あの武田信玄も使っていた?集中できる「缶詰スペース」を自分で用意しておくべき理由!

今回のポイント
集中したいときに「こもって」作業できる
自分用の「缶詰スペース」、
持っていますか?

集中したいときに限って邪魔が入る…

 

「集中したいときに限って
電話がかかってくる…」

「集中したいときに限って
急ぎの依頼をされてしまう…」

こういう経験って
ないでしょうか?

 

学校教員時代、
こういうことがよくありました。

 

テスト問題の作成や
採点をしたいのに
急遽の依頼が入る…。

来年度の授業計画を考えている
途中に雑用を依頼される…。

 

 

けっこうよくありました。

 

 

依頼や雑用を片付けると、
さっきまでの集中が
一気に消えてしまい、
よけいに時間がかかってしまう。

 

 

こういうこともよくありました。

 

 

  「どこかで集中して作業したい…」

 

そういう思いから、
業務後に
喫茶店やネットカフェなどで
仕事を片付けたのも
いまではいい思い出です。

 

缶詰スペースを用意しておくメリット

 

集中してものを考えたり、
集中して作業をしたりしたい。

 

そういう時、
誰にも邪魔されない
スペースがあると便利ですよね。

 

 

こういうものを「缶詰スペース」と
言うようです。

もとは作家が原稿執筆のみに集中できるよう、
出版社がホテルや旅館に作家を閉じ込めたのが
「缶詰」の始まりのようですね。

 

 

 

人にムリヤリ「缶詰」にされるのはイヤですが、
来年度の計画や
集中して取り組みたい業務に取り組む時など、
自主的に「缶詰」を用意するのは役立ちますね。

 

 

私はふだん一人で事務所で
仕事していますが、

それでも急遽来客があったり、
急ぎの依頼を受けることもあったりします。

 

 

そういうとき、
近くの喫茶店にこもることがあります。

 

 

いうなれば
喫茶店が「缶詰スペース」なわけですね。

 

 

こういう「缶詰スペース」を
いくつか用意しておくと、
集中したいときに
かなり便利です。

 

あの武田信玄も缶詰スペースを用意していた!

 

実はこの「缶詰スペース」、
なにも私や作家さんだけではなく、
なんと戦国大名も用意していたようですね。

 

戦国時代の
名将・武田信玄も
「缶詰スペース」を
持っていたようです。

 

織田信長も
恐怖した武田信玄。

 

豪胆かつ繊細な感覚で
領国経営も他国との外交を行っています。

 

 

こんな武田信玄が
集中してものを考えたい時、
家臣に作らせた「缶詰スペース」に
こもっていました。

 

 

大名なだけあって
専用のスペースを作っていたのです。

 

 

なんと、この専用スペース、
「信玄専用トイレ」
のなかにあったのです(笑)

 

 

偉大な戦国大名である信玄が
領国経営や
戦略を練るのは
なんと「専用トイレ」だったのですね。

 

 

(出典としては
池波正太郎さんの小説です。
文脈的におそらく完全な「創作」ということは
ないかと思いますので、念のため)

 

 

「かつて、信玄が住み暮らしていた
古府中(甲府)の本丸曲輪(くるわ)に
あった居館は、
四十五度の傾斜をもつ
大切妻屋根の建物であったが、

その西側に、
[御くつろげ所]
と、よばれる信玄の居間があった。

(…)
そして[御くつろげ所]につづいて
[看経(かんきん)ノ間(ま)]というのがあり、
信玄はこの仏間に先祖の位牌をまつり、
経文をよむ。

看経ノ間の奥に、
信玄専用の厠(かわや)がある。
この便所は六坪であった。

畳敷きにして十二畳もの
ひろさをもつ便所に、
信玄は朝と夜の二回、
かならずといってよいほど入る。
入って数時間は出て来ない。

領国の政治から、
先陣の研究、
他国への外交など、
いっさいの思案が
便所の中でおこなわれる」

(池波正太郎『真田太平記』合本
Kindleサンプル版 No.2148-2158/7531)

 

 

このトイレですけど、
当時は「くみ取り式」しかなかったわけです。

 

 

さぞ臭ったことと思いますが、
そうでもなかったようです。

 

実はこのトイレ、なかなか
設備がよかったようです。

 

「単なる厠ではなかったろう。

畳を敷いてあれば、
脇息(きょうそく)もおいてあったろうし、
机、筆紙の用意も
おそらくととのえてあったに
ちがいない。

また、そこで信玄が、
「用を足した……」
ことも事実であったろう。

信玄の好む香がたきこめられ、
物音ひとつせぬ厠の中で、
ひとりきりになった
武田信玄は
どのような顔つきをしていたで
あろうか……」
(同 2154-No.2159/7531)

 

 

脇息というのは
「ひじかけ」ですね。

 

トイレと言うよりも、
いまでいう
「ビジネスホテル」的設備を
整えた部屋を用意していたようです。

 

 

作家・池波正太郎さんの
想像の部分もあるでしょうが、

戦国の英雄が「専用トイレ」で
思索を練っていたというのは面白い
ことだと思います。

 

一人でこもれる「缶詰スペース」、持っていますか?

 

 

あなたにはこういった
「一人でこもって思索を行う」
場所、つまり「缶詰スペース」を
もっているでしょうか?

 

別に信玄のように
わざわざ作らせる必要はありません。

 

 

行きつけの喫茶店など、
「缶詰スペース」を見つけておくと
いざという時役立ちますよ!

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・
集中したいときに「こもって」作業できる
自分用の「缶詰スペース」、
持っていますか?
・・・・・・・・・・・・・・  

 

缶詰スペースを用意して、「まとまった仕事」に取り組む!

 

じっくりものを考えたり
集中して作業をしたりしたいとき、
「缶詰スペース」を用意できるかどうかって
すごく重要です。

 

特に、集中したいときに限って
電話がかかってきたり、
急ぎの用件を依頼されたり
しがちです。

 

でも、これだと
まとまった仕事は
いつまでもできないままです。

特に、「毎日ブログを書く」
といった作業にも取り組みにくくなります。

 

だからこそ、
「缶詰スペース」を
自分なりに用意しておくことを
オススメします!

 

 

ともあれ、
集中したいときに
こもれる場所、

自分なりに確保しておくと
仕事の効率や勉強の集中度が
グンとアップしますよ!

 

ではまた!


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