ワザ・専門性を伸ばすより、
人間的魅力を高め
周囲との仲を深めていく努力をする!
塾をやっている方からのご相談。
最近、私のもとに
「塾をやっているんですけど、
どうやって経営していいか
アドバイスいただけませんか」
という相談をする方が
出てきました。
「私の指導力はイマイチなので
もっと力をつけないといけないと
思っているんです!」
そういう声も聞きます。
そういう場合、私は
「指導力や能力だけが
全てではないですよ」
とアドバイス差し上げるようにしています。
実力・実績はNo.1でなくてもお客さんに来ていただける
むろん、塾って指導力や
実力が必要なのは論を待ちません。
ですけど、
私、自分の経験から言えるのは
別に塾って「実績」や「能力」が1番でなくても
お客さんに来ていただける、ということです。
それは「熱心さ」であったり
「つながりの深さ」だったり
「人間的魅力」であったりします。
別に「実績」「能力」が高くなくても、
いいわけです。
(高いにこしたことは
ありませんが)
実は私、
起業当初は
「自分の塾は能力がNo.1」
だとか、
「オリジナルな指導方法」
だとか、
よくそうブログなどで言っていました。
能力が高いことを言えば
来てもらえると勘違いしていたからです。
ですけど、
塾を経営しているうちに
だんだんわかってきました。
仮に指導力や実力だけあっても、
けっきょく塾は運営できない、ということです。
正直な話、
どんなサービスも
「ウチじゃないとできないサービスがある」
ことって、
ほぼないわけです。
【社会人の方に文章の書き方をお伝えする】
という、
一見マイナーに見える
ウチの塾でさえ、
同業他社は存在しているのです。
あんまり真剣に調べていませんが、
私よりも実績や能力が上の人も
たぶんいるはずなんですよね。
でも、「それでも」私の塾に
通い続けてくださっている方が
いらっしゃるわけです。
それは「立地」が理由かもしれませんが、
私・フジモトの「人柄」「キャラ」に
賛同して来てくださっている方も
いらっしゃるかもしれないのですね。
(だとしたら嬉しいです)
ネットの時代になればなるほど、
「実力」や「能力」には
いくらでも上が見つかるようになりました。
「対面」という形ならば
移動にかかる時間がありますが、
それすらZOOMなどを使うと
もはや移動時間ゼロです。
つまり、札幌にいながらにして
東京の優秀な人物に教わることも
可能なのですね。
…ということは逆に言えば
「実力」「能力」「実績」を誇る場合、
No.1でないと仕事が来ない、ということです。
つまり、塾でいえば
「指導力No.1」
「合格者数累計No.1」
「講師歴No.1」などでないと
生き残れない、ということになります。
実際、一部の業界では
「No.1」が仕事を
総取りしています。
AmazonもFacebookもGoogleも、
言ってしまえばそういう存在です。
でも。
人間って、何も
「No.1」だけに仕事を依頼するわけでは
ないんですよね。
昔からつながりがあったり、
「この人の生き方がいい」と
共鳴してくれていたり、
話があったり、
価値観があったり。
実績・能力が
必ずしも高くなくても、
こういう要素がある人に
仕事を依頼しています。
それが人間の不思議さです。
なぜかと言うと、
仮に能力が「そここそ」でも、
「まあ、この人にお世話になっているから
この人にお願いしよう」
という動機になるからです。
今回のポイント
今回のポイントです。
ワザ・専門性を伸ばすより、
人間的魅力を高め
周囲との仲を深めていく努力をする!
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ワザ・専門性が仮になくても来てもらえる塾に。
私も起業して
4年経ちました。
それくらい経営していると、
「実力」「能力」よりも
「人間関係」や「つながり」「人間的魅力」の
大事さを実感するようになってきます。
なぜかと言うと、
確かに自分の技術や専門性を伸ばす努力って
大事ですけど、
自分以上に能力が高い人って
探せばゴロゴロいることに
どこかの時点で気づくようになるからです。
それでもあきらめず努力するのも大事ですが、
それ以上に
「たとえ能力が1番でなくても
〇〇さんに仕事を頼みたい」
という人を1人でも多く見つけることのほうが
大事なのだと思います。
テレビを見てもそうです。
元マッキンゼーのコンサルなど
華々しい活躍をしていた方が、
急に活躍を見なくなることってありますよね。
なんで姿を観なくなるかと言うと、
もともと「元マッキンゼー」や「実力No.1」
という肩書で売っていた人って、
別の「元マッキンゼー」や
もっと実力が高い人が出てきてしまうと
もう存在価値がなくなってしうからです。
一見最強に見えるような肩書であっても、
年々「元マッキンゼー」の人は増えていき、
年々その人よりも能力の高いコンサルタントさんは
増え続けていくのです。
だからこそ
「実力No.1」にこだわり続けると、
もっと実力が高い人が出たとき
競争に負けてしまうのですね。
であれば、
たとえ実力が「そこそこ」でも、
「やっぱり○○さんにお願いしたい」
という関係がある人のほうが
お客さんと楽しく仕事していくことが
出来るわけです。
私は元 高校教員のため、
「能力を伸ばすため
人知れず努力を続ける」
ことの大事さをよく知っています。
ですけど、能力を伸ばしても、
人間的魅力がゼロなら、
「能力は高いかもしれないけど、
あんな人に仕事を頼みたくない」
と言われてしまいます。
ですから「能力」だけでなく、
「たとえ能力がそこそこであっても
○○さんに仕事を頼みたい」
と言ってもらえる人間関係、
作っていく努力が大事ですね!
私も今後そう言われるようにしていきたいな、
と思っています。
ではまた!
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