生の3割が
動画サイトで勉強法を調べているわけではなく、

アンケートに調査するほど
「積極的」で「優しい」中高生のうち、

たまたま3割が「動画サイト」から勉強方法を
収集している、

という事実がわかっただけの
話なのです。

 

 

 

…でも、だからといって
この調査に意味がないということには
なりません。

 

インターネット上で行われた調査だといっても、
勉強方法を知るのに「学校や塾の先生」よりも
「動画サイト」を活用している人が多い、
という傾向には

大きな意味があるのです。

 

 

つまり、わからないことは
学校や塾の教員に聞くよりも
「動画サイト」を調べて情報を得ているという中高生が
多い可能性が示されているからです。

 

 

いまでこそ教育系のYouTubeも
増えてきました。

 

何かわからない時
通常のグーグル検索ではなく
「はじめからYouTubeで検索する」、
という人も増えてきた、
ということは私も知っていました。

 

でも、そのなかでも
「勉強法」を「動画サイト」で見る人が
意外と増えている事実は驚きでしたね。

 

フジモトのチャンス到来?

 

これ、私にとって「チャンス」かも、
と思っています。

 

何を隠そう、
私も「教育系YouTuber」の
端くれだからです。

 

 

しかも、中高生が観なさそうな
「大学院進学」特化という謎YouTube(笑)。

 

 

「フジモトさん、
毎日あんなに動画やっていて、
ヒマなんですか?」

という揶揄コメントをいただくこともありますが、
そういう声に負けずに
取り組んで来た甲斐があったかもなあ、
としみじみ思っています。

 

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

 

統計データをみる際は
「誰に対して/どのように」調査したか
確認をしよう! 

 

 

今回の内容は
大学院の研究計画書を作る際にも、

また大学院進学後にも
役立つ内容となっています(たぶん)。

 

ふつう、統計データを見せられると
多くの人は

「へ〜、そうなっているんだ」

と鵜呑みにすることが多いです。

 

 

でも、大学院でこれをやると
めっちゃ批判を受けます。

 

 

「内閣支持率」調査を割り引いてみるべき理由。

 

たとえば、昔から
「内閣支持率」の調査って
定期的に行われています。

 

以前から批判が多いのは
こういう調査って

「電話調査」

であるところです。

 

この内閣支持率調査、
日中の昼間、
固定電話にランダムで数千軒 電話し、
内閣支持率を計算して出していることが多いです。

 

(最近は携帯電話でも
調査が行われるようになりました)

 

考えてみていただきたいのですが、
忙しい社会人って
昼間の調査電話に応答する余裕って
本当にあるでしょうか?

 

 

おそらくは暇な人、
つまり高齢者などが
積極的に協力することになります。

 

それに、知らない番号からかかってくる電話に
快く出る人って
どれくらい居るでしょうか?

(今どきの若手は
知らない電話番号どころから
LINE以外の通話は出ない、
という人も多いです)

 

 

…そう考えると
内閣支持率などのデータも
ちょっと割り引いて
考えなければならなくなるのです。

 

 

 

だからこそ、大学院の授業で
何も考えずに「内閣支持率」等のデータを出すと
めっちゃ批判を受けますね(笑)

 

 

統計データは「誰に対して/どのように」調査したかを確認しよう!

 

このように、
統計データをみる際は
「誰に対して/どのように」
調査したかを確認することが大事です。

 

 

そして「本当に正しいの?」と
疑ってかかる姿勢も必要でしょう。

 

 

一度疑ってかかるからこそ、
そのデータが持つ「ほんとうの意味」に
気づくことも可能となるのです。

 

 

なお、
データを研究計画書で引用している場合、
今回私が書いたように
データの集め方について
面接でツッコまれることもあります。

 

データを参照している際は
「誰に対して/どのように」調査したか
説明する練習をしてておくとよいでしょう。

(これは
自分自身が大学院で調査をする際にも
役立つ視点ともなります)

この機会にデータの考え方、
学んでおきたいですね!

ではまた!

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