仕事で結果を出す方法は、「自分自身」が知っている。ドラッカー流「仕事で結果を出す方法」

もっと効率よく結果を出すには？

　　「もっと効率よく仕事がしたい…」

　　「もっと結果を出したい…」

そういう思いになることって
ありますよね。

そんなとき、
ヒントになる考え方があります。

もっと効率よく仕事をしたり、
もっと結果を出したりする際に大事なこと。

それは
「自分が自分自身であること」
「自分が自分らしくあること」
です。

（2つ目のは槇原敬之の「どんなときも。」の
歌詞に近いですね）

「自分自身であること」が一番大事！

この「自分自身であること」について
経営学者ピーター・ドラッカーは
次のように語っています。

「成果をあげるエグゼクティブは、
自分自身であろうとする。

決して、ほかのだれかであろうとはしない。
自分の仕事ぶりと、成果を見て、
自分のパターンを識別しようとする。

「他人には難しいが、
自分には簡単にやれることはなにか」
を考える」

（『経営者の条件』130頁）

この文章は
「強みを活かす」という章に
書かれていた内容です。

この「強みを活かす」という章、
あれこれ「強み」の活かし方が出てきます。

ですが、その最後に指摘されるのが
この「自分自身であること」なのですね。

他の誰かになろうとするのではなく、
「自分自身であること」自体が強みだ、
という発想をドラッカーが教えてくれています。

読んでいて、

　「この文章、めっちゃいいな！」

と感じました。

「成果をあげるエグゼクティブ」は
決して他の人のマネをするわけでも
また有名な「成功法則」にただ従っているわけでも
ありません。

そうではなく
常に「自分自身である」ことを
大事にするのです。

どういうことかと言うと、
自分が一番成果をあげられる方法を、
自分自身がよく理解しておくことの大事さを
伝えているのですね。

ドラッカーの本では
〈自分は朝型か、それとも夜型か〉、

〈チームワークを活かすほうがいいか、
　それとも一人でやるほうがいいか〉、

〈読んだほうが理解しやすいか、
　それとも聞いたほうが理解しやすいか〉

などという例が出てきます。

社会人になっていれば、
自分にとって一番いい仕事のやり方、
自分が一番輝かける仕事のやり方に
気付けるようになっているはずです。

現に私も
高校教員として勤務する中で

自分がいかにチームワーク力が無いか、
イヤというほど実感しました　（笑）

だから、一人で仕事ができる
今のやり方、
いちばん自分にあっているなと思うのです。

自分が一番成果をあげられるやり方、認識していますか？

「自分が一番成果をあげられるやり方」を
どれだけ自分が知っているか。

これこそ、
仕事の成果をあげる際に
重要な発想です。

その内容は、

「私はチームワークが苦手…。
一人でやるほうがいい」

というレベルでも構いません。

「自分が一番成果をあげられるやり方」を
自分自身が把握していきたいですね！

☆『経営者の条件』の詳細とお求めはこちら↓

今回のポイント

今回のポイントです。

自分のこと、どこまで理解できていますか？

自分が一番成果をあげられる方法を
よく知っている人。

その人こそ
「成果をあげるエグゼクティブ」なのです。

他の人がどうとか、
流行っている方法があるとか関係ありません。

「自分はどういうふうに仕事をする時に
最も成果が出るか」

これを自覚している人こそ
成果をあげるエグゼクティブなのです。

逆に、こういう
「自分はどういう時に成果をあげられるか」
分からないままだと
何をやってもうまくいきません。

「もっと効率よく仕事がしたい…」

「もっと結果を出したい…」

そんなときは
「自分はどういう時に
成果をあげられるか」
を分析してみることをオススメします。

そうすると結果的に
自分に一番あった仕事の仕方が見えてきますね！

…実はこの内容、
7/17に行った
「個人事業主としてドラッカーを学ぶ会」で
お伝えした内容です。

ドラッカーの本を通して、
仕事のやり方をじっくり考えられる。

そういう場となっています。

次回は8/21（金）10:30-12:00開催ですので、
興味のある方はこちらからどうぞ↓

今こそ！個人事業主としてドラッカーを学ぶ会／『経営者の条件』読書会〜ドラッカーを読んでいま一度「経営」の基本を身につけませんか？〜

ともあれ、
「自分自身であること」を
大事にしていきたいですね！

この発想は就職活動で職場を探す際にも、
また大学院進学など進路を決める際にも
重要になってきますよ！

ではまた！