作文の書き方100 論述・小論文試験のコツは「詳しいテーマに引き寄せる」こと!

今日のポイント
論述・小論文試験では
自分が得意とするテーマに
引き寄せて回答しよう!

「論述・小論文試験って、こんな短時間に何を書いたらいいの…」と悩んでませんか?

 

☆今回の内容は動画でも解説しています。
お忙しい方はこちらから聞き流してみてください。

いま、大学4年生の就職活動が
スタートしています。

あと2ヶ月もすれば
公務員試験もスタートします。

 

人によっては大学院入学試験が
6〜7月にある、という人も
いらっしゃるかも知れません。

 

こういった就職試験や公務員試験・大学院入学試験などで
「論述」試験・
「小論文」試験がある人も
いらっしゃるかもしれませんね!

 

   「ああ、憂鬱だ…」

そう感じている人も
多いことと思います。

 

こういう試験って、
文字数が多い割に
時間がシビアです。

 

 

例えば、北海道庁の職員採用試験のA区分(大卒程度)では
「90分1,200字」という出題も多いです。

    「こんな短時間に
これだけの字数で何を書けばいいか、
わからない」

そんな方も多いですよね。

 

論述・小論文試験のコツは「自分の得意テーマに引き寄せる」こと!

 

実はこういった就職試験や公務員試験・
大学院入学試験の
論述・小論文試験には
コツがあります。

 

 

 

そのコツ、
知りたいですか?

 

 

意外と知られていないのですが、
論述や小論文試験の際には
「自分の得意テーマに引き寄せる」
というテクニックが有効です。

 

 

例えば、あなたは
大学で「商店街活性化」について
研究をしているとしましょう。

経営学部で
卒業論文を
「商店街活性化」で書いているとします。

 

 

そんなあなたが公務員試験を受験する際、
あらゆるテーマを「商店街活性化」に
引き寄せて回答すればいいのです。

 

 

北海道公務員試験A区分で出題された過去問の検討

 

例えば、公務員試験で
こんな内容が出題されたとしましょう↓

ここで書くのは実際に出題された問題です。

  ▼平成25年度 北海道公務員試験A区分(大卒程度)
  一般行政・教育行政・警察行政

「本道(注 北海道のこと)の広域分散型の地域構造は、
積雪寒冷の気象条件と相まって、
交通や流通、各種サービスの提供などの
制約要因となっており、
人口減少はその傾向に拍車をかけることにつながっている。
このような状況を踏まえ、
今後のまちづくりについて、
道としてどのような取り組みを行うべきか。
その理由と考え方について具体的に述べなさい」

 

 

この問題、90分の受験時間で
1,200字の回答が求められています。

 

 

大変そうな試験ですね!

 

書くべき要素

 

この問題の場合、書くべき要素は3つです。

(1)広域分散型である、北海道の現状を分析する
(2)北海道として今後行うべき取り組みの内容(考え方)を書く
(3)(2)の理由を書く

 

この問題の場合、
(1)で「広域分散型」のため
都市が無秩序に拡大してしまっていることや
それによる中心市街地の空洞化が進んでいることを
指摘します。

 

除雪や介護・医療サービスも
広域化することで提供が難しくなっている側面を
書くのです。

 

その後、(2)では
あなたの専門である
「商店街活性化を推進すべきだ」
という内容を書きます。

(3)では
都市中心部にある商店街活性化を支援することで
中心市街地への集住が促進されること、
中心市街地の賑わいが創出され
都市の魅力が高まり観光にも有利に働くこと、
などを書きます。

 

その結果、
「人口現象に歯止めになる」
などと指摘をするのです。

 

 

 

どうでしょう?

ゼロから「広域分散型の北海道行政をどうするか」
考えるよりも、
圧倒的に速く・ラクに回答することが
できますね!

 

 

その上、自分の得意テーマに引き寄せれば
ゼロから考えるよりも
質の高い回答をすることができるのです。

 

 

北海道の職員採用試験は
90分で約1,200文字書く必要があります。

 

90分でこれだけの内容を書くのは
かなりしんどいです。

ゼロから原稿を書いていると
書き上げるのは困難でしょう。

 

だからこそ、
論述や小論文試験では
自分が得意とするテーマに
引き寄せて答えるのです。

 

あらゆる問題を自分の得意テーマに引き寄せる!

 

今回の例のように、
たとえば「商店街活性化」に詳しいなら
あらゆる問題を
「商店街活性化」に寄せて
書いていくことです。

 

卒論で扱っている事例も回答に書けば
他の人よりも詳しいことをアピールできるのです。

 

自分の得意テーマがない場合は?

 

「でも、私、
何も得意テーマがないんです…」

そんな方もいらっしゃるかも
しれません。

 

そんな時は
過去問を解いていく中で
一度 書いたことのある回答を
本番の試験でも活かして書いていくことを
オススメします。

 

 

試験時間が限られている中で
ゼロから原稿を書くのは
大変です。

だからこそ、
一度でも書いたことがあるような内容で
答案を書くほうが良いのです。

 

今日のポイント

 

今日のポイントです。

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論述・小論文試験では
自分が得意とするテーマに
引き寄せて回答しよう!
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人前でスピーチをする場合も役立つ!

 

実はこの方法、
論述や小論文試験にだけ
役立つのではないのです。

 

たとえば人前でスピーチをしたり
自分の意見を言ったりするときも
自分の得意とするテーマに
引き寄せて話せばいいのです。

私もそれを実行しています。

何かの会で、

「藤本さん、
なんでもいいから話してください」

などと無茶振りされる機会があります。

 

そんな時、私はゼロから考えるのではなく
自分の得意テーマに引き寄せて話をしています。

私の得意テーマは
いくつもあるので、
それだけで対応できるのです。

 

例えば、こんなふうに↓

「私は学校教員を辞めた後、
見切り発車で起業しました。
こんな起業をしたので、
お客ゼロ・売上ゼロでスタートしました。

そんな状態が半年続きました。
まさにどん底でした。

その状態を、私はたった一つのことで
乗り越えることができたのです。

それは毎日ブログを書く、ということでした」

 

私の得意テーマは
ブログによる起業のやり方なので
こうやって話すと自分の得意テーマに
引き寄せて話すことができます。

 

「自分の得意テーマに引き寄せる」
という方法、
私だけではなく、
講師として有名な人の多くが
やっています。

 

 

ゼロからその場で考えていると、
時間もかかりますし、
クオリティも低い話になるのですね。

 

すると講師としての信頼が
一気に下がってしまうのです。

 

 

ぜひ論述試験や小論文試験の際、
また人前でスピーチをするときなど
「自分の得意テーマに引き寄せる」
というコツを実践してみてくださいね!

 

ではまた!

☆完全に余談ですが、
「札幌駅前 作文教室ゆう」開業前から
書いてきた「作文の書き方」シリーズの記事、
ついに「100」を達成しました!

(途中、このシリーズを完全に失念していたため
これだけ時間が経ってしまいました 笑)

今回のように「作文の書き方」を
100本以上まとめています!

「もっと書き方を学びたい!」

という方はこちらをどうぞ。

知るだけで文章力がアップする!作文の書き方100のコツ

 


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