勉強法を工夫するよりも大事なこととは?

今回のポイント
勉強法の工夫より先に、
「勉強時間を捻出する」努力を!  

 

 

「どうやって勉強したらいいですか?」というご質問

 

 

大学院進学のアドバイスをやっている関係上、
よく

 「どうやって勉強したらいいですか?」

というアドバイスを
求められることがあります。

 

私自身、
高校教員であったときも、
また独立・開業した現在も
日々コツコツ勉強しているため
いろんなアドバイスを差し上げることができます。

 

☆ブログでも、
「勉強法」の記事を多数書いていますし↓

 

 

受講生の方にあった勉強法を
提案したところ、

「試してみたところ、
 とっても役立ちました!」

という嬉しいコメントを
もらえることも多いです。

 

なので、
「どうやって勉強したら効果的か」
というのは
少しずつ見えるようになってきました。

 

 

効果的な勉強法は人によって異なる!

 

効果的な勉強法について、
一つ言える点があります。

 

それは
効果的な勉強法って
人によって異なる、
という事実です。

 

 

人によっては
「大量に本を読んだら
 勝手に頭の中に入っていく」
という人がいます。

 

「多読派」と言えるかも知れませんが、
大学の研究者だとこういう人が多いですね。

話を聞いてみると、

「大事な要素は
あちこちの本の中で
何度もでてくるので、
大量に読むだけで勝手に覚えられる」

という人もいます。

 

 

 

…ただ、この勉強法は
本を読むスピードが比較的速くないと
成立しません。

 

 

1冊読むのに
1ヶ月かかる人もいますが
それだと成立し得ない勉強法でしょう。

 

 

他にも「ノートに書き出してまとめる」方法が
有効な人もいますし、

「誰かに説明することで
頭に入るようになる」

という人もいます。

あるいは講義を受けたり、
講義の音源を耳から聞いたりすることで
理解が深まるという人もいます。

 

 

学習方法は人それぞれです。

 

 

だからこそ、
いろんな勉強法を試してみることが
必要ですね。

 

 

 

試す中で
自分に一番あった勉強法に
絞っていくのがおすすめです。

 

 

勉強だけ知っても、勉強時間が取れないとなんにもならない。

 

…ただ。

こういう勉強法の工夫をする前に
まず考えるべきことがあるのですね。

 

 

それは
「まとまった勉強時間を 
 確保する」
ということです。

 

どんな勉強法を実践するにしても、
「ある程度のまとまった時間」がないと
そもそも学習なんてちっとも進みません。

 

 

社会人の方の場合、
ただでさえ仕事と家事などで忙しく、
なかなか勉強時間を捻出できないのです。

 

どんなに効果的な学習方法があっても、
勉強時間がとれなければ
結局なんにもなりません。

 

 

よく

「通勤時間を活用して
勉強できるのでは?」

という人がいます。

 

通勤時間を読書や
ヒアリング学習に充てるのは確かに
有効です。

でも、「水を差す」ようで悪いのですが、
「通勤時間だけ」で試験に受かったり、
大学院の対策・学習をしたりするというのは
本来不可能です。

 

 

(通勤時間だけで
ノーベル賞を取った研究者はいませんし、
通勤時間だけで
名作小説を書き上げた作家もいません)

 

 

…というより、
通勤が「満員電車」なら、
集中して勉強することなど
そもそも出来ません。

 

通勤時間も重要ですが、
それ以外のタイミングにも
時間を捻出する工夫が必要になるのです。

 

時間捻出には塾・スクールが役立つ!

 

こういう時に役立つのが
「スクール」や「塾」です。

 

塾を経営している私がいうのもなんですが、
塾に行く目的の1つに、

「無理矢理でも勉強せざるを得ない
 時間をつくり出すため」

というものがあります。

 

塾やスクールの予定を入れたら、
少なくともその時間は必死で確保するように
なるからです。

 

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

勉強法の工夫より先に、
「勉強時間を捻出する」努力を! 

 

高校生フジモトが反省したこと。

 

私は高校生の頃、
やたら「究極の勉強法」に
憧れていました。

 

この世のどこかには
「究極の勉強法」が存在し、
それを知っていれば誰でも
東大に入れる力が得られるのではないか。

 

 

そう考えて、
【学習法】【勉強法】と名のつく本を
読み漁っていました。

 

 

言い方が変ですが、
勉強時間を削ってでも、
「勉強法」の本を
読み漁っていたわけです。

 

 

速読法や速聴法、
右脳活用法など
それこそ大量に調べていました。

 

 

で、結局わかったのは
どんなにいい勉強法があっても

「まとまった勉強時間」がなければ
そもそも勉強ができるようにならない、

という身も蓋もない事実でした(笑)

 

 

それに気づくのに、
高校3年生の夏までかかりました(遅い…)。

(そこから追い上げて
現役合格出来て良かったなあ、
と思っています)

 

つまり、「究極の勉強法」
「効果的な勉強法」を
追い求めるよりも、

まずは「勉強時間を確保する」ことを
重視したほうが
手っ取り早く結果につながる、
ということですね。

 


(実際、高校3年の夏以降、
1日10~12時間勉強を行うことで
現役合格ができました。

「効果的な勉強法」よりも、
物理的に勉強時間を増やすほうが
有効だったわけです…)

 

 

先程も書きましたが、
無理矢理でも勉強時間を確保するのには
塾やスクールに入ることが
プラスに働きます。

 

 

自分にあった勉強法を見出すのは、
勉強時間を確保し、
日々勉強する習慣がついた「後」で
全く構わないのです。

 

 

取り組む順序を逆にしないこと。

 

それが
大学院進学のための学習・
資格試験合格のための学習にも
つながってくるものですよ!

 

応援しています!

ではまた!


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