『在野研究ビギナーズ』を読んで知った、趣味で研究をする醍醐味とは?

今回のポイント
あえて「在野研究」に取り組むために
大学院修士課程には進学する!

 

『在野研究ビギナーズ』、めっちゃ面白い!

 

☆本日の内容は動画でもお伝えしています。
動画にしかない内容もありますので
気軽に聞き流してみてください。

 

いま
『在野研究ビギナーズ』という本を
読んでいます。

 

 

これ、めっちゃ面白い本ですね!

 

 

 

☆『在野研究ビギナーズ』の
詳細とお求めはこちら↓

 

 

 

在野研究とは
大学や研究機関に所属することなく
「勝手に」研究をする、というもの。

 

 

仕事をしつつも、
自分が調べたいテーマを
自主的に研究する姿勢をいいます。

 

 

単に趣味として研究するだけでなく、

自分が調査・研究してきたことを
「学会発表」や「論文投稿」をし、
広く世の中に役立てていく。

 

 

それが
「在野研究」です。

 

 

 

『在野研究ビギナーズ』という本は
本業とは別に自分の好きなテーマを
「勝手に研究」している実践者十数名が

自分の研究している内容・研究にかける思いを
アツく伝えている本です。

 

 

 

読んでいると

「自分もなにか
真剣に研究してみたいな…」

という思いになれる良書です。

 

あの吉本隆明さんも在野研究者だった。

 

 

ちなみに「在野研究」というのは
別に特殊な研究の仕方ではありません。

 

在野研究で有名なのが
思想家の吉本隆明(よしもと・たかあき)さん。

 

『共同幻想論』などで
世の中に大きな影響を与えたにも関わらず、

「在野の研究者」

として扱われています。

 

 

それは
大学や教育機関で
研究していたわけではなかったため、
なのですね。

 

(余談ですが、
吉本隆明さんは
作家・吉本ばななさんの「父親」としても有名です。
【ばななパパ】とも呼ばれていますね 笑)

 

 

 

この「在野研究」ですが、
私のように

「もともと大学院にいたんだけど、
色々あって研究者になることを断念し、
修士修了後 社会人として仕事を始めた」

者にとって、特に刺激的です。

 

断念した内容を
再びやっていきたいな、
という思いにもなってくる本なのです。

 

在野研究だからこそ、逆に本格的な研究ができる!

 

それだけではなく、
本書を読むと

「在野研究だからこそ、
逆に学問を本格的に研究できるのでは?」

というメッセージが伝わってきます。

 

 

たとえば、
「日本政治思想史」のようなテーマって、
重要ではあるけれども
あまり多くの人が取り組まないテーマです。

 

なぜかというと、
調査したところで
「就職」には繋がりにくいテーマだからです。

 

大学院博士課程の院生や
大学の若手研究者にとって、

「定年まで雇用される研究職」

を見つけるは相当困難です。

すでに「いいポスト」は埋まっていますし、
そもそも上がつかえていますので
なかなかチャンスが回ってこないのです。

 

結果、多くの場合は
40歳近くまで
「非常勤講師」の掛け持ちや
「任期付採用」を転々としながら
研究を続けることになるのです。

 

 

(実際、私の知り合いでも
それで苦労している人が何人もいます…)

 

 

 

「定年まで雇用される研究職」に就くためには、
どうしても

「就職に繋がりそうな研究」

「規定された年限内に
結果が得られそうな研究」

ばかりを行うようになります。

 

 

つまり、大学や研究機関で職が得られそうな
「流行り」の研究・
1〜3年という単位で結果が出そうな研究
ばかりを行うようになるのです。

 

 

 

こういう「流行り」や
「短期間で結果が出る研究」って、
その学問で「重要」な研究でないこともあります。

 

また、
そもそも自分がやりたい研究とは
全く異なっていることもあります。

 

 

だからこそ、
「定年まで雇用される研究職」に就くためには

やりたくもない研究をやり、
書きたくもない論文を書くことも
必要なことがあるのですね。

 

やりたいことをするには「在野」研究が一番!

 

その点、
学問上で重要なことを
好きに研究し、

また、自分が好きなこと・やりたいことを
自由に研究するには

「在野」

で取り組んだほうがいい、
というメッセージが
本書から伝わってくるのですね。

 

 

どうせやるなら「好き」な研究を。

 

思うんですけど、
社会人の方が「在野」で
何かを研究する場合、

どうせなら「自分がやりたい研究」
「自分が好きな研究」に没頭したほうが
いいと思います。

 

なぜなら、ただでさえ
本職で忙しいなかで、
「やりたくない研究」なんて
進められないからです。

 

いわば「趣味」として研究をする以上、
好きなことでなければ続かないのですね。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

あえて「在野研究」に取り組むために
大学院修士課程には進学する! 

 

在野研究する上でも、修士課程進学は必須!

 

さて、この『在野研究ビギナーズ』。

 

 

読んでいて
「在野で研究する良さ」が
強烈に伝わってきます。

 

 

ですけど、
いざ在野で研究をする際、
忘れてはならないことがあります。

 

それは
基礎的な研究技法や
論文の作法をどのように学ぶか、
という点です。

 

 

これって、実は独学するのは
大変困難です。

 

自己流でやったところで
うまくいかないことがほとんどだからです。

 

 

 

だからこそ、
「在野」で趣味として研究する上でも

一度 大学院の修士課程に
進学することが必要なのではないか、と思います。

 

修士課程に進学すれば
研究技法や論文を書く上での注意点を
実践的に学んでいくことができるからです。

 

 

だからこそ、

「趣味で研究したことを
いつか学会発表したい」

などと思っている場合、
まずは修士課程に進学なさるのを
オススメします。

 

そうすることで、研究のやり方・
論文の書き方なども学ぶことが出来るので
一石二鳥です。

 

 

 

無論、
それなりの時間とお金はかかります。

 

でも、
一度研究技法や論文の書き方を
マスターしてしまえば
これは一生モノの「技術」となります。

 

 

自分が好きなことを
徹底的に研究するために
大学院進学をするというのも
オススメですよ!

 

 

研究者というのは職業ではない。生き方だ!

 

最後になりますが、
『在野研究ビギナーズ』のなかで
とてもいい一文があったので紹介します。

 

昆虫研究、
なかでも特殊なハエについて研究している方が
書いている文章の一節です。

 

「大学に入った頃、
私は自分が在野として
ハエの研究をすることになるとは
全く思っていなかった。

その頃は、
研究者というのは
ひとつの職業のようなイメージを
持っていたが、

今は、研究者とは
生き方のひとつだとよく思う。

ハエの研究をはじめてから、
昔遊んでいた小さな公園に
足を運ぶと、

子どもの頃には知らなかった
微小な生き物がたくさんいることに
気付けるようになった。

研究に取り組むことで、
いつも見ていた身近な景色の見え方も
変わってきたのだ。
(熊澤辰徳「エメラルド色のハエを追って」、
荒木優太 編『在野研究ビギナーズ』明石書店)
Kindle版 No.1086-1090/3841)

 

研究者は生き方、
という表現に私も共感します。

 

 

私はいつもブログ・メルマガ・
動画で情報発信をしていますが、

いちおうこれでも
「自分の研究している内容をお伝えする」意味でも
書いているわけです。

 

 

私は大学院修士課程在籍時、
大学の研究者になることを断念して
高校教員となりました。

 

そんな私でも、
心は「研究者」として日々何かを学び・調べ、
それをブログなどで発表している「つもり」
ではあります。

 

 

こういう「生き方」だからこそ
見える点・言える内容を
今後もお伝えできれば幸いです。

 

 

ではまた!


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