効果的な暗記のポイントはペンキ塗りと同じ。「薄く何度も」取り組もう!

今回のポイント
勉強の基本はペンキ塗りと同じ。
薄くていいからまずは全体に取り組む!
それを何度も重ねていく!

 

受講生からの質問、嬉しいです!

 

「効果的な暗記の仕方、
教えてもらえませんか?」

 

先日、札幌商工会議所付属専門学校(CA)での
プレゼンテーションⅡ-Aの授業の後、
ある学生さんから質問を受けました。

 

 

自主的に資格試験にチャレンジするため
現在 独学で試験勉強をなさっている方です。

 

 

講座の後、
こういう質問をいただけるのって
私はとっても嬉しいです。

 

講義をして
何もそれ以外の関わりがない講座やセミナーって、
なんだかつまらないじゃないですか。

 

 

だからこういうご質問を頂ける機会って
貴重だな〜って感謝しています。

 

 

下手な人のペンキの塗り方

 

その方にお伝えしたのは
「ペンキ塗り」の話です。

 

ペンキで壁を塗る場合、
下手な人は「一発で塗ろう」と考えます。

 

 

刷毛(はけ)にペンキをベットリとつけ、
一番上から塗り始めます。

 

 

するとどんどんペンキが
下に垂れてきます。

 

 

ベットリ塗った跡が
壁にくっきり残ります。

 

 

ペンキの分厚い部分・薄い部分に
ムラがあります。

 

最初の方はペンキがあったのに
最後の方にはペンキがなくなり
かすれてきます。

 

 

これが下手な人のペンキの塗り方です。

 

 

上手い人のペンキの塗り方

 

 

上手い人は違います。

 

まずはローラーを用意し
薄く全体的にペンキを塗ります。

 

乾いてから
再びペンキを塗っていきます。

 

 

これを何度か繰り返すと、
塗った跡も残りませんし、
垂れることもなく壁にペンキを塗れます。

 

 

ムラなくきれいに
ペンキを塗ることが出来るのです。

 

 

 

効果的な勉強の仕方はペンキの塗り方と同じ!

 

 

…なぜ私はペンキ塗りの話をしたのでしょう?

 

 

実は資格試験を始めとする
勉強の仕方(暗記の仕方)と
ペンキ塗りは全く同じなのですね。

 

 

勉強が苦手な人は
「最初から一度に覚えよう」としてしまいます。

 

 

そのため、
参考書も問題集も
最初の30ページの内容は
完璧に覚えていても、

そこで力尽きてしまいます(笑)

 

 

結果、300ページまである教材を
最後まで読めないまま
試験当日を迎えてしまうのです。

 

 

これでは受かるはずがありません。

 

 

ムラもムダも大きいです。

 

 

 

薄くていいから、何度も繰り返す!

 

 

ではどうすればいいのでしょうか?

 

ポイントはペンキ塗り同様
「薄く何度も」です。

 

 

まずはわからなくてもいいから
参考書や問題集を最後まで
読み切ることです。

 

特に参考書を読む時、

「あれ、これ、どういうことだろう?」

そう思って立ち止まるのではなく、

「最後まで読んだらわかるはず!」

と信じて「適当」でもいいから
最後まで読み終えることです。

 

そして一度読み終えたら
二度目・三度目と読んでいくのです。

 

 

私の経験論ですが
5回くらい読んだら
なんとなく全体像を理解できてくるはずです。

 

 

ペンキ同様、
薄くいいので
まずは最後まで取り組む。

 

 

それを何度も重ねるうちに
記憶にも定着していくのです。

 

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

 

勉強の基本はペンキ塗りと同じ。
薄くていいからまずは全体に取り組む!
それを何度も重ねていく! 

 

何度も読んだら、頭に残る!

 

昔から
「読書百遍(ひゃっぺん)意自ずから通ず」
ということわざがあります。

 

 

難しい本も
100回も読んだら自然に意味がわかる、
ということを述べたことわざです。

 

 

これを覚えておくと
「この参考書、よくわからないけど
とりあえず最後まで読んでしまおう」
と取り組めるようになります。

 

 

ちょっとくらいわからなくても
ガマンして読む。

 

 

最後まで読めば

「あれってこういうことかも」

自然とわかるようになることも
多いものです。

 

 

1回最後まで読んだら、
こんどは2回・3回・4回・5回と
繰り返すこと。

 

 

繰り返すほど
記憶のペンキが厚くなります。

 

少しずつ塗り重ねるうちに
理解も含まります。

 

 

記憶の重ね塗りが進むほど
自然に頭に知識が入っていくのです。

 

 

最初から完璧な理解を求めるな!

 

ところで。

 

最悪なのは
「1回で全部理解しよう」
と考え、
無理をすることです。

 

 

「この本、よくわからない…。
じゃあ、別の本にしよう!!」

そう考えて、
せっかく半分まで読んだ本を放り出し、
また新たな本を買ってきてしまいます。

 

 

すると記憶が整理されることなく
断片的なものになります。

 

上の方だけ大量にペンキを塗ったために
垂れてしまった壁のように、
ムラだらけな記憶となってしまうのです。

 

 

 

…ということで、
まずは

「薄い理解でいいから
参考書を最後まで読む」

「何度も読んで記憶を少しずつ
分厚くしていく」

 

という取り組みからはじめてみてはいかがでしょうか?

 

 

ぜひあなたの学習の参考にしていただければ
幸いです!

(実際この方法で、
いま私も資格試験に挑戦していますし)

 

☆勉強の仕方をまとめました↓

知ってトクする!キャリアアップ直結の勉強法をお伝えします!

ではまた!


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